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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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あっというまに、1月も31日である。ノンバーバル映画「鬼 The Oni」の締切の日である。

1月27日、名張公民館で謡曲を録音して以来、というか、正確には録音のあと、小腹ふさぎにラーメンでも食うかということになって、スタッフ一同で上八町の敦煌まで歩いたところ、休業。しかたないな、と自動車三台で蔵持町原出の天理スタミナラーメンまで伸したところ、休業。こうなったら意地でもラーメン食ってやる、と下比奈知のアピタ名張店まで移動し、一階にある点心飯店にようやく落ち着いた。伊賀市の希望が丘西に本店、桐ケ丘に青山店を置く瑞福祥の系列店である。1月12日の映画ロケの記事が大きく掲載された新聞のコピー四枚を店のおねえさんにみせびらかし、おおいに自慢したところ、ちょっと読ませてください、とおねえさんがコピーをすべて店の奥にもってゆき、点心飯店が全店あげて全従業員で熟読してくれた。せっかくだからサインでもしとくか、とおねえさんに色紙を頼んだのだが、この申し出はリジェクトされた。その点心飯店を出て、アピタ名張店の駐車場で別れて以来、スタッフには会っておらず、メールと電話でやりとりしているだけなのだが、謡曲の録音以降も、編集作業は順調に進んだようである。

吉本興業の新矢由紀さんのブログに、謡曲録音時のあれこれが掲載されているので、リンクを掲げておく。

永遠のJガール:名張能楽振興会の皆さま ありがとうございました(1月27日)

Jガールのあねさんの許諾のもと、このエントリから名張能楽振興会のみなさんの写真を転載しておく。写真をブログなどに掲載することの許可は、撮影時にスタッフが頂戴していたので、おおっぴらに載せておく。「鬼 The Oni」のメイキングをつくるさいには、この日の写真を静止画像で挿入したいものである。

20090131a.jpg

それにしても、ちょうど一か月である。名張能楽振興会に協力を依頼したのは、以前にも記したとおり去年のおおみそか、12月31日午前のことであった。12月30日に脚本の第一稿があがり、その時点でようやく、般若の面をつけた狂女が能舞台に立つこと、BGMに謡曲「鉄輪」をつかうことを決めたのだから、あとはもう一瀉千里、といってしまえば聞こえはいいけれど、いまからふり返ると実際には綱渡りみたいなものであった。年明け以降、名張能楽振興会のみなさんには、1月11日の新春謡曲仕舞大会を終えたあと、翌12日に映画のロケ現場で能の所作指導、つづいて二度ほど集まって「鉄輪」を稽古していただいたあと、27日の録音という運びになった。くどいようだが、感謝に堪えない。

ところで、映画のダイエットはどうなったのか。ご心配なく。みごとに成功した。九分五十五秒の長さだったノンバーバル映画「鬼 The Oni」は、五分ちょうどに短縮された。いまや体脂肪率ゼロの状態である。スタッフからインターネット経由で送られてきたWMVファイルで確認したところ、五分間のうち大阪および近鉄特急車内のシーンは三十三秒、残る四分二十七秒はすべて名張市内で撮影された映像である。名張市のプロモーションフィルムとして、おおいに胸を張れる内容となった。

吉本興業の許可を得て、タイトルシーンの静止画像を掲載しておく。タイトルバックは、日が暮れ、寒風が吹き、大地が凍り、雪が舞う赤岩尾神社での撮影となった。出演していただいたのは、滝之原上出獅子保存会、滝之原中出獅子保存会、滝之原下出獅子保存会のみなさん。これもくどいようだが、やはり感謝に堪えない。

20090131b.jpg

さて、主役を張ったうちの犬である。映像として登場するのは、五分間のうちせいぜい十秒ほどである。ダイエットの都合上、うちの犬のかわいいお尻にケツつながりで「結」というエンドマークを重ねるプランはリジェクトになったのだが、かわいいお尻そのものは映像として生かされている。しかも、これは脚本になかったことなのだが、エンドマークがわりにうちの犬のアップで作品を締めることになった。小春ちゃんファンに朗報、といったところであろう。ついでだから、最後のシーンの画像もごらんいただく。

20090131c.jpg

赤岩尾神社の神体である磐座と、磐座はいわくらとお読みいただきたいのだが、その磐座とうちの犬の顔が二重写しになっている。きわめて象徴的で、すこぶる秀逸なラストシーンとなった。

最後に、ノンバーバル映画「鬼 The Oni」で堂々の主役を張った小春という名のうちの犬が、ご閲覧の諸兄姉に神のメッセージを伝えたいというので、ここに掲載しておく。ちょっと必要があって、昨年12月16日に出版された『戸川みゆき・渕上真希のワンダーランドインタビュー』(共編:嶋村吉洋、渕上瑞樹、発行:日本流通産業新聞社、発売:サクセスマーケティング、定価:本体1905円)という本を購入したところ、冒頭にこれが掲載されていた。この本ではマザー・テレサのことばだとされていて、ネット検索で調べてみても、世間ではだいたいそういうことになっているようなのだが、正確にいえば、たまたまマザー・テレサがメッセンジャーになったというだけの話であって、もともとは神のことばなのである。心して読まれよ。

   
あなたが善を行うと、利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう。
気にすることなく、善を行いなさい。
目的を達成するとき、邪魔立てする人に出会うでしょう。
気にすることなく、やり遂げなさい。
良い行いをしても、おそらく次の日には忘れられるでしょう。
気にすることなく、し続けなさい。
あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷つけるでしょう。
気にすることなく正直で、誠実であり続けなさい。
あなたが作り上げたものが、壊されるでしょう。
気にすることなく、作り続けなさい。
助けた相手から、恩知らずの仕打ちを受けるでしょう。
気にすることなく、助け続けなさい。
あなたの中の最良のものを、世に与えなさい。
けり返されるかもしれません。
でも気にすることなく、最良のものを与え続けなさい。

けっ、たかが神ふぜいがなーに偉っそうなことほざいてやがる、などとお思いの諸兄姉には、たぶん神罰がくだると思うぞ。
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