三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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さらにひっぱる。7月5日に催されたやなせ塾第二回の話題である。テーマが「江戸川乱歩を知る」というものだったので、名張ロータリークラブから「少年少女乱歩手帳」をご寄贈いただき、ご来場各位への配りものとした。同クラブが発行し、名張市と旧青山町の中学生全員にプレゼントする手帳である。
手帳といっても、A3サイズ一枚の印刷物である。
こちらA面。
こちらB面。
これがなぜ手帳になるのかというと、中央に一本、切り込みを入れてあるからである。
図の赤い実線が、切り込みである。点線部分に折り目を入れて、うまく折りたためば、手帳みたいな感じになる。
最初から折りたたんだものを提供すればいいではないか、との意見もあろうが、それでは面白くない。完成品を手渡すよりは、中学生諸君にも完成までのプロセスに加わってもらい、それぞれの手で完成品をしあげてもらいたい。折りたたみかたには人によって微妙なずれが生じるはずだから、これすなわちオンリーワンである。むろん、ちょっとした頭の体操になるし、おおげさにいえばミステリーへのチャレンジにもなる。
それに、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズが連載されていた「少年」や、「ぼくら」「冒険王」「少年画報」などといった往年の月刊少年雑誌には、かならず別冊付録というのがついていて、男の子は夢中になってそれを組み立てたものであったが、これはその興趣を、現代の中学生諸君におぼろげながら追体験してもらう試みでもある。だから、A3の紙一枚に切り込みを入れただけで提供するのがよろしい。
などといったねらいを名張ロータリークラブ側にお伝えしたのだが、それ以外に、製作費をできるだけ切りつめなければならないという、非常に切実な問題もあった。クラブ側からは、中学生諸君に乱歩のことを紹介する冊子をつくりたい、との申し出をいただいたのだが、ちゃんとした冊子つくるにゃ予算額がひとけた少ねーだろーが、てめーらなーに考えてんだ、みたいな状況であったので、A3サイズ一枚の印刷物とし、さらには折りの手間賃をゼロとするため、あえて折りたたまなかったのだと勘ぐっていただいても結構である。
それでこの「少年少女乱歩手帳」、実際にできあがったのかどうか、いまだに不明である。7月5日、やなせ塾第二回の時点では、印刷は終了していたもののまだ切り込みが入っておらず、名張ロータリークラブメンバー渾身の手作業によって一枚一枚、切り込みを入れていただいたものを配りものとした。以来一週間以上たつのだから、もうできあがっているころだとは思うのだが、いったいどうなっておるのか。なにしろ6月30日の年度末を目前にした予算消化事業だから、クラブメンバーから当方に相談の入った時期がいかにも遅く、したがって完成も遅くなっている。
そういえば、やなせ塾第二回のもうひとつの配りもの、二銭銅貨煎餅を購入するため中町の山本松寿堂に足を運んだときにも、やなせ宿に置いてあると新聞で報道されていたので、「少年少女乱歩手帳」を入手するべくやなせ宿を訪れたのだが、そんなものはどこにもなかった、とご主人からお叱りをいただいた次第であった。夏休みを迎えるまでに、中学生諸君は手帳を手にすることができるのであろうか。ミステリーだよなあまったく。
ともあれ、ロータリークラブだの、あるいはライオンズクラブだの、ああいったものは、実態についてはほとんど何も知るところはないのだが、ちょっと見の印象だけでいうならば、無教養きわまりないスノッブ団体ではないかと思う。しかし、たとえそんな団体であっても、また、年度末のかけこみ消化事業であっても、当方のごとき有能なコンサルタントに依頼しさえすれば、そこそこのことができるのである。なかなかのものである、と人からうっかり賞讃されるようなこともできるのである。ロータリーやライオンズにはかぎらない。市民から無策無能無責任とすっかりばかにされている名張市や名張市教育委員会も、頭をつかわねばならぬ事態が出来したらいつでも相談してきなさい。ていうか、たまにゃ頭もつかえよな。どうぞごひいきに。
手帳といっても、A3サイズ一枚の印刷物である。
こちらA面。
こちらB面。
これがなぜ手帳になるのかというと、中央に一本、切り込みを入れてあるからである。
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┃ :少年少女: : ┃
┃ :乱歩手帳: : ┃
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図の赤い実線が、切り込みである。点線部分に折り目を入れて、うまく折りたためば、手帳みたいな感じになる。
最初から折りたたんだものを提供すればいいではないか、との意見もあろうが、それでは面白くない。完成品を手渡すよりは、中学生諸君にも完成までのプロセスに加わってもらい、それぞれの手で完成品をしあげてもらいたい。折りたたみかたには人によって微妙なずれが生じるはずだから、これすなわちオンリーワンである。むろん、ちょっとした頭の体操になるし、おおげさにいえばミステリーへのチャレンジにもなる。
それに、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズが連載されていた「少年」や、「ぼくら」「冒険王」「少年画報」などといった往年の月刊少年雑誌には、かならず別冊付録というのがついていて、男の子は夢中になってそれを組み立てたものであったが、これはその興趣を、現代の中学生諸君におぼろげながら追体験してもらう試みでもある。だから、A3の紙一枚に切り込みを入れただけで提供するのがよろしい。
などといったねらいを名張ロータリークラブ側にお伝えしたのだが、それ以外に、製作費をできるだけ切りつめなければならないという、非常に切実な問題もあった。クラブ側からは、中学生諸君に乱歩のことを紹介する冊子をつくりたい、との申し出をいただいたのだが、ちゃんとした冊子つくるにゃ予算額がひとけた少ねーだろーが、てめーらなーに考えてんだ、みたいな状況であったので、A3サイズ一枚の印刷物とし、さらには折りの手間賃をゼロとするため、あえて折りたたまなかったのだと勘ぐっていただいても結構である。
それでこの「少年少女乱歩手帳」、実際にできあがったのかどうか、いまだに不明である。7月5日、やなせ塾第二回の時点では、印刷は終了していたもののまだ切り込みが入っておらず、名張ロータリークラブメンバー渾身の手作業によって一枚一枚、切り込みを入れていただいたものを配りものとした。以来一週間以上たつのだから、もうできあがっているころだとは思うのだが、いったいどうなっておるのか。なにしろ6月30日の年度末を目前にした予算消化事業だから、クラブメンバーから当方に相談の入った時期がいかにも遅く、したがって完成も遅くなっている。
そういえば、やなせ塾第二回のもうひとつの配りもの、二銭銅貨煎餅を購入するため中町の山本松寿堂に足を運んだときにも、やなせ宿に置いてあると新聞で報道されていたので、「少年少女乱歩手帳」を入手するべくやなせ宿を訪れたのだが、そんなものはどこにもなかった、とご主人からお叱りをいただいた次第であった。夏休みを迎えるまでに、中学生諸君は手帳を手にすることができるのであろうか。ミステリーだよなあまったく。
ともあれ、ロータリークラブだの、あるいはライオンズクラブだの、ああいったものは、実態についてはほとんど何も知るところはないのだが、ちょっと見の印象だけでいうならば、無教養きわまりないスノッブ団体ではないかと思う。しかし、たとえそんな団体であっても、また、年度末のかけこみ消化事業であっても、当方のごとき有能なコンサルタントに依頼しさえすれば、そこそこのことができるのである。なかなかのものである、と人からうっかり賞讃されるようなこともできるのである。ロータリーやライオンズにはかぎらない。市民から無策無能無責任とすっかりばかにされている名張市や名張市教育委員会も、頭をつかわねばならぬ事態が出来したらいつでも相談してきなさい。ていうか、たまにゃ頭もつかえよな。どうぞごひいきに。
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