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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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6月1日、名張市役所一階大会議室、名張まちなか再生委員会総会、議案第三号「平成20年度事業計画(案)について」。

これである。

20080606a.gif

なんかもうどうだっていいような気もしてきたけれど、このページにある「平成20年度市事業予算」を引き写す。今年度、名張まちなか再生委員会はどんな名目でどれだけの税金をつかうのか。

・城下川沿い道路整備………………………………2180万0000円
・太鼓門散策道整備…………………………………0640万0000円
・桝田医院第2病棟跡地乱歩生誕地碑広場整備…1430万0000円
・まちづくり活動推進事業…………………………0450万0000円

全部でいくらか。

・合計…………………………………………………4700万0000円

昨年の半分に満たぬ予算額である。

で、どうもおかしい。このページには、「名張まちなか再生委員会討議概要」と「平成20年度市事業予算」が掲載されていて、後者の事業はいま転載したとおり。これらはもちろん、前者の欄にもあげられている。それぞれの事業を手がけるプロジェクト、あるいは委員会の項目として、よっつのうちみっつの事業名が記されているのである。

・水辺整備プロジェクト
……城下川沿い道路整備事業
・歩行者空間整備プロジェクト
……太鼓門散策道整備事業
・乱歩関連事業検討委員会
……乱歩生誕地碑広場整備事業
・(不明)
……まちづくり活動推進事業

総会で手をあげて質問し、確認したところでは、これら四件の事業予算は、名張市の3月定例会で可決された一般会計当初予算に盛りこまれている。つまり、名張まちなか再生委員会が総会でこの議案を承認してもしなくても、そんなことはまったくおかまいなしに、城下川沿い道路、太鼓門散策道、乱歩生誕地碑広場、これらの整備事業は名張市の手でとっとことっとこ進められてしまうのである。討議もくそも関係あるまい。

話の流れがおかしいのである。名張まちなか再生委員会による討議というのであれば、それは昨年度までに終了していてしかるべきである。その討議の結果を受けて、名張市が今年度予算にたとえば城下川沿い道路の整備費を盛りこんだというのであれば、少なくとも流れとしては問題あるまい。しかし実際には、そんな流れになってはおらぬ。すでに予算が可決されてしまった事業についていくら討議したところで、討議の結果はどこにも反映されぬはずである。

ほかのことはよく知らぬけれど、乱歩生誕地碑広場の整備にかんしては、いささかの知見がある。5月27日付エントリ「再生委員会乱入を希望す」に記したところを引く。前日、名張市役所で開かれた乱歩関連事業検討委員会の報告の一節である。

   
たとえば、新年度の事業計画に「乱歩生誕地碑広場整備事業」があげられていた。幼稚園児の切り貼り遊びというしかない案内板が設置された、あの桝田医院第二病棟跡の問題なのであるが、こんなものは検討したところでほんとに意味がない。なぜかというと、生誕地碑広場の実施設計は昨年度に終了しているからである。これは名張市の独断で進められたことである。まがりなりにも名張まちなか再生委員会に乱歩関連施設整備事業検討委員会なるものが存在しているにもかかわらず、その検討委員会にはなんの相談をすることもなく、名張市が勝手に広場の実施設計を発注し、委員会にはこんな設計ができましたと報告してそれでおしまい、今年度はその設計にもとづいて広場の整備工事を実施します、というひどい話なのである。

まったくひどい話である。「平成20年度事業計画(案)について」によれば、今年度、名張まちなか再生委員会の乱歩関連事業検討委員会が「乱歩生誕地碑広場整備事業」を討議することになっている。しかしそのいっぽう、名張市がやはり今年度、一千四百万円あまりを投じて「乱歩生誕地碑広場整備」を実施するという事実をも、この「平成20年度事業計画(案)について」は明らかにしているのである。なんとも面妖な話である。というか、正気なのか。しかも、そのうえ、あまつさえ、この名張市による整備は名張まちなか再生委員会とはまったく無縁な場、すなわち庁舎内部だけで検討され、決定された事業なのである。なんという茶番か。気はたしかか。もしかしたら瞳孔が開ききってんじゃねーの? パーポ呼んでやろうかパーポ。

このエントリの最初のほうに、「今年度、名張まちなか再生委員会はどんな名目でどれだけの税金をつかうのか」と記したが、これは正確な表現ではないかもしれない。実情に即して記すならば、「今年度、名張まちなか再生委員会は名張市によって、どんな名目でどれだけの税金をつかうことにされているのか」といったことになるであろう。すなわち、うえにあげた四件の事業に税金をつかうということにされてしまっているのであり、それ以外には一円の税金もつかえないということになっているのである。「名張まちなか再生委員会討議概要」として、プロジェクトあるいは委員会単位でさまざまな項目があげられているものの、くだんの四件以外には予算の裏づけが皆無だということなのである。したがってこれは、砂上の楼閣のごとき、いやいや、楼閣と呼べるものでは全然ないから換言することにして、砂上の掘っ建て小屋のごとき事業計画であるというしかない。

つまり、議案はたしかに「平成20年度事業計画(案)について」とされていたものの、6月1日の総会でおこなわれたのは事業計画の審議などではまったくなかった。事業計画など、いったいどこにあったというのか。今年はこんなことをやります、と事業として明確に示されたのはわずかに四件で、しかもそれらはすでに市議会で予算が認められたものである。名張市の事業として承認されているものである。名張まちなか再生委員会があろうがなかろうが、すでに敷かれてあるレールのうえを事業はすんなり進んでゆくのである。そしてそれ以外の項目はというと、なんなんだこれはいったい。今年はひとつこんなことを考えてみようかな? と思ってまーす、みたいなことばっかじゃねーかこの唐変木。

こういった総会においては、新年度の事業計画案と予算案とが不可分のものとして審議されるのが通常である。しかし、名張まちなか再生委員会の総会の議案「平成20年度事業計画(案)について」には、本来の意味の事業計画が存在せず、しかも信じがたいことに、「平成20年度予算(案)について」という議案そのものが存在していないのである。いったい何をやっておるのか。こんなものはもう、正式な総会と呼べるものではまったくないであろう。総会もどき、総会ごっこと呼ぶしかないものであろう。ほんと、いったい何をやっておるのか。

総会の前後、人づてに耳に入ってきたところでは、名張市が名張まちなか再生委員会に予算を渡さないのはおかしい、という声があるらしい。そうした声が、名張まちなか再生委員会の内部、というか、一部に存在しているという。それは要するに、いま述べたところに沿って表現するならば、総会において予算案が審議されることがないという組織としての異常さを指摘する声、ということになるだろう。で、そうした声によれば、こういった三段論法が成立することになるらしい。

・1)名張まちなか再生委員会には予算にかんする権限がない。
・2)ということは、名張まちなか再生委員会は独自の事業計画を策定することができないということである。
・3)したがって、名張市は名張まちなか再生委員会に一定の予算を与えるべきである。

しかし、これはおかしい。明らかに方向性をまちがえた話である。それにだいたい、名張まちなか再生委員会なんぞに独自の予算をもたせてみろ。そこらのまちづくりなんたら委員会どころの騒ぎではなくなることが眼にみえているではないか。だから、こういった三段論法が成立するべきなのではないか。

・1)名張まちなか再生委員会には予算にかんする権限がない。
・2)ということは、名張まちなか再生委員会なんてあってもなくてもどうでもよろしいということである。
・3)したがって、名張まちなか再生委員会は即刻解散すべきである。

どう考えたって、これが望ましい方向性というやつであると思われる。乱歩生誕地碑広場のみならず、城下川沿い道路とやらであれ、太鼓門散策道とやらであれ、名張市が必要だと認めたのであれば、名張市が主体的判断にもとづいてその事業化を進めればいいのである。名張まちなか再生委員会などというダミーをおっ立てる必要はまったくない。庁舎の内部で、市民からそのために雇われた市職員が、むろん地域住民の声を集め、いわゆる有識者や専門家の意見にも耳を傾けながら、もちろん名張市全体のグランドデザインとの照応のもと、必死に知恵をしぼってプランを提示すればいいのである。おかしなことではない。ごくあたりまえのことである。

名張市がそのあたりまえのことさえしていれば、名張まちなか再生委員会なんて最初からまったく必要がなかったのであり、現在ただいまの時点で考えるならば、すなわち即刻解散すべきだということになる。そうならなければおかしいのである。名張市長のお考えは、たぶん名張市公式サイトの「市長への手紙」でアプローチしても梨のつぶてであろうから、それは知るよしもないとしても、名張市役所の職員諸兄姉は、あるいは名張まちなか再生委員会の委員諸兄姉は、そして名張旧町地区の住民諸兄姉は、さらには名張市の市民諸兄姉は、いったいどのようにお考えなのであろうか。

議案第三号「平成20年度事業計画(案)について」、あすにつづく。つづいてばかりですまんなあ。

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