三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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□この世には、五十年に一度、或は百年に一度、天変地異とか、大戦争とか、大流行病などと同じに、非常な奇怪事が、どんな悪夢よりも、どんな小説家の空想よりも、もっと途方もない事柄が、ヒョイと起ることがあるものだ。
□人間社会という一匹の巨大な生物が、何かしらえたいの知れぬ急性の奇病にとりつかれ、一寸の間、気が変になるのかも知れない。それ程常識はずれな、変てこな事柄が、突拍子もなく起ることがある。
──江戸川乱歩「黄金仮面」
そんな途方もない、常識はずれな、へんてこなことが、ここ名張市でも、ヒョイと起こってしまったようである。きのう、名張まちなか再生委員会から「第4回名張まちなか再生委員会総会の開催について」という文書が届けられた。どういうことか。5月28日の役員会で、当方が名張まちなか再生委員会に名を連ねることが認められた、ということである。委員のひとりとして、6月1日の総会に参加できることになった、というわけである。じつに常識はずれで、へんてこな事態であるというしかない。
5月27日のエントリ「再生委員会乱入を希望す」にも記したとおり、26日夜に開かれた乱歩関連事業検討委員会において、名張まちなか再生委員会の委員長になって委員会をぶっ壊すことにしたい、と述べた。したがって、再生委員会の委員になれるのであれば、乱歩関連事業検討委員会に加わることもやぶさかではない、とも述べた。当方が委員になれるのかどうか、それは役員会で検討することになる、とのことだったので、そうしてくれと頼んだ。
とはいえ、これは27日付エントリには記さなかったことであるが、承認されるわけがない、との見込みも伝えておいた。名張まちなか再生委員会をぶっ壊すために委員会に入りたい、と明言しているような危ない人間の加入が、役員会ですんなり承認されるはずはない。これは冗談でもなんでもなく、本気でそう思っていた。当方のみならず、26日の夜にいあわせた乱歩関連事業検討委員会のメンバーも、当方とおなじ予測に立っている空気であった。むろん28日の役員会においても、委員会をぶっ壊すという当方の主旨は、参加した役員諸兄姉に伝えられたはずである。
ところが、それが認められたという。なんとも意想外のことである。黄金仮面もびっくりであろう。蜘蛛男はしゃっくりであろう。緑衣の鬼ならこれっきりであろう。思わずばかなことを書き連ねてしまうほど、じつにどうもまことにへんてこな命運が、名張まちなか再生委員会の役員会によって決せられたわけなのである。いいのかよほんとに。うっかり恐縮してしまったりする。
きのう届けられた文書によれば、総会は6月1日日曜の午後1時から名張市役所一階大会議室で開催され、議題はつぎのとおり。
・平成19年度事業経過報告について
・役員改選について
・平成20年度事業計画(案)について
・その他
さ、名張まちなか再生委員会の委員長になって、名張まちなか再生委員会を派手にぶっ壊してやろうっと。
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赤岩尾神社で武運長久を祈願してきたいような
●永遠のJガール様
ご投稿ありがとうございます。
まだ名張まちなか再生委員会の委員長に就任したわけではありませんので、たいしておめでたくもない感じなのですが、まったくの予想外でまさしくジェットコースター的展開であることはまちがいありません。エキスポランドの風神雷神みたいなことにならねばいいのだが、とは思いますものの、その気になれば風神雷神以上に暴走してしまうのが私の芸風でもありますので、むしろそっちのほうを心配するべきなのかもしれません。要するにまあ、どーなとなれ、といったところでしょうか。
今後ともよろしくお願いいたします。
●一市民様
ご投稿ありがとうございます。
お察しのとおり、名張市はまちなか再生のことなんか何も考えてこなかったと思います。煎じ詰めていってしまえば、財政的根拠としてのまちづくり交付金、ハコモノの素材としての細川邸、虫のいい押しつけでしかない公設民営方式、この三題噺を丸投げして結局どうしようもなくなってしまった、というのがほんとのところでしょう。ですから、名張まちなか再生委員会の新委員長としては、本日のエントリにも記しましたとおり、まず名張市にたいして、おまいらもうちょっとしっかりしれ、と迫りたいと考えております。ただ委員長になれるかどうかが不明で、といいますか、ふつうならなれるわけがないのですが、なれるはずがなかった委員になれたのですから、このまま委員長になることもあるいは可能なのかもしれず、総会で神風が吹いてくれることを祈るばかりです。もっとも、武運つたなく委員長にはなれなかったとしても、まだやるべきことはいろいろとあることでしょう。要するにまあ、どーなとなれ、といったところでしょうか。
今後ともよろしくお願いいたします。
ご投稿ありがとうございます。
まだ名張まちなか再生委員会の委員長に就任したわけではありませんので、たいしておめでたくもない感じなのですが、まったくの予想外でまさしくジェットコースター的展開であることはまちがいありません。エキスポランドの風神雷神みたいなことにならねばいいのだが、とは思いますものの、その気になれば風神雷神以上に暴走してしまうのが私の芸風でもありますので、むしろそっちのほうを心配するべきなのかもしれません。要するにまあ、どーなとなれ、といったところでしょうか。
今後ともよろしくお願いいたします。
●一市民様
ご投稿ありがとうございます。
お察しのとおり、名張市はまちなか再生のことなんか何も考えてこなかったと思います。煎じ詰めていってしまえば、財政的根拠としてのまちづくり交付金、ハコモノの素材としての細川邸、虫のいい押しつけでしかない公設民営方式、この三題噺を丸投げして結局どうしようもなくなってしまった、というのがほんとのところでしょう。ですから、名張まちなか再生委員会の新委員長としては、本日のエントリにも記しましたとおり、まず名張市にたいして、おまいらもうちょっとしっかりしれ、と迫りたいと考えております。ただ委員長になれるかどうかが不明で、といいますか、ふつうならなれるわけがないのですが、なれるはずがなかった委員になれたのですから、このまま委員長になることもあるいは可能なのかもしれず、総会で神風が吹いてくれることを祈るばかりです。もっとも、武運つたなく委員長にはなれなかったとしても、まだやるべきことはいろいろとあることでしょう。要するにまあ、どーなとなれ、といったところでしょうか。
今後ともよろしくお願いいたします。