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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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きのうの夜のことである。名張市役所の四階で、名張まちなか再生委員会の専門部会である乱歩関連施設整備事業検討委員会(仮称)の会合が開かれた。顔を出してきた。

去年の2月1日、やはり名張市役所で第一回乱歩関連施設整備事業検討委員会(仮称)なるものが開催されているから、その第二回ということになる。なにしろ乱歩関連施設の話なのであるから、ぜひにと乞われて第一回にも顔を出した。が、なにしろ名張まちなか再生委員会の話なのであるから、こんな委員会は何から何までインチキである、とても協力なんてできたものではない、検討委員会のメンバーになるのはおことわりである、とはっきり申し伝えた。で、検討委員会はそれっきりぽしゃってしまったのであろうと思っていたのだが、ここへ来て二回目が開かれた。どういう経緯があったのかは、さっぱりわからない。

しかしとにかく、今回もまた乞われ、また顔を出してきた。で、尋ねた。この委員会のメンバーになれば、名張まちなか再生委員会の委員ということになるのかな。もしもそうなのであれば、6月1日に開かれる名張まちなか再生委員会の総会に委員として出席し、委員長に立候補したいなと思う。もしも委員長になれたなら、名張市長とガチンコで話し合いをおこない、そのあと名張まちなか再生委員会をぶっ壊してしまうことにする。むろんぶっ壊しただけではどうしようもないから、文字どおり再生の道を開かなければならないであろう。少し以前の流行語をもちいるならば、脱構築ということになる。念のため、辞書へのリンク。

大辞林:脱構築

要するに、いったん解体し、可能性の要素を抽出して、新たに構築するということである。名張まちなか再生委員会にはどうしてもそうした脱構築が必要であると思われるのだが、ただの善良な市民にはとてもかなわぬことである。かりに方途を探すとしても、名張まちなか再生委員会の委員となり、委員長となることくらいしかないのではないか。二年後の選挙に出馬して名張市長になる、という選択肢も考えられるのだが、それでは手遅れということになってしまうであろう。だから、名張まちなか再生委員会の委員になれるのであれば、乱歩関連施設整備事業検討委員会の委員となることにやぶさかではない。

で、どうよ、と説明を求めたところ、例によって例のごとくきわめてわかりにくいのだが、というか、組織の規約が不備だらけ現状がインチキだらけということなのであろうが、とにかく結論としては、役員会にはかることになる、とのことであった。役員会はあす開かれるそうだから、当方の命運はあした決するということになる。幸運をお祈りいただければ幸甚である。

さて、きのうの委員会である。協議事項の本命は新年度の事業計画であったが、これにかんしても、こんなものを協議してもなんの意味もないぞ、と伝えてきた。何を協議したところで、予算の裏づけなどもちろん何もないのだし、この委員会にどんな権限があるのかも不明である。そもそも名張まちなか再生委員会のいわゆる位置づけというやつが、なんども指摘しているとおりきわめてあいまいなのである。その専門部会が何をどう検討したところで、まったくの不毛だというしかないであろう。

たとえば、新年度の事業計画に「乱歩生誕地碑広場整備事業」があげられていた。幼稚園児の切り貼り遊びというしかない案内板が設置された、あの桝田医院第二病棟跡の問題なのであるが、こんなものは検討したところでほんとに意味がない。なぜかというと、生誕地碑広場の実施設計は昨年度に終了しているからである。これは名張市の独断で進められたことである。まがりなりにも名張まちなか再生委員会に乱歩関連施設整備事業検討委員会なるものが存在しているにもかかわらず、その検討委員会にはなんの相談をすることもなく、名張市が勝手に広場の実施設計を発注し、委員会にはこんな設計ができましたと報告してそれでおしまい、今年度はその設計にもとづいて広場の整備工事を実施します、というひどい話なのである。

だからきのうの委員会では、乱歩生誕地碑広場の実施設計にかんして、おまえらは名張市にいいようにつかわれているだけなのである、と指摘しておいた。怒れ怒れ、もっと怒れ、この名張市という名のインチキ自治体を死ぬほど怒ってやれ、とけしかけておいた。やってることが無茶苦茶なのである。むろん当方が無茶苦茶だというのではなくて、名張市のやってることが野放図なまでに無茶苦茶なのである。

それでまあ、きのうの会合でいったい何が決まったのか、どうもよくわからないのだが、組織の名称は、これまでの仮称から施設整備ということばをとっぱらい、乱歩関連事業検討委員会ということで決定した。それはそれでいいけれど、しかしこの委員会があれこれどうこういうまえに、名張市がもう少ししっかりすることが必要である、ということもきのう述べておいた。きのうのエントリにも記したことだが、観阿弥であれ乱歩であれ、名張市はいったい何をどうするのか、どうしたいのか、明確な方向性を示すことが必要であろう。その方向性にもとづいて、これまでのことを検証し、これからのことを展望する。それが名張市に必要なのである。しかしなあ、何かを判断したり、何かを理解したり、そんなことは名張市にはとても望めないのかもしれんなあ。

ともあれ、名張まちなか再生委員会の役員会はあす28日に開かれるとのことである。6月1日の総会に無事乱入をはたせるのかどうか。当方の武運をお祈りいただければ幸甚である。
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