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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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きょうも寒いのか。いや、寒いというほどのこともないけれど、やなせ宿の見学会がはじまった10日からこちら、5月とは思えぬほどひえびえとした日がつづいている。きょうもそんな一日になるのかな。

それにしても、おかしいなあ。ほんとにおかしいなあ。まだ返事が届かないではないか。しかたがない。また催促のメールを送った。送信先は名張市都市環境部市街地整備室、アドレスはshigaichi@city.nabari.mie.jp、件名は「毎度おなじみやなせ宿のことですけども」。

文面はこんなん。

   
おはようございます。10日と11日のやなせ宿見学会、どうもご苦労さまでした。プレオープン、おめでとうございます。

さて、4月22日、29日、5月7日の三回にわたってメールでお訊きしたことに、お答えは頂戴できないのでしょうか。とりあえず、つぎの質問に回答していただきたいのですが。

(1)やなせ宿の利用申請はどのように手続きすればいいのか。申請はいつから受け付けるのか。

やなせ宿の利用予定は次のとおりです。

破邪の一刀、受けてみよ!──やなせ宿開設記念いやがらせ連続講座
・第一週「名張の歴史をしっとるか」=6月14日を予定
・第二週「なにがやなせ宿だばーか」=6月21日を予定
・第三週「乱歩はどこへきえたのか」=6月28日を予定
・第四週「へたれ責任者でてこんか」=7月5日を予定

以前にもお知らせしましたが、第四週はシンポジウムとなっております。ですから、ご出席いただくかたに、当日の予定をあけておいていただく必要があります。ですから、できるだけ早く、ご出席のお願いを申しあげなければなりません。ですから、公務ご多用のところ恐縮ですが、お早くお答えくださいな。

シンポジウムには、つぎのみなさんのご出席をお願いしたいと考えております。

名張まちなか再生委員会
・委員長
・副委員長
・前委員長
まちなか運営協議会
・会長
NPOなばり実行委員会(活動停止)
・理事長
名張地区既成市街地再生計画策定委員会(解散)
・委員長
名張市
・市長
・都市環境部長
名張市議会
・議長
名張商工会議所
・会頭

まちなか再生の拠点として誕生したといわれるやなせ宿を会場に、やなせ宿の整備に種々ご尽力いただいたみなさんのご参加をたまわり、名張まちなかの将来展望なんてものやなんかを熱く熱く語っていただく。素晴らしい。なんと素晴らしいことでしょう。じつに時宜を得た好企画。われながらうっとりしてしまうほどです。

もっとも、やなせ宿の開設にあたってこうしたシンポジウムを開くのは、あたりまえといえばあたりまえのことですから、名張市や名張まちなか再生委員会の手で、同様の企画が準備されているのかもしれません。その場合には、当方の企画はあっさりボツにして、名張まちなか再生委員会の発足以前から、名張まちなか再生プランの素案が発表された時点から、ことのなりゆきを生温かく見守りつづけてきた市民のひとりとして、ぜひそのシンポジウムに出席し、きちがいのようにしゃべりまくりたいものだと考えております。

ともあれ、じつにおめでたいことです。

やなせ宿、ばんざーい。

名張まちなか再生委員会、ばんざーい。

名張市、ばんざーい。

明治天皇、ばんざーい。

万機公論に決すべし、ばんざーい。

よろすくお願いいたすます。

2008/05/13

ほんと、漫画みたい。というか、完全に漫画である。ごく普通のこと、ごく当然のことが、ここ名張市では漫画になってしまうのである。当方が提案しているのは、ごく普通のことである。普通すぎるほど普通のことである。めでたく完成したやなせ宿で、やなせ宿関係者が一堂に会し、やなせ宿について、はたまた名張まちなかの再生について、それぞれの立場で自由に語り合う。どこに不都合があるというのか。ところが実際には、これが非常に不都合なことであるらしい。だから漫画になるのである。

なにしろ連中は、市民の眼からみれば異常としかいえないことを平気な顔でやってきたのである。奇怪なキメラのごとく癒着し、市民の存在を無視し、人のことばにいっさい耳をかすことなく、いっぽうは密室のなかで好き放題なことを重ね、いっぽうはそれを黙認してきた。そしてそれが、いまも確実につづいているのである。連中にとって、それが普通であり、当然のことだったのである。だからこちらから、市民の眼からみた普通や当然を示してやれば、そこにはおのずから差異が生じ、笑いが生じる。連中が市民の普通や当然から逃げを打ちつづければ打ちつづけるほど、いよいよ漫画になってしまう。

しかしそれにしても、いったいいつまで逃げを打ちつづけるつもりか。完黙してればやり過ごせるとでも思っているのか。だとしたらばかである。むろんばかなのであるけれど、もう救いがたいばかである。連中に黙秘権なんかないのである。あるのは説明責任である。げんに、説明を求めている市民があるのである。

「名張を本気で変える!!」田合たけしの活動日記:掲示板

レス番12に記されているのが、一般的な市民感覚というものなのではないか。一億円もつかって、いったい「なんなんですか」というのが、何も知らされていない市民の率直な声なのではないか。まさしく、なんなんですか、という話である。金もねーのになーに無駄なものつくってんだよ、ということである。

もっとも、やなせ宿の完成を素直に喜んでいる市民もある。そのことも記しておかなければならない。

北川ひろゆきの近況報告:見てきました「やなせ宿」

これもまた、一般的な市民感覚というものだろう。否定する気はまったくない。何も知らされていない市民が、一億円をかけて「素敵な拠点施設が完成をみました」とブログで紹介するのは、ある意味当然のことであろう。ただしこのかた、三重県議会議員の先生でいらっしゃるのだから、そうなるとあまりにナイーブに過ぎるのもなあ。しかしまあ、どうでもいいか。

とにかく、名張市にはなんの申し開きもできぬであろう。というか、いいわけや釈明弁解は必要ない。無意味である。何をいっても手遅れである。一億円かけた施設がすでにできあがってしまっているのである。糊塗隠蔽はもうたくさんである。いま必要なのは、幼稚園児なみの切り貼り遊びでうわっつらだけをごまかすことではない。これまでのプロセスをふり返り、どこに問題があったのかをチェックし、その反省を今後の指針として、二度とこんなばかなことはいたしません、と市民に約束することではないのか。そのうえで、やなせ宿をどうすればいいのか、どう活用すればいいのか、一から考え直すことではないのか。

とかいってみたって、連中は聞く耳などもたぬのであろうな。せめてやなせ宿でシンポジウムでも開き、反省と約束の場とすればいいものを、とてもそんなことはできぬのであろうな。それならそれでいいけれど、なあ、いつまでも逃げばかり打っていないで、やなせ宿をつかわせるのかつかわせないのか、それくらいのことはきりきり返答してきやがれ。
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あたりまえのことがいやがらせに思えてしまう人
 ●永遠のJガール様
 ご投稿ありがとうございました。
 ご心配をおかけしておりましたが、きのうもお知らせしましたとおり、名張市役所の中の人も苦難を乗り越えて回答を送信してくれました。とはいうものの、ようよう苦難を越えたと思ったらたちまちまた新たな苦難が、といった感じなのかもしれませんが、市民のために雄々しく苦難に耐えてくれ、と勝手なことを念じている次第です。
 それでまあ、百人のうち九十九人にとってはごく当然のことであっても、残るひとりにはどうしてもいやがらせに思えてしまうこと、というのがたしかにあるようで、たとえば、完成したやなせ宿に関係者が集まってまちなかの将来を語り合うつどい、なんてものは、九十九人からみればごくあたりまえ、ぜひやってほしいことだとなるはずなのですが、残るひとりにとってはいやがらせ以外の何ものでもない、といった寸法なのでしょう。「いやがらせ」ということばの釣り針を仕掛けておいたら、超高感度センサーのごとく敏感に反応してくれましたから、あたりまえのことがいやがらせに思えてしまう人、という質問に、はーい、と元気に手をあげて答えてくれたようなものです。よほどうしろ暗いことをしているという自覚があるのでしょうか。
 そんなことはともかく、名張性善説にかんしましては、撤回することなくそのまま護持信奉していただければ、名張に生まれ育った人間として幸甚これに過ぎるものはありません。こんな草深い片田舎で意味もなく偉っそうに幅を利かせている人たちよりも、名張のまちで先日、実際にお会いになられた無告無名の人たちこそが、名張の「善」を支えているのだとお考えいただければと思います。
 今後ともよろしくお願いいたします。
中 相作 URL 2008/05/15(Thu)08:48:31 編集
無題
名張市役所殿からご回答があったとのこと、まことに良うございました。このままでは、私が肌身で感じた名張性善説を撤回せねばならないのかと暗澹たる気持ちでしたので、心底ほっと致しました。
回答が来ただけで、これほどひとを喜ばすことができるとは、なかなか手練手管に長けた、乱歩の作品に出てくる心理戦を垣間見るような思いです。天然なら、なお素晴らしいですね。
ご担当の方はこのブログを御覧になっているとお見受けしました。私の勘では、おそらく本質が見える方だと感じておりますので、こちらの管理人氏が本当にいやがらせをしようとしているのか否か、考えるまでもなくNOだと思っておいででしょう。
今いちど、このブログの2007年10月5日付「この先も乱歩にかんして」あたりから遡って読んでいただき、経過をご確認いただくことを希望致します。いかに管理人が行儀が良く、まともで、真当な意見を述べているか、あらためて理解していただけると思います。
永遠のJガール 2008/05/14(Wed)13:20:07 編集
たぶんものごとの本質を衝いているはずなのですが
 ●永遠のJガール様
 ご投稿ありがとうございます。
 おかげさまで、ようやく名張市役所から回答が届きました。当方のメールソフトの誤作動もあったようで、その点は名張市役所の中の人にお詫びを申しあげておきました。それにしても、名張市役所の中の人も何かとたいへんです。やなせ宿関連セクションの現場スタッフの状況は、これはもちろん単なる想像なのですが、たぶん、上の人間からは明確な指示が何ひとつ示されない。なんたら委員会とかかんたら協議会とかからは、そんな権限はどこにもないはずなのに、いろいろと図々しい要求がつきつけられてくる。そうかと思うと、どっかのお茶目な市民からは、冗談とも本気ともつかぬ問い合わせがメールで寄せられる。それはもうたいへんな毎日でしょう。
 なかんずくたいへんなのは、上の人間やなんたら委員会かんたら協議会なんかよりも、お茶目な市民のいってることのほうが、一見冗談にみえるけどじつはものごとの本質を衝いていて、どうやらまともであるらしい、ということでしょう。しかし私は、えへん、とても行儀が良くてじつにまともな人間ではあるのですが、現場スタッフをとりまく力関係でいいますと、ほとんどゼロといっていいほど無力な人間でもあります。ですから現場スタッフも、結局は私をネグレクトするしか手がないということなのだと思われます。わかる。わかるぞ。
 しかし、名張市役所の中の人が、このたいへんさのなかで、たとえ即座に行動はできなくとも、自分がひとりの公務員として、パブリックサーバントとして、全体の奉仕者として、いったい何をすればいいのか。誰に顔をむければいいのか。市民はどこにいるのか。それを真剣に考えるのは、とても大事なことだと思います。それこそが、公務員としての成長の糧であるはずですし、そういう苦境を経験することが、公務員としての財産になってゆくのだと考えます。しかしなあ、名張市役所の中の人にこんなこといったって、誰ひとり聞く耳なんてもってくれてはおらんのかなあ。
 ともあれ、何かとお気づかいをいただきまして、こんな草深い片田舎で孤立無援の不毛な戦いをつづけているばかな身といたしましては、これは冗談でもなんでもなく、涙が出るほどうれしくありがたいことだと思っております。心から感謝いたします。
 今後ともよろしくお願いいたします。
中 相作 URL 2008/05/14(Wed)08:31:21 編集
本質を見てほしい
再びお邪魔します。
まだ回答がないのですか?それは変です。おかしいです。NGならNGと、理由を付して回答するのが道理というものでしょう。
なぜスルーする?ひょっとしてここの管理人(芸人)のことを奇人扱い(笑)して放置なさっているとしたら、言語道断である。しかと両目をひらいてものごとの本質を見極めていただきたい。
ここの管理人ほど、行儀が良くてまともな人間はいませんよ。
表層ではなく、本質を見る目を大事にしてほしい。
本当はみんな判っていると思うけど…。
永遠のJガール 2008/05/13(Tue)13:22:17 編集
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