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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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連休が終わった。へろへろの連休がようやく終わった。名張市役所の業務も通常モードに復するはずである。間髪を入れることなく、メールを送信した。送信先は名張市都市環境部市街地整備室、アドレスはshigaichi@city.nabari.mie.jp、件名は「お答えまだでしょうか」。

文面はこんなあんばい。

   
おはようございます。4月22日と29日にメールをお送りし、やなせ宿について質問した善良な市民です。お答えはまだでしょうか。

質問はふたつあるのですが、先日もお願いしましたとおり、とりあえずひとつだけ、教えてください。

(1)やなせ宿の利用申請はどのように手続きすればいいのか。申請はいつから受け付けるのか。

きょうは5月7日。ということは、ちょうどあと一か月で、やなせ宿がオープンするわけです。利用の申し込みも、そろそろ受け付けてもらえるころではないでしょうか。

ちなみに、やなせ宿の利用予定は次のとおりです。

破邪の一刀、受けてみよ!──やなせ宿開設記念いやがらせ連続講座
・第一週「名張の歴史をしっとるか」=6月14日を予定
・第二週「なにがやなせ宿だばーか」=6月21日を予定
・第三週「乱歩はどこへきえたのか」=6月28日を予定
・第四週「へたれ責任者でてこんか」=7月5日を予定

もしも、利用申請手続きにかんして、こまかいことがまだ決まっていないというのでしたら、質問者にたいして、お問い合わせをいただきましたが、細則が決定しておりません、決まり次第お知らせいたしますので、もうしばらくお待ちください、とでもいった返信を送るのが、いわゆる普通のやりかた、一般的な作法というものではないでしょうか。

あるいは、おまえにやなせ宿を使用させる気はない、というのでしたら、その旨をお知らせください。はたまた、そもそも質問に答える気がない、というのであっても、やはりその旨をお知らせください。そうでないと、善良な市民はわけがわからずに困惑するばかりです。

市民というのは、いってみればみなさんの雇用主です。主人です。名張市の公務員のみなさんは、名張市民に雇われたサーバントです。パブリックサーバントです。全体の奉仕者です。みなさんの主人である市民が、市民の税金で整備されたやなせ宿にかんして、とても簡単なことを尋ねている。その質問に、名張市のパブリックサーバントはどうして答えようとしないのか。

というか、名張市のパブリックサーバントはどうして、特定の市民にしか顔をむけようとしないのか。ごくごく少数の特定の市民だけに奉仕するサーバントになってしまっているのか。全体の奉仕者ではなくなっているのか。その点が、善良な市民には疑問に思われてなりません。やなせ宿の整備にしても、まさしくごく少数の特定の市民によって、すべてが決められたようにしかみえません。

おそれおおくも明治天皇におかせられましては、明治元年宣布の「五箇条の御誓文」において、「万機公論ニ決スヘシ」との方針をお示しになられました。万機、公論に決すべし。だいじなことは、みんなで決めるように、といった意味です。ところがここ名張市では、少なくともやなせ宿にかんするあれこれをみるかぎり、「公論」などはどこを探してもみつかりません。ごく少数の特定の市民が……

いやいや、こんなことを申しあげてもしかたがありません。とにかく上記の質問に、一日も早くお答えください。よろしくお願いします。

2008/05/07

名張市職員のみなさんに何をいってもいたしかたあるまいが、公論なんてどこにもない。万機公論ニ決スヘシ、などというのは、遠い異国のならわしでしかないという気がする。いまや細川邸改めやなせ宿にかんしては、名張まちなか再生委員会のごくわずかな数の人間が、密室のなかですべてを仕切っているのではないかと推測される。わずかもわずか、三人ほどだという話さえ伝わってくる。どこに公論があるというのか。公論にもとづいた決定がどこにあるというのか。
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