三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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10月27、28日の土日に宇流冨志祢神社秋祭りが営まれた名張のまちでは、そのつぎの土曜と日曜、つまり11月の3日と4日に隠街道市が催される。その次の土日は10日と11日で、これはまちなかではなく名張市役所の市民広場が会場になって、「とれたて!なばりあんど消防フェスタ2007」が開催される。なんともせわしない話である。
たぶん平成16・2004年あたりから、 名張まちなかにはある種の無政府状態が現出している。名張まちなか再生プランがその一例だが、誰がどこで何を決定しているのかがさっぱりわからず、その決定もあっというまにくつがえされ、べつの誰かがまたまったく無責任にそして無根拠に何かを決定し、結果としては混迷が深まるばかりである。背景にあるのは、行政の無策無能と一部住民の私利私欲である。
ことしで二回目をむかえる隠街道市も、無政府状態の端的なあらわれとみるべきだろう。10月27日付エントリ「隠街道市ポスター」に記したとおり、去年の主催団体は名張まちなか再生委員会だったが、ことしは名張地区まちづくり推進協議会の主催ということになっている。とれたてがどうこういう長い名前のイベントは、去年は隠街道市と同時開催だったが、ことしは会場も日程もべつである。理由はまったくわからない。
昨年の「広報なばり」10月4週号テキスト版から引用。
ことしの「広報なばり」10月4週号から引用。
おなじく10月4週号から。
隠街道市というコミュニティイベントは、なにしろ多様な主体の協働によって支えられているのである。ばーか。しかし、多様な主体がどうのこうのといってみたところで、その内実はどれもみなおんなじなのである。ばーか。みずからを相対化できぬ幼児性、あるいは視点を外在化させることのない自己中心性が、それらの主体の正体なのである。ばーか。理念の共有など考えることもない主体とやらが寄り集まり、私利私欲が一致しない主体どうしは徹底的に反目しあい、結局どの主体もてんでんばらばらな思いつきにしがみつくしか能がなく、千篇一律でひとりよがりなご町内の親睦行事を寄せ集めただけで、コミュニティイベントでございます情報発信でございますと、ぎゃあぎゃあ騒いでいるだけの話なのである。ばーか。隠街道市とかいうイベントにおいては、とどのつまり、2004年度に三重県が官民合同で実施した「生誕三六〇年芭蕉さんがゆく秘蔵のくに伊賀の蔵びらき」とまったくおなじ愚がくりかえされているのである。ばーか。
こうしたイベントが名張まちなかの再生に裨益する、とか思っていたら大きなまちがいだぞ。ばーか。
たぶん平成16・2004年あたりから、 名張まちなかにはある種の無政府状態が現出している。名張まちなか再生プランがその一例だが、誰がどこで何を決定しているのかがさっぱりわからず、その決定もあっというまにくつがえされ、べつの誰かがまたまったく無責任にそして無根拠に何かを決定し、結果としては混迷が深まるばかりである。背景にあるのは、行政の無策無能と一部住民の私利私欲である。
ことしで二回目をむかえる隠街道市も、無政府状態の端的なあらわれとみるべきだろう。10月27日付エントリ「隠街道市ポスター」に記したとおり、去年の主催団体は名張まちなか再生委員会だったが、ことしは名張地区まちづくり推進協議会の主催ということになっている。とれたてがどうこういう長い名前のイベントは、去年は隠街道市と同時開催だったが、ことしは会場も日程もべつである。理由はまったくわからない。
昨年の「広報なばり」10月4週号テキスト版から引用。
■<「四季の喜び」ウィーク〜隠(なばり)街道市>
とれたて!なばり 2006産業フェスタあんど消防フェスタ お問い合わせ 農林振興室 電話63-7625 いがもんほんまもんうまいもんまるごと伊賀体験 お問い合わせ 伊賀農林商工環境事務所農政普及室 電話24-8141 ◆日時 11月4日・5日 午前9時30分〜午後3時30分 ◆場所 名張地区(初瀬街道周辺) 11月4日・5日、まちなか再生事業の一環として、「隠(なばり)街道市」が行われます。また、今年は、名張の秋を彩る交流イベント「とれたて!なばり 産業フェスタあんど消防フェスタ(4日・5日)や伊賀地域の地産地消体感イベント「いがもん ほんまもん うまいもん まるごと伊賀体験」(4日のみ)が同時開催されます。 まちなか再生事業は、商業の中心地であった名張地区既成市街地のわいや活気を取り戻そうと、市民・事業者・行政などが進めている取組みです。皆さんも、「隠(なばり)街道市」で、まちの新しい魅力を探してみませんか。 【総合福祉センターふれあい会場】 ▼いがもんほんまもんうまいもんまるごと伊賀体験(4日のみ) まるごと伊賀体験 食の体験コーナー ・伊賀米コシヒカリのおにぎり作り・もちつき体験 ・そば打ちの実演 ・甘酒のふるまい ・焼き芋や豆腐ドーナツ ・伊賀肉の調理品販売 木と緑の体験コーナー ・木工教室 ・押し花づくり ・花の寄植え ・苔玉づくり ・洋らん ・切り花 ・温泉の足湯 農作物・加工品直売コーナー ・今が旬の伊賀地域農家のこだわり農産物や加工品を販売 地産地消展示コーナー ・消費者と生産者の交流活動 ・伊賀地域の青空市の紹介 ・食の安全安心、地産地消活動の展示 ▼とれたて!なばり 2006産業フェスタあんど消防フェスタ(4日・5日) JAまつり ・農産物品評会 ・青果物、海産物、うどんな どの販売 ・小農具の販売 ・農機具の展示 工業コーナー ・企業展示、販売 ・エコ事業での取組みを紹介 ※飴のつかみ取りもあります。 ゆとりフェスティバル(5日のみ) ・模擬店(伊賀肉の串焼きなどの販売) ・労金、全労済、住宅生協各種相談会 ・コメディーミニサーカス(2回公演) ・バルーンパフォーマンス 【本町会場】 ▼消防フェスティバル(4日・5日) 体験・紹介コーナー ・煙体験ハウス ・消火体験 ・住宅、防災機器の展示 ・非常食の試食 ・ぬりえ ・着ぐるみ動物消防士 出動 ・防火ポスター展示 ・車両展示 ・救助、救急コーナー ・救急医療情報システムのPR アトラクション(5日のみ) ・もちつき大会 ・幼年消防クラブ合唱(総合福祉センターふれあい) |
ことしの「広報なばり」10月4週号から引用。
■今年もやります!なばり街道市
日時 11月3日(祝)・4日(日)午前9時30分〜午後3時30分 会場 初瀬街道沿いのまちなか ・産業振興センター「アスピア」(南町) ・総合福祉センターふれあい(丸之内) ・中町、上本町通り会場 ・宇流冨志禰神社(平尾) ・名張藤堂家邸跡(丸之内) 屋台や物販、手作り市、体験教室、大道芸、スタンプラリー、 地域出店ブース、エコライフガス展などお楽しみ盛りだくさん! 【記念事業】 ▼能楽奉納 (4日午後2時〜/宇流冨志禰神社/入場無料) ▼記念公演「タイムスリップ初瀬街道〜東海道から参宮表街道へ〜」(3日午後2時〜/総合福祉センターふれあい/講師 中 相作さん/入場無料)「藤堂高吉と名張」(4日午後1時30分〜/総合福祉センターふれあい/講師 藤田 達生さん/入場料300円 ※中高生200円。小学生以下無料) お問い合わせ 名張公民館 電話64‐2605・市街地整備推進室 電話63‐7746 [主催 名張地区まちづくり推進協議会] |
おなじく10月4週号から。
■とれたて!なばり あんど 消防フェスタ2007
日時 11月10日(土)・11日(日)午前9時30分〜午後3時30分 場所 市役所市民広場 ◎詳しくは、「広報なばり」来週号でお知らせします。 |
隠街道市というコミュニティイベントは、なにしろ多様な主体の協働によって支えられているのである。ばーか。しかし、多様な主体がどうのこうのといってみたところで、その内実はどれもみなおんなじなのである。ばーか。みずからを相対化できぬ幼児性、あるいは視点を外在化させることのない自己中心性が、それらの主体の正体なのである。ばーか。理念の共有など考えることもない主体とやらが寄り集まり、私利私欲が一致しない主体どうしは徹底的に反目しあい、結局どの主体もてんでんばらばらな思いつきにしがみつくしか能がなく、千篇一律でひとりよがりなご町内の親睦行事を寄せ集めただけで、コミュニティイベントでございます情報発信でございますと、ぎゃあぎゃあ騒いでいるだけの話なのである。ばーか。隠街道市とかいうイベントにおいては、とどのつまり、2004年度に三重県が官民合同で実施した「生誕三六〇年芭蕉さんがゆく秘蔵のくに伊賀の蔵びらき」とまったくおなじ愚がくりかえされているのである。ばーか。
こうしたイベントが名張まちなかの再生に裨益する、とか思っていたら大きなまちがいだぞ。ばーか。
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改善なんて無理ではないでしょうか
どうもありがとうございます。お知らせいただいたのは、今月17日に提出されたという外部評価機関「名張市考査委員会」による評価報告書のことでしょうか。評価内容はまったく知りませんでしたので、おおいに参考になりました。
中心市街地活性化事業にかんしては、ごくまっとうな市民感覚にもとづいて改善が求められていると思います。以前から何度となく指摘してきたことですが、まちなか再生プランの関係者には自立性や主体性といったものがまったく理解できておりません。名張まちなか再生委員会のみならず、名張市という自治体じたいもそうです。なあなあずぶずぶの癒着構造によって支えられ、それゆえに破綻し、失敗に終わったのがまちなか再生事業です。
評価報告書がどの程度の拘束性や強制力を有しているのかはわかりませんが、まちなか再生事業の拠って立つ根幹が報告書によってほぼ全面的に否定されているわけですから、これから改善が進められることにはなるのでしょう。しかし、まちなか再生事業の官民双方の関係者に、はたしてそんなことができるのかな、というのが正直な印象です。
ともあれ、情報のご提供、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
中心市街地活性化事業にかんしては、ごくまっとうな市民感覚にもとづいて改善が求められていると思います。以前から何度となく指摘してきたことですが、まちなか再生プランの関係者には自立性や主体性といったものがまったく理解できておりません。名張まちなか再生委員会のみならず、名張市という自治体じたいもそうです。なあなあずぶずぶの癒着構造によって支えられ、それゆえに破綻し、失敗に終わったのがまちなか再生事業です。
評価報告書がどの程度の拘束性や強制力を有しているのかはわかりませんが、まちなか再生事業の拠って立つ根幹が報告書によってほぼ全面的に否定されているわけですから、これから改善が進められることにはなるのでしょう。しかし、まちなか再生事業の官民双方の関係者に、はたしてそんなことができるのかな、というのが正直な印象です。
ともあれ、情報のご提供、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
無題
市街地施策関係に興味がおありかなと思いましたので、お知りであるかとも思いますが提供させて頂きます。学術、有識者による考査制度をご存知だとは思いますが、そのなかの中心市街地活性化事業で事務改善と評価されました。主な意見として
・「まちなか再生委員会」の位置付けが不明確であり、責任主体の明確化が必要である。・指定管理者の導入は公募を前提とすべきであり、NPO法人への特命は望ましくない ・計画が楽観論すぎるので、組織、権利関係を明確にするために、条例の担保が必要である。・ワークショップとしての位置付けを明確にし、事業決定権は市長にあることを明らかにする必要がある 以上です、業務改善命令に等しいです
・「まちなか再生委員会」の位置付けが不明確であり、責任主体の明確化が必要である。・指定管理者の導入は公募を前提とすべきであり、NPO法人への特命は望ましくない ・計画が楽観論すぎるので、組織、権利関係を明確にするために、条例の担保が必要である。・ワークショップとしての位置付けを明確にし、事業決定権は市長にあることを明らかにする必要がある 以上です、業務改善命令に等しいです