三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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明治四十年(一九〇七)
年齢:十二歳→十三歳、数え年十四歳
学年:高等小学校二年→中学校一年
住居:名古屋市南伊勢町二番
三月
平井太郎、名古屋市立第三高等小学校を卒業。
四月十五日(月)
太郎、愛知県立第五中学校に入学。創立第一回の入学式で、式は仮校舎で行われた。[瑞陵会ホームページ:瑞陵高校の歩み年表]
自宅から中学校まで八キロの道を自転車で通った。[サイクルおしゃれ時代/昭和35年10月]
夏
太郎、中学一年の夏休みに、熱海温泉へ保養に行った母方の祖母・本堂つまから誘われ、父方の祖母・和佐とともに熱海へ出かけた。一か月ほど滞在したが、熱海の貸本屋で黒岩涙香の『幽霊塔』を借り、二日がかりで読みふけった。[探偵小説四十年 涙香心酔/昭和24年10月]
この年か
太郎、中学一年生のとき、食後の談話時間に演壇で押川春浪「塔中の怪」の話をした。[活字と僕と/昭和11年10月]
この年か
太郎、中学一年生のころ、憂鬱症のような病気になって自宅二階の部屋に閉じこもり、父親が使用していた大きなレンズをいたずらしてレンズの恐怖と魅力を知った。[レンズ嗜好症/昭和11年7月][内気少年の冒険/昭和28年3月]
[2012年5月10日]
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