三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
きょうも愚劣な話題である。あほなみなさんのおはなしである。もううんざりだという感じである。
平成16・2004年は、三重県が天下に誇る官民合同事業「生誕三六〇年芭蕉さんがゆく秘蔵のくに伊賀の蔵びらき」の年であった。三重県が二億円、当時の伊賀地域七市町村が一億円を醵出し、合計三億円の血税をきれいにどぶに捨ててしまった年であった。協働だの新しい時代の公だのというお題目のもと、自分たちの趣味や道楽の延長上に一円でも多くの税金を囲いこもうと乞食連中が眼の色を変えた年であった。
いいだけおちょくってやった。前年、平成15・2003年6月の漫才。
名張人外境:乱歩文献打明け話 第二十五回 芭蕉さんは行くのか
同年11月の漫才。
名張人外境:乱歩文献打明け話 第二十六回 芭蕉さんは行けるのか
そして悪夢の年、平成16・2004年がはじまった。名張市議会という場において、どれほど不毛で愚劣なやりとりがあったのかを見てゆく。
名張市公式サイト:名張市議会会議録
まず、第310回(3月)定例会。
つづいて、第311回(6月)定例会。
第312回(9月)定例会。
乱歩にかんするこうした応酬をみるかぎりでは、名張市定例会における市議会議員側の質問というのは、ただの思いつきにもとづいてあれをやれこれをやれと偉そうに注文してみせることでしかなく、その気も能力もないくせにへえへえようがすかしこまりましたと忠義面で応じてみせるのが、名張市側の答弁であるということなのであろう。へたな茶番というしかあるまい。
平成16・2004年は、三重県が天下に誇る官民合同事業「生誕三六〇年芭蕉さんがゆく秘蔵のくに伊賀の蔵びらき」の年であった。三重県が二億円、当時の伊賀地域七市町村が一億円を醵出し、合計三億円の血税をきれいにどぶに捨ててしまった年であった。協働だの新しい時代の公だのというお題目のもと、自分たちの趣味や道楽の延長上に一円でも多くの税金を囲いこもうと乞食連中が眼の色を変えた年であった。
いいだけおちょくってやった。前年、平成15・2003年6月の漫才。
名張人外境:乱歩文献打明け話 第二十五回 芭蕉さんは行くのか
同年11月の漫才。
名張人外境:乱歩文献打明け話 第二十六回 芭蕉さんは行けるのか
そして悪夢の年、平成16・2004年がはじまった。名張市議会という場において、どれほど不毛で愚劣なやりとりがあったのかを見てゆく。
名張市公式サイト:名張市議会会議録
まず、第310回(3月)定例会。
P.4 ◎ 市長(亀井利克)
□文化の創造につきましては、文化財の保護、活用と能楽などの名張らしい文化づくりをはぐくんでまいりますとともに、東京都豊島区と江戸川乱歩を通じて、また愛媛県今治市とは、それぞれのまちづくりの先人である藤堂高吉の顕彰事業を通じて交流を図ってまいります。 |
P.9 ◎ 教育委員長(森本孝子)
□また、市の内外から多くの観衆を集め開催しています名張薪能は、本年は秘蔵のくに伊賀の蔵びらき事業として実施するとともに、市制施行50周年記念事業の一環として、江戸川乱歩作品の創作狂言を乱歩狂言として開催し、能楽等の伝統文化を生かしたまちづくりを一層推進し、スロータウン名張の実現に向けて努めてまいります。 |
P.51 ◆ 議員(松崎勉)
□アメリカのエドガー・アラン・ポー作家と当市の江戸川乱歩との縁ができないかとも思います。名張市においては、名張西校は米国オレゴン州フェニックス校との国際交流も実施されておます。短期であったり長期であったりですが、ホームステイしたりして国際交流をされております。この市制50周年という大きな節目に当たり、こういった交流事業を実施されることに対して敬意を表するものであります。 |
P.55 ◎ 市長(亀井利克)
□もう一つ、50周年のこの記念といたしまして、江戸川乱歩のご縁によりまして豊島区との交流の提携をさせていただくわけでございますけれども、これは単に江戸川乱歩を通じて、お互いの都市が提携し、協力して江戸川乱歩を発信していくということにとどまることなく、都市と農村との交流とか、そんな方面にも発展していくことに大きな期待を寄せているところでもあるわけでございまして、今後そういう仕掛けもしていけたらというふうに思っているところでございます。 |
P.116 ◆ 議員(石井政)
□昨年3月議会の一般質問でも申し上げましたが、当市には魅力あふれる歴史と文化、そして観光資源が息づいております。都会から近い自然豊かな環境に恵まれ、訪れた人を魅了してやみません。観阿弥、江戸川乱歩、忍者、歴史街道、夏見廃寺跡、美旗古墳群など歴史、文化資源、伊賀米、伊賀牛、伊賀酒、伊賀焼、伊賀組み紐、和菓子、漬物、温泉、ブドウなど、伊賀らしさと名張の魅力があふれています。 |
P.153 ◆ 議員(梶田淑子)
□もう一点、基本計画に、名張地区既成市街地のまちづくりに、豊かな地域資源を持つ都市空間、初瀬街道、名張藤堂家邸、江戸川乱歩生誕地など、ネットワーク化を進め、文化の薫りを生かした集客・交流を目指しますと書かれていますが、疎水がめぐり、日やわいのあるまち、今も昔が残る江戸川乱歩生誕の地、新町の住民の皆さんが今よみがえらせ、後世に残したいと強く望まれていることと関連して、旧商家細川家が名張市に提供されると聞きましたが、このことについては、市長のお考えをお聞かせください。 |
P.157 ◎ 市長(亀井利克)
□一方、こうした状況を踏まえて、昨年11月には名張地区まちづくり推進協議会と名張商工会議所から共同してオールドタウン構想として、名張地区のまちづくりについてご提案をいただいたところでございます。この構想の中で、乱歩生誕の地である新町の細川邸を活用して、歴史記念館等を整備することが提案されてございます。総合計画に掲げるリーディングプランを推進するため、平成16 年度には幅広い住民の皆さんの参加をいただきながら、名張地区のまちづくりを進めるための計画策定を進めることにしております。これから計画づくりに着手する段階であり、確定的なことは申し上げられませんが、オールドタウン構想を踏まえ、細川邸の活用策も含めまして、できる限りこの計画に反映したいと考えております。 |
P.163 ◆ 議員(梶田淑子)
□もう時間もないので。それでまず、旧市街地の活性の中で、市長は細川邸のことっていうか、そういうことも総合計画と絡めてやっていくということを非常に前向きにお答えをいただきました。私は、この商工会議所等から出されたオールドタウン構想、これは非常に大きな夢を語った構想なんですね。でも、これ全部網羅した形でお願いしても、なかなか先の遠い話になるので、まず一つ一つ取り組んでいただくということで、そういう江戸川乱歩、この事業を新町の人は一つの拠点にして町の活性につなげたいと。 □その中で、豊島区の提携、友好交流都市提携をなさるんですから、そこのハード事業だけじゃなく、ソフト事業で乱歩に絡んだ行事を豊島区と名張市とが一緒になってやるとか、そういうふうなソフト事業なんかもかみ合わしながら何とか活性につなげる努力をしていただいて、それは将来的には名張歴史記念館っていいますか、これはもとの桜ヶ丘にある市民会館、あの辺で資料をちゃんと、郷土資料をたくさん整理していただいてるんですから、そういうふうなものも展示する場所も必要ですので、それと絡めて、ぜひ、とにかく名張の町の中の活性を図っていくように努力していただきたいと思います。 |
つづいて、第311回(6月)定例会。
P.47 ◎ 教育長(手島新蔵)
□人名辞典によりますと、山本義安は名張城主であった松倉氏に従い大阪の陣に参戦し、多大な武功を上げた後、伊予松山の藩主松平定行に高禄で召し抱えられた武将のようでございます。領民に慕われ、すばらしい人物であったようで、京都で静養の後、65歳で亡くなり、松山の天徳寺に葬られました。その孫により、京都黒谷に墓碑が建てられたと記されております。しかしながら、昭和49年刊行の名張市史にはこの人物についての記述がなく、文化担当の職員も含め、市民にとっても初めて耳にする人物ではないかと思います。まずは、山本義安という人物の事績について調査検証を行う必要があるとともに、ふるさと名張にとっての功績が認められるようでありますならば、観阿弥や江戸川乱歩、稲森宗太郎など既に全国に情報発信を行っている先人と同様、市民に知らしめる努力を行ってまいりたいと考えております。 |
第312回(9月)定例会。
P.68 ◆ 議員(田合豪)
□私は名張にはたくさんの観光資源があると思っております。赤目四十八滝、江戸川乱歩、旧町のひやわいや鰻の寝床のまち並み、美旗の古墳群、観阿弥、世阿弥、奧香落谷などすばらしい観光資源がいっぱいあります。しかし、それを人に見ていただくだけの整備がまだまだできていないように思います。 |
P.110 ◆ 議員(松崎勉)
□名張には、赤目の一ノ井に東大寺の松明の寄進があり、小波田の観阿弥があり、京都八坂神社へ奉納されるオケラ火の縄があり、江戸川乱歩の生誕地でもある旧町内の昔からの資源が多く点在しております。先ほども申し上げましたが、何も新しい観光資源をつくり出せと申し上げているわけではございません。その上、美旗の古墳群があり、相楽の二ツ塚古墳群等があります。大切な資源を有効に使っていくべきだと思います。いかがでしょうか。 |
乱歩にかんするこうした応酬をみるかぎりでは、名張市定例会における市議会議員側の質問というのは、ただの思いつきにもとづいてあれをやれこれをやれと偉そうに注文してみせることでしかなく、その気も能力もないくせにへえへえようがすかしこまりましたと忠義面で応じてみせるのが、名張市側の答弁であるということなのであろう。へたな茶番というしかあるまい。
PR
名張市
朝日新聞:お水取りの松明木 今年の完成を報告
産経新聞:名張に残る戦争の傷 地蔵院青蓮寺で住職が平和講話 児童らが学習
産経新聞:信者ら松明木完成報告 名張市の極楽寺で安全祈願法要
毎日新聞:平和学習会:「平和の尊さ」関心熱く 百合が丘小3年生91人が参加--名張 /三重
毎日新聞:薦原地区コミュニティーバス:来月運行、間に合わず 地元協議難航で--名張 /三重
中日新聞:住職が悲惨な戦争語る 名張・青蓮寺で児童ら熱心にメモ
伊勢新聞:たいまつ完成を報告 東大寺・二月堂のお水取りに調進
伊賀市
朝日新聞:淀川水系4ダム「認めず」、流域委員長ら意見書案(関西)
産経新聞:「伊賀肉たくさん食べて」 JAいがほくぶが保育所に伊賀肉贈呈
毎日新聞:伊賀市:上野南地区中学校建設、用地取得出来ず計画変更 /三重
毎日新聞:ご近所のお医者さん:/10 継続的な受診が大事=黒田弘之さん /三重
毎日新聞:伊賀市議会:中岡市議問題で、虚偽陳述容疑の告発状 /三重
朝日新聞:お水取りの松明木 今年の完成を報告
産経新聞:名張に残る戦争の傷 地蔵院青蓮寺で住職が平和講話 児童らが学習
産経新聞:信者ら松明木完成報告 名張市の極楽寺で安全祈願法要
毎日新聞:平和学習会:「平和の尊さ」関心熱く 百合が丘小3年生91人が参加--名張 /三重
毎日新聞:薦原地区コミュニティーバス:来月運行、間に合わず 地元協議難航で--名張 /三重
中日新聞:住職が悲惨な戦争語る 名張・青蓮寺で児童ら熱心にメモ
伊勢新聞:たいまつ完成を報告 東大寺・二月堂のお水取りに調進
伊賀市
朝日新聞:淀川水系4ダム「認めず」、流域委員長ら意見書案(関西)
産経新聞:「伊賀肉たくさん食べて」 JAいがほくぶが保育所に伊賀肉贈呈
毎日新聞:伊賀市:上野南地区中学校建設、用地取得出来ず計画変更 /三重
毎日新聞:ご近所のお医者さん:/10 継続的な受診が大事=黒田弘之さん /三重
毎日新聞:伊賀市議会:中岡市議問題で、虚偽陳述容疑の告発状 /三重
きのうのつづき。もう完全に惰性でやってるわけである。
きのう概観した平成12・2000年は、豊島区が乱歩記念館の建設構想を明らかにした年であった。そのせいで名張市議会でも乱歩にかんする質問が多く発されたのだが、質問に答えるのは教育委員会だったのだからろくなものではない。何も知らず、知ろうともしないあんな委員会、ただ無駄飯をくらってるだけなのである。
当時もっとも迅速正確な情報を伝えていたのは、地域雑誌「四季どんぶらこ」に連載していた「乱歩文献打明け話」であった。きのうリンクを設定した「中島河太郎先生追悼」には、豊島区の構想にかんする平成11・1999年7月の時点での最新情報を記してあり、もちろんそれはお役所のヒエラルキーのなかで名張市の上層部にも逐一連絡していたのだが、名張市にはなんの動きもなかった。
平成12・2000年の名張市3月定例会に言及した漫才もあった。同年6月発表のものである。
名張人外境:乱歩文献打明け話 第十三回 十七歳はバスに乗って
同年9月発表のものにも続報を記した。
名張人外境:乱歩文献打明け話 第十四回 名張市は戦う
明けて平成13・2001年1月、豊島区が乱歩記念館の建設断念を発表した。
同年3月発表のもの。
名張人外境:乱歩文献打明け話 第十六回 月光仮面は誰でしょう
で、その年の名張市議会。
名張市公式サイト:名張市議会会議録
まず平成13・2001年の第294回(3月)定例会。
とくにこれといった関係もないのだが、昨年10月4日付エントリ「眼もくらまんばかりの」から引用。
年が明けて、平成14・2002年第298回(3月)定例会。
えーっとまあ、やはりなんといっても、名張市教育委員会というのはじつにいいかげんなところなのである。たとえばこのときの答弁、「今後とも立教大学と連携を深めまして、また協力を得まして、生誕の地名張と立教大学とのそれぞれの立場から乱歩顕彰に努め、支援体制を図れるよう努力をしてまいります」とあるのだけれど、そんな「努力」なんてこれっぽっちもしておらぬのである。無駄飯食いがこら。「乱歩顕彰に努め」などと口走ってみたところで、実際には何ひとつできておらぬではないか。適当なこと並べてその場しのぎに明け暮れるしか能がないのかてめーらは。えーっとまあ、要するにあほなのである。
さらに年が明けて、平成15・2003年第306回(6月)定例会。
これは質問ではなく、総務企画委員会に付託された伊賀地区広域市町村圏事務組合関連の協議にかんする報告である。なかに「今進めている生誕360年芭蕉さんがゆく秘蔵のくに伊賀の蔵びらき事業について質疑があり、執行部から、この事業は当初から県が中心になり伊賀地区市町村が協力して進めているもので、平成15年度で約9,000 万円、平成16年度は3億円程度の事業を計画しており、そのうち、県が3分の2、伊賀地区市町村で残りの3分の1を負担することになるとの答弁でありました」との発言もみられる。そうなのである。三重県が天下に誇る官民合同事業「生誕三六〇年芭蕉さんがゆく秘蔵のくに伊賀の蔵びらき」の悪夢は、この翌年に迫っていたのである。
名張人外境:伊賀の蔵びらき記念特別大漫才
そんなことはともかく、おなじく平成15・2003年の第309回(12月)定例会。
この平成15・2003年は江戸川乱歩リファレンスブック3『江戸川乱歩著書目録』が出た年で、これははじめからゲスナー賞ねらいでつくった本だったのだが、強力なライバルがあって金賞も銀賞も射止めることができず、「目録・索引」部門の入選にとどまった。とはいえそれでも、名張市民には充分誇りに思っていただいていい成績なのであるが。
雄松堂書店:第4回ゲスナー賞受賞作品
そして、いよいよ、平成16・2004年がはじまる。『江戸川乱歩著書目録』の刊行を輝かしいピークとして、名張市における乱歩なるものがこの年から急速に劣化してゆくのである。
きのう概観した平成12・2000年は、豊島区が乱歩記念館の建設構想を明らかにした年であった。そのせいで名張市議会でも乱歩にかんする質問が多く発されたのだが、質問に答えるのは教育委員会だったのだからろくなものではない。何も知らず、知ろうともしないあんな委員会、ただ無駄飯をくらってるだけなのである。
当時もっとも迅速正確な情報を伝えていたのは、地域雑誌「四季どんぶらこ」に連載していた「乱歩文献打明け話」であった。きのうリンクを設定した「中島河太郎先生追悼」には、豊島区の構想にかんする平成11・1999年7月の時点での最新情報を記してあり、もちろんそれはお役所のヒエラルキーのなかで名張市の上層部にも逐一連絡していたのだが、名張市にはなんの動きもなかった。
平成12・2000年の名張市3月定例会に言及した漫才もあった。同年6月発表のものである。
名張人外境:乱歩文献打明け話 第十三回 十七歳はバスに乗って
同年9月発表のものにも続報を記した。
名張人外境:乱歩文献打明け話 第十四回 名張市は戦う
明けて平成13・2001年1月、豊島区が乱歩記念館の建設断念を発表した。
同年3月発表のもの。
名張人外境:乱歩文献打明け話 第十六回 月光仮面は誰でしょう
で、その年の名張市議会。
名張市公式サイト:名張市議会会議録
まず平成13・2001年の第294回(3月)定例会。
P.112 ◆ 議員(柳生大輔君)
□さらに、さきの質問に関連します具体的事項についてご所見をお聞かせいただきたいと存じます。商業の活性化におけるまちづくりが到底期待できないものであるならば、新たな方向性を軸としたものに転換していかなければならないと考えます。ご案内のとおり、平成10年に政府の緊急経済対策事業として、旧運輸省、現国土交通省の委託事業で、日本観光協会が作成した観光地づくり推進プログラムの全国5カ所のうちのその一つにこの名張のまち歩き観光が提案されております。まず、その中の城下町観光の推進として、城下町や初瀬街道沿いに残る町並みや、町中に流れる城下川等の資源を生かして、城下町観光を名張の新たな観光の魅力に育てていく必要がある、このように書かれております。その一つは、まち歩きの道の整備であり、どんなものがあるかということでありますが、城下川水辺の道を初め、水路を生かした道の整備、それからひやわいの道の整備、また歴史的町並みの保存と修景、そして散策ルートの整備が上げられております。そこでは、核となる地区の整備、それから次に商業施設の魅力づけ、そして江戸川乱歩記念館の整備、また名張伝統産業館の整備とまちかど博物館の整備がこれまた上げられております。 □……………… □次に、歴史文化が創造したものとしては、商家の軒先の名残であったり、寺町としてのたたずまいであったり、それから今も息づく産業として酒蔵、指物屋、お菓子屋、料理屋、豆腐屋などがあります。それからもう一つ、観光のポイントとなり得るものとしては、江戸川乱歩、亀山房代、藤堂家邸と太鼓門、城下川の花いかだ、酒蔵見学、川沿いの憩い、さらに新町川原の名張花火大会と愛宕の火祭りなどもあります。 |
P.216 ◆ 議員(田郷誠之助君)
□もう一つ、江戸川乱歩記念館の件についてであります。 □東京の豊島区が乱歩の遺族との間で記念館を計画しているということは、以前名張はそれに対してどのように対応するかということでお尋ねをしたことがあります。最近漏れ聞くところによりますと、東京の豊島区が、これは資金難、財政難によるものなのか、はたまたほかの事情かはわかりませんが、記念館構想がさたやみになったということを耳にしておりますが、実は教育委員会の方にこの点について情報を、並びに対応をお聞きしたいと。よろしくお願いをします。 |
P.217 ◎ 教育次長(岡山佳男君)
◎教育次長(岡山佳男君) それでは、私の方から江戸川乱歩記念館のことにつきましてお尋ねがございましたので、お答えをさせていただきたいと思います。 □ご承知いただいておりますように、この乱歩さんの記念館については、平成11年6月だったんですけども東京の豊島区が、乱歩さんが住みなれ生活された住宅ともどもに、そこで資料が残されているわけでございますが、それを活用いたしまして江戸川乱歩記念館を開設すべく準備をするということで発表なさいまして、以後予算措置もされまして調査をされておったわけでございますが、去る13年2月21日の夕刊に載っておったわけでございますが、この豊島区がその準備をされておったわけでございますが、財政難のために断念をしたということで報道されているわけでございます。 |
とくにこれといった関係もないのだが、昨年10月4日付エントリ「眼もくらまんばかりの」から引用。
平成10・1998年のことである。名張市立図書館にお客さんがあった。だいじなお客さんなので、名張市教育委員会の教育次長が挨拶した。ちょうど『江戸川乱歩執筆年譜』が出たばかりだったから、お客さん全員に一冊ずつ手渡し、ご覧いただいていた。
テーブルには、『乱歩文献データブック』も置いてあった。と、横から、『江戸川乱歩執筆年譜』と『乱歩文献データブック』を手にした教育次長が、こんなことを訊いてくる。 「これ二冊ありますけどさなあ、こっちとこっち、表紙は違いますわてなあ。せやけど、中身はほれ、どっちも字ィ書いてあって、二色刷で、ふたつともおんなじですねさ。これ、こっちとこっち、どこが違いますの」 ばかなのである。もう野放図なまでの、眼もくらまんばかりのばかなのである。そもそも本というものは、たんに字を印刷してあるだけのものなのである。その字を読まなければ、中身の違いはわからぬのである。 名張市の職員がすべて、全員が全員、どうしようもないばかであるというつもりはない。だいたい、職員個々のことなどよく知らない。だが、総体としてみれば、アベレージを求めるならば、これはもうばかだとしかいいようがないだろう。そして、なかには相当なばかがいて、ただ市職員として甲羅を経ているというそれだけの理由で、その手ひどいばかが教育次長を務めていたのである。 |
年が明けて、平成14・2002年第298回(3月)定例会。
P.89 ◆ 議員(田郷誠之助君)
□教育関係の質問で、最後に1つお尋ねします。江戸川乱歩の記念館に関しては、これまでにもお尋ねしてきております。名張の図書館には乱歩コーナーも設けられ、来館する市民にも乱歩に関する認識を深める上で大きな役割を果たしています。また、乱歩関連の文献のデータブックを刊行され、関係者からも高く評価されてきておりますが、聞くところによれば、乱歩邸に保存されている資料を含めて、乱歩邸を東京都豊島区が買い上げる話が立ち消えになって、新たに立教大学にすべて移管、管理されることになったと聞き及びますが、そのあたりのことを既にご承知のことと思います。お聞きしたいのは、東京の乱歩邸の身の振り方によって、名張の乱歩コーナーのこれまでの乱歩邸との関係はどうなるのか。借りている資料などがある場合、一元管理という理由で返還の必要が出てこないかなど、今後の乱歩コーナーへのあり方への影響などについて説明していただきたい。 |
P.98 ◎ 教育長(手島新蔵君)
□5点目、江戸川乱歩につきまして今後どうしていくのかということでございます。乱歩生誕の地名張としまして、今日まで多くの市民の支援者のご協力とご遺族のご理解を得て、遺品展を名張市立図書館に設けていることはご案内のとおりでございます。平成14年度には乱歩ふるさと発見50年記念事業としてゆかりの地をめぐるウォーキングやとか探偵講談、トークショー、レファレンスブック第3の刊行などを考えています。このときには乱歩先生のご子息であります平井隆太郎先生、またそのご子息もともに名張へおいでいただいて、この50年の式典にはトークもしていただくということで、こちら側としましては、先般そのことをお伺いをして、快くお引き受けをいただきました。 □東京の平井邸の蔵書につきましては、先ほどご所見でございましたように、当初豊島区が記念館を建設するということでございましたが、今回立教大学に譲渡されるということを聞いております。今後とも立教大学と連携を深めまして、また協力を得まして、生誕の地名張と立教大学とのそれぞれの立場から乱歩顕彰に努め、支援体制を図れるよう努力をしてまいりますし、これまでのご支援につきましては平井隆太郎先生も快く名張の乱歩生誕の地として、高くこれまでの取り組みにつきまして評価もいただいておりますし、快く資料の提供なり貸与をしていただくということも承っておりますので、今後ともそのことを取り組んでまいりたいと考えております。 |
P.100 ◆ 議員(田郷誠之助君)
□あと能舞台、それから江戸川乱歩につきましては、ご答弁一応承っておきます。これ以上のことは今ここでは申し上げないでおきます。では、私の今の2度目の質問に対してご答弁をお願いいたします。 |
えーっとまあ、やはりなんといっても、名張市教育委員会というのはじつにいいかげんなところなのである。たとえばこのときの答弁、「今後とも立教大学と連携を深めまして、また協力を得まして、生誕の地名張と立教大学とのそれぞれの立場から乱歩顕彰に努め、支援体制を図れるよう努力をしてまいります」とあるのだけれど、そんな「努力」なんてこれっぽっちもしておらぬのである。無駄飯食いがこら。「乱歩顕彰に努め」などと口走ってみたところで、実際には何ひとつできておらぬではないか。適当なこと並べてその場しのぎに明け暮れるしか能がないのかてめーらは。えーっとまあ、要するにあほなのである。
さらに年が明けて、平成15・2003年第306回(6月)定例会。
P.244 ◆ 総務企画委員長(中川敬三)
□それに関連して委員からは、名張市としてどのような事業展開が図られるのかとの質疑に対しては、今要望している分として、平井堅1万人コンサートや乱歩企画としてのミステリートーク、観阿弥企画として能楽講座などを要望しているとの答弁でありました。 □……………… □その他、委員からは、名張市にとってこの事業は価値があるのか、もっと乱歩をPRしていくべきだ、さらには文化の発信が上野に比べておくれているなどの意見がありましたが、特にこの議案に反対する意見はなく、採決を行いましたところ、本案については全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 |
これは質問ではなく、総務企画委員会に付託された伊賀地区広域市町村圏事務組合関連の協議にかんする報告である。なかに「今進めている生誕360年芭蕉さんがゆく秘蔵のくに伊賀の蔵びらき事業について質疑があり、執行部から、この事業は当初から県が中心になり伊賀地区市町村が協力して進めているもので、平成15年度で約9,000 万円、平成16年度は3億円程度の事業を計画しており、そのうち、県が3分の2、伊賀地区市町村で残りの3分の1を負担することになるとの答弁でありました」との発言もみられる。そうなのである。三重県が天下に誇る官民合同事業「生誕三六〇年芭蕉さんがゆく秘蔵のくに伊賀の蔵びらき」の悪夢は、この翌年に迫っていたのである。
名張人外境:伊賀の蔵びらき記念特別大漫才
そんなことはともかく、おなじく平成15・2003年の第309回(12月)定例会。
P.19 ◎ 収入役(松本豊明)
□254ページの9款教育費は21億3,685万8,000円、予算執行率は85.1%でありますが、(仮称)名張ふれあいスポーツプラザ整備事業で3億1,719万2,000円を繰り越しております。主な内容は、小中学校費では、教育用コンピューターの整備と各学校の教材備品の購入費、耐震診断事業委託、遠距離通学費補助金などであり、幼稚園費では、私立幼稚園就園奨励補助金などであります。また、268 ページからの社会教育費は、美旗古墳群公有地化事業や名張市社会教育振興会への補助、公民館の改修や高齢者対策整備事業などのほか、市立図書館の図書購入費と乱歩記念事業や青少年団体育成事業費などでありまして、278ページの保健体育費では、市民テニスコートとプール改修のほか、(仮称)名張ふれあいスポーツプラザ整備に向けての費用も支出しております。 |
この平成15・2003年は江戸川乱歩リファレンスブック3『江戸川乱歩著書目録』が出た年で、これははじめからゲスナー賞ねらいでつくった本だったのだが、強力なライバルがあって金賞も銀賞も射止めることができず、「目録・索引」部門の入選にとどまった。とはいえそれでも、名張市民には充分誇りに思っていただいていい成績なのであるが。
雄松堂書店:第4回ゲスナー賞受賞作品
そして、いよいよ、平成16・2004年がはじまる。『江戸川乱歩著書目録』の刊行を輝かしいピークとして、名張市における乱歩なるものがこの年から急速に劣化してゆくのである。
名張市
朝日新聞:乳児に虐待、意識不明の重体に 容疑で両親逮捕 奈良(関西)
朝日新聞:4カ月乳児を繰り返し暴行、意識不明に 容疑で両親逮捕(社会)
産経新聞:農業用小屋で火災 名張市
産経新聞:アマゴ・ニジマス釣り解禁 名張川
産経新聞:奈良 乳児虐待で重体、両親逮捕(事件)
毎日新聞:植樹:10年後の桜、夢見て 錦生地域づくり委、苗木120本を--名張 /三重
毎日新聞:冤罪被害:殺人放火無罪判決の被告ら、東京・銀座で訴え(話題)
毎日新聞:乳児虐待:夫婦を殺人未遂容疑で逮捕 奈良(事件・事故・裁判)
読売新聞:4か月男児が殴打され重体、両親を逮捕…奈良(関西発)
中日新聞:初瀬街道に案内板 屋号のれんの場所示す
伊賀市
産経新聞:横光利一しのび「雪解のつどい」 伊賀市
毎日新聞:事件・事故24時:伊賀の名阪国道で男性が病死後追突 /三重
毎日新聞:雪解のつどい:横光文学に思いはせ 110人が参加--伊賀 /三重
毎日新聞:わくわく子どもフェスタ:手製ロケットに歓声 親子のきずな深める--伊賀 /三重
中日新聞:作家・横光利一生誕110年 伊賀で「雪解」のつどい
三重県
朝日新聞:休日の利用者直撃 近鉄特急事故
朝日新聞:乳児に虐待、意識不明の重体に 容疑で両親逮捕 奈良(関西)
朝日新聞:4カ月乳児を繰り返し暴行、意識不明に 容疑で両親逮捕(社会)
産経新聞:農業用小屋で火災 名張市
産経新聞:アマゴ・ニジマス釣り解禁 名張川
産経新聞:奈良 乳児虐待で重体、両親逮捕(事件)
毎日新聞:植樹:10年後の桜、夢見て 錦生地域づくり委、苗木120本を--名張 /三重
毎日新聞:冤罪被害:殺人放火無罪判決の被告ら、東京・銀座で訴え(話題)
毎日新聞:乳児虐待:夫婦を殺人未遂容疑で逮捕 奈良(事件・事故・裁判)
読売新聞:4か月男児が殴打され重体、両親を逮捕…奈良(関西発)
中日新聞:初瀬街道に案内板 屋号のれんの場所示す
伊賀市
産経新聞:横光利一しのび「雪解のつどい」 伊賀市
毎日新聞:事件・事故24時:伊賀の名阪国道で男性が病死後追突 /三重
毎日新聞:雪解のつどい:横光文学に思いはせ 110人が参加--伊賀 /三重
毎日新聞:わくわく子どもフェスタ:手製ロケットに歓声 親子のきずな深める--伊賀 /三重
中日新聞:作家・横光利一生誕110年 伊賀で「雪解」のつどい
三重県
朝日新聞:休日の利用者直撃 近鉄特急事故
おとといのつづきである。1900年代が終わり、きょうから2000年代。
1900年代最後の年、つまり平成11・1999年に、ウェブサイト名張人外境を開設した。名張市立図書館の江戸川乱歩リファレンスブック1『乱歩文献データブック』と2『江戸川乱歩執筆年譜』が出そろい、いっぽうでインターネットが普及してきたことでもあるから、ここはひとつ両書のデータをネット上に、と教育委員会に提案してあっさり蹴られたので、ばかがしれっと蹴りやがったので、それなら自分でやるしかないなと思ったのが開設のきっかけである。
すでに前世紀の話題である。当時のことは仔細には思い出せぬ気もする。そのころ書いた漫才をお読みいただくのがいいかもしれない。
まず、平成11・1999年3月発表。
名張人外境:乱歩文献打明け話 第八回 ノストラダムス解読
つづいて、同年6月。
名張人外境:乱歩文献打明け話 第九回 君たち気は確かか
同年9月。
名張人外境:乱歩文献打明け話 第十回 中島河太郎先生追悼
それで同年10月、名張人外境の開設となる。
それでは、なんとも不毛な作業ではあるが、先をつづけることにする。
名張市公式サイト:名張市議会会議録
いちいちコメントを付すことはせず、不毛な質疑を引用するだけにとどめる。
平成12・2000年第289回(3月)定例会。
平成12・2000年第291回(9月)定例会。
みごとなまでに不毛である。
1900年代最後の年、つまり平成11・1999年に、ウェブサイト名張人外境を開設した。名張市立図書館の江戸川乱歩リファレンスブック1『乱歩文献データブック』と2『江戸川乱歩執筆年譜』が出そろい、いっぽうでインターネットが普及してきたことでもあるから、ここはひとつ両書のデータをネット上に、と教育委員会に提案してあっさり蹴られたので、ばかがしれっと蹴りやがったので、それなら自分でやるしかないなと思ったのが開設のきっかけである。
すでに前世紀の話題である。当時のことは仔細には思い出せぬ気もする。そのころ書いた漫才をお読みいただくのがいいかもしれない。
まず、平成11・1999年3月発表。
名張人外境:乱歩文献打明け話 第八回 ノストラダムス解読
つづいて、同年6月。
名張人外境:乱歩文献打明け話 第九回 君たち気は確かか
同年9月。
名張人外境:乱歩文献打明け話 第十回 中島河太郎先生追悼
それで同年10月、名張人外境の開設となる。
それでは、なんとも不毛な作業ではあるが、先をつづけることにする。
名張市公式サイト:名張市議会会議録
いちいちコメントを付すことはせず、不毛な質疑を引用するだけにとどめる。
平成12・2000年第289回(3月)定例会。
P.179 ◆ 議員(中川敬三君)
□今、江戸川乱歩の生誕の旧跡がございますが、あれは今回の予算の、平成12年度の予算の中で、これは、教育費は款の9ですか、それの社会教育費の中の文化振興費に入ってると思いますが、その中に江戸川乱歩にかかわる遺産あるいは旧跡の管理とかその辺の費用がどういう見方をされてるのか、お聞かせ願いたいと思います。 |
P.181 ◎ 教育次長(岡山佳男君)
□それから、2点目の江戸川乱歩資料の関係でございますけども、予算に絡みましてでございますので、図書館費の中に備品購入費っていうのがあるわけでございますが、その中はもちろん大半が新刊書の購入ではございますけども、その中に郷土資料並びに乱歩資料の購入と、費用も含まれておりまして、それによりましてあの乱歩コーナーに一応整えてます資料を、今日まで歴代の館長さん初め職員の方々がいろんな情報をもとにそろえていただいたやつでございますので、12年度予算につきましても一応そういう形の中で見さしていただいておりまして、またいい資料がありましたらあの乱歩コーナーを充実さしていただきたいと、このように考えておりますので、その辺でご理解を賜りたいと思います。 |
P.181 ◆ 議員(中川敬三君)
□それから、先ほど申し上げた江戸川乱歩の件なんですが、そういうことで、名張市としましてもそれにかかわる予算というものがこの中に、予算の中に含まれてるということでございますが、今般東京の豊島区の方で記念館ができるということで、名張市でも前からそういった記念館云々の話が私たしかあったような気がするんですが、その辺ひとつ、どういうふうな今、実際豊島区の方にできましたが、どういうふうに総括されているのか、ちょっと教育委員会の方の考え方をひとつお聞かせ願いたいと思います。 |
P.181 ◎ 教育委員長(辻敬治君)
◎教育委員長(辻敬治君) 資料を持っておりませんので詳しいことはまた後で申し上げるといたしまして、江戸川乱歩の顕彰ということで市民の皆様方からご指示をいただいておりまして、過去もう20年近く前から乱歩の記念館をつくりたいんだということが市民の中でも定着しておりまして、また現在移転されました現在の図書館に移りますときも、乱歩の資料、実はこれ、乱歩さんがご生存中に、名張はふるさとだから、私が死んだらすべてを上げますよということをちらっと漏らされたことがあったようです。私は聞いてませんのでその辺はわからないんですが、そういうふうなことから、入れ物をつくったらいただけるんだというふうな感じが推進の委員会あたりであったようでございます。それで、そういうことで多くの方が記念館の建設を促進する会を結成されまして、ご努力いただいたんです。 □しかし、その後、亡くなりましてから、私もその件につきましては、ちょうど郷土資料室の嘱託等をやっていた時期でございましたので、館長ともども平井隆太郎さん、息子さんが隆太郎さんと申しますので、その話を持って、たしか川崎現代議士と同席いただいてお願いにも上がったことがございます。その当時はまだ平井隆太郎さんの奥さんがお見えでして、いろんな協議をさしていただいた。しかし、名張さんに全部渡すという約束はいただけなかったんです。これまた、あの方は方々でそれをおっしゃってきたようです、乱歩さんが。例えば、推理作家協会とか、またほかのところでも申してこられたようでございまして、そういうなことから名張さんにすべてということはできないだろうというような話もあったんです。それで、できることなら私とこに少しでも多くというふうな話から、これ申し上げていいかどうかと思いますけど、2そろえあるうち1つはくださいというふうな奥さんとの話が出まして、相当詰めてきたんですけれども、奥さんが亡くなられて、隆太郎さんの方は、現在見ていただいたらわかりますような乱歩記念コーナー程度のお貸しをいただいて現在に至ってると。 □ただ、豊島区がいろんな構想されたのは最近でございまして、私どもはそういうなことで長い間の話であるということから、後でまた次長の方から説明あると思うんですが、豊島区に対してはいろんな話を、豊島区に名張の資料室をつくるっていうわけにも、ちょっと無理な話でもあると思いますし、その辺問題は整理はしなきゃならんのですが、いずれにいたしましても豊島区との話を進めて、できる限りの私どもの研究機関として利用さしていただけるような体制を、まずとるということも。まだ豊島区に渡されるということも決定はしてないようです、その辺のとこ、またお話あると思いますけれども、過去の経過はそういうことで、すべてを名張市にという乱歩さんのお話はあったんですが、しかしそれは実現はしなかったと。 |
P.182 ◎ 教育次長(岡山佳男君)
◎教育次長(岡山佳男君) 豊島区における乱歩の記念館構想のことで、委員長、今お答えいただいたわけでございますが、私ども、ことしの2月10日前後に、そのような形で若干豊島区が乱歩さんの住んでおった建物と、それからその資料を乱歩記念館にするというような計画の中で、乱歩さんのいわゆる長男であります平井さんですね、平井先生が、その資料を豊島区への寄贈意思を明らかにしたということで、これ2月10日前後でございますが、そういうことのニュースを聞きましたもんですので、2月16日の時点で私どもの方から豊島区へ聞かしていただいたら、一応そういうようなお話だということでございます。ただし、先ほど委員長申しましたように、正式な調印等はまだしていないということでございます。そして、今後の希望といたしましては、12 年度から公開展示に向けての資料整備、あるいはその建物の整備等をどのようにしていくかというようなことを調査を進めたいというようなことのようでございます。そして、土地についてはまだはっきり今のところ、買収するのか、あるいは借地にするのか決まっていないようでございます。そして、若干、乱歩さんのお孫さんが現在一緒に住んでおられますので、その方が今後とも住むということの中で、その辺の住居部分と博物館の関係をどうするかというような今後のそういう課題もあるようでございます。 □それで、今後のことは若干、これから調査することによってわかってくる部分がございまして、まだはっきりしてるわけではございません。しかし、一応基本的には乱歩さんの子息の長男の方、平井先生が一応その資料等を豊島区に寄附の意思をもう明らかにしたということでございますので、豊島区長さんの懸案事項ではございますので、そういう形では進むんではないかと、このように思うわけでございます。 |
P.183 ◆ 議員(中川敬三君)
□それで、この江戸川乱歩の件につきましては広報か何かで一度詳しく、そら生誕の地が名張だからって、すべて名張の思うようにいかんだろうっていうのは、これはこの問題だけじゃなくて世の常でありますから、もちろん豊島区にしたって、そういうものが一つのねらい目であったのかもわかりませんし。だから、今ここへ来て名張市が積極的だったとか、積極的でなかったとか、そういう過去を議論してもしようがないわけであります。ですから、その辺云々ということじゃなくて、やっぱりこういう事実、名張の一つの旧跡と遺産というものを市民の皆さんにきちんと、なぜそうなったかということが理解できるように、そういうことをきちんとしていかないと、結果的には市民の皆さんが、これは市が積極的に取り組んでないからこういうことになるんだという単純な、そういう誤解か理解になっていくと思いますので、ぜひそういうのは広報できちんと事実関係を市民の皆さんに教えてあげていただきたいと思います。 □それからもう一点は、これお願いでございますけれども、この豊島区に仮に行ったからというてオール・オア・ナッシングという考え方ではなくて、当然向こうは史籍者としてお住み、活躍した場所ですし、名張は生まれて、生誕したという、それぞれの特徴、何ていいますかね、それぞれの立場のある旧跡でございますので、ぜひ例えば江戸川乱歩生誕の館でもいいわけですね、向こうが記念館だったら、そういうものをやって、やっぱり名張の残した遺産っていうものもその中で展示したり、かかわってくる。そしてまた、あるときは豊島区の方からお借りして、名張でもっとそういう展示会をするとか、いろんなやっていき方があると思いますので、先ほど申し上げたオール・オア・ナッシングでなくて、それぞれの持ち味を生かした、そういうあれをぜひやってって、市内あるいは県内、県外の方たちも、豊島区のものも見に行くけどやっぱり生誕の地も見ておこうというようになるようにぜひやっていただきたいとお願い申し上げまして、質問を終わらせていただきます。 |
P.199 ◆ 議員(田郷誠之助君)
◆議員(田郷誠之助君) けさ、一番に質問で取り上げられました江戸川乱歩記念館並びにまた図書館の図書購入費、こういった点でご質問をさせていただきたい、このように思います。 □最近の、これ東京の新聞、これも2月10日と11日にかけて東京新聞、それから産経、毎日、朝日、それぞれの東京版の各紙を拝見、私したんでございますが、そこで江戸川乱歩記念館を取り上げておりました。それを受けた形で先般も、これ3月に入ってから名張でも伊和新聞が3月4日に取り上げております。 □もちろん、これ名張の問題でございますし、名張では早くから、これは昭和44年、1969年に、もう今から31年前でございますが、新名張という新聞でもこれは恐らく乱歩記念館の最初の取り組みの経過ということで、7月11日に報道されております。 □これは江戸川乱歩の記念館の建設推進ということで、今の川崎代議士でなしに、川崎秀二代議士のときに記念館の建設推進ということで、国立国会図書館で何か懇談会が開かれたと。当時の富永乱歩記念会館建設の会の会長さんが上京されて、そうして乱歩の遺族、また推理作家協会、東京在中の名張人会、そういった人たちで構成される懇談会ですか、そこで次のようなことが申し合わされたということになっております。 □記念館は、名張市立の図書館の附属施設にしようというようなこと、そういう意味で図書館の中に置くと。それから、着工は昭和46年、年末までに完成しようと。こういうことで、この当時は北田市長でございましたかね、市長も大いに賛成をされたと。市議会とも相談をして、市としての協力体制を固めようと、こういうように当時の市長も明言をされていたと。結果はご存じのように、この構想は実現はしなかったわけでございますけれども、時移り、人も変わり、28年後、今の富永市長のときになりまして、というのは3年前です。平成9年、新年の年頭会見というのがあったんですね。新聞報道によりますと、新春の夢のある話ということで、乱歩記念館建設を10年計画で実現したい、このようにこの富永英輔市長が語っておられて、新聞でも報道をされております。今のコーナーとは違って、記念館ということですね。 □ところで、その後一向に実現の兆しが市民の目には見えてこない。そこへ先ほども質問がございましたように、東京の豊島区でこの問題が出てまいっております。東京の豊島区では、区長が選挙公約ということで乱歩記念館を取り上げておられる。当選後に、これはもう最近ですね、公約を実現すると言明をされて先ほど来の話題になっておるわけでございます。加えて、東京では乱歩のご遺族から乱歩の遺産を豊島区に寄贈すると報道されています。 □先ほどの教育委員長からも、また次長からも、るる経過説明もありましたし、大体わかったんですけれども、大切なのは名張側の姿勢です。あれだけ市長が公言をしてこられた問題であります。乱歩記念館建設構想、名張における、これについて市長の、富永名張市長のご意見を私はお伺いしたい。 □これ、ちょっと後々時間がかかりますので、このまま、ひとまず乱歩記念館構想については第1回目はこのぐらいにしておきます。 |
P.201 ◎ 市長(富永英輔君)
◎市長(富永英輔君) 午前中の田郷議員のいわゆる乱歩記念館についてのご質問であります。 □先ほどお話もございましたように、私どもといたしましては、江戸川乱歩の生誕の地であると、このことを一つのまちづくりの素材として生かしながら、市民との共有財産として、まさにそのことを生かしたまちづくりをしようと、こんなふうに提案をし、提言をしてきているところでありまして、その中にいろんな取り組みを今日までもさしていただいてまいりました。いわゆる、ミステリーフォーラムっていうのが中心でありますけれども、乱歩さんのその生誕の地にふさわしいようなミステリーというのをまちづくりの中に取り入れながら、市民の皆さん方にそういう形をとらしていただいたり、あるいはシンポジウム、勉強会等を開いていただいたり、いろんな形で生誕の地にふさわしいさまざまな事業や、また市民の皆さん方の活動を展開をしてきているというのが今日の状況であります。 □それからもう一つは、伊賀地方の拠点都市地域の整備計画のコンセプトの中に、そうしたミステリー館の建設問題というのも一つのテーマに上げさしていただいておると。したがって、そういうことから含めて、私どもとしてはいわゆる乱歩生誕の地にふさわしい一つの施設をつくり上げていこうというのが、先ほどおっしゃっていただいた私の新年の記者会見のときでございましょうか、ちょっと語らしていただいた中身であります。 □それも、もう一つの問題は、この日本の推理作家協会の皆さん方にこれまでずっと我々お世話になってきているわけですが、別にそういう作家ではないんですが、そうしたミステリーの愛好者の皆さん方のこう一定の日本にも集団がありまして、その方々ができれば乱歩記念館をというような、そういうミステリー記念館ていうんでしょうか、そういうのを東西に1館ずつ設けてはどうだろうかと、こういう構想を打ち出されまして、そのときに1つは東は新宿か池袋か何か、そんなあたりで1つつくろう、もう一つ西の拠点は名張にしようと、このことがたまたまそういうことを語られたというのもちょうどそのときでありましたので、そういうことで受けているわけであります。 □そこで、今回のこの東京の豊島区の問題は、ちょうど西新宿という、立教大学のちょうど裏手ぐらいでしょうか、乱歩さんがずっとお住まいになってるところ、したがってそこでは戦時中は隣組の組長さんもされておって、回覧板なんかも保管されたりしてあるわけでありますけれども、そこでちょうど写真なんかで絶えず出てきますのが蔵ですね、書斎兼書庫になってる蔵があるんですけれども、そういうのも含めてかなり木造の古いお宅でありますけれども、それをこの立教大学の敷地とそれこそ一体的なところにございますので、できればそれをそのまま平井隆太郎先生にしても、乱歩さんの息子さんでありますけれども、隆太郎先生にしても、できればもうそれ一つ子で分散することなく保存していきたいなというご希望がどうもおありのようでございまして、そのこととちょうど場所も立教大学のちょうどそういう敷地に接してるところでもございますし、そしてずっと長い間そこにある施設でございますから、そのまま豊島区が引き継いだらどうだろうかというのが今日の状況のようであります。したがって、我々はその蔵そのものを本当はいただくと、一番そらありがたいわけでありますけれども、そういう状況でありますから、今も申し上げたように乱歩生誕の地にふさわしい、それをまちづくりの中の一つのポイントにしていこうという趣旨でございますから、したがってそういう点ではこのことと、豊島区の施設と我々の施設は必ずしも一致をして取り合いしなきゃならん、そういう品物じゃあないと私は思っているわけであります。したがって、それぞれ特徴ある施設がお互いに連携し合うということも一つであろうと思いますので、必ずしもそういうことじゃないだろうと、こんなふうに思っております。状況からして、乱歩先生のご遺族が今長いこと住みなれた場所をそのまま保存したいというお気持ち、それを当該の区が受けたという形、このことについては必然性があるんかなと、こう思っております。 |
P.202 ◆ 議員(田郷誠之助君)
◆議員(田郷誠之助君) 江戸川乱歩の記念館の問題につきまして、今市長の方からご説明をお聞きいたしました。 □東京の豊島区のどうも考え方としては、今の市長のご答弁から、これ私が推測するような発言になるかもしれませんけれども、もう全部乱歩関係の資料は統合をすると。そして、名張でのそういったミステリーフォーラムとか、そういうようなこともなさいましたけれども、そういった形で江戸川乱歩にゆかりのある土地だということだけで、何らかの遺品とか、そういったものはこれはもう東京で統合的に管理をしてもらって、こちらは生誕の地だということを訴えるだけの施設をつくられるように私は受けとめたんですけれども、その辺がどういうことなんだろうかなと。 □恐らく、今は乱歩の遺族から遺品を借りて展示されておるんだろうと思います。ということになりますと、やはりそういったものは一元的に管理するのが最もいいんだろうということも考えますし、ただ、まちづくりの素材としてと。市民との共有財産ではあっても生誕の地だということだけをと。そうすると建物も生誕の地といってももう建物は残ってるわけでもありませんし、名張の場合には碑が立っているだけである。だから、その建物は過去の遺産ということでなしに、ただ今後の催しをするための施設をつくるだけのような感じに私は理解をしたんですが、ということは表現からいたしますと、東京の方とは違った方式でとか、または取り合いはしないというようなご表現の中からはそういうお考えなんだろうかと。私の場合ははっきり言って、何も少しずつでも遺品を取り合いするようなことでなしに、東京でいっそのこと一元管理をされる方が、僕はすっと、すかっとしていいんではないかなという気持ちもあったもんですから、私はそういう受けとめ方もしましたし、私の意見としては、やはりその方がかえって江戸川乱歩遺族、ならびに関係者、またさらには推理作家協会とか、そういった方々にとっても管理しよいし、いいんではないかなと、これは私の意見でございます。 □その辺、今私が言ったようなことをお考えなんかどうかを改めて確認をしておきたいと思います。 □そして、もうこんなことを今さら申し上げるまでもないわけですけれども、やはり現物を抱え込んでおられる豊島区の方が力関係としては強いんですから、だからもう公約としては名張市の方が豊島区の区長よりも先に公約したんだということだけで、それがお墨つきになるわけでは絶対ないわけですから、この辺のところは遺族とも十分話し合いをされる方がいいんではないかなあと、このように考えるわけです。 □それともう一つ、念のためにお聞きしておきますが、3年前でしたかの新年のご発言の裏づけというものが実際あったのかどうかと、その時点で何らかの裏づけが江戸川乱歩のご遺族との間でその時点ではあったのかどうかと、その辺のところ念のために確認しておきたいと。 □乱歩については以上。 |
P.203 ◎ 市長(富永英輔君)
◎市長(富永英輔君) 先ほどもお答えさしていただいたように、要するに江戸川乱歩さんの生誕の地であると、このことをまちづくりの中で生かしていこうと、こういう考えでございます。ですから、立教大学があって、ほぼその敷地と思われるような、そういう位置に乱歩さんがお住まいになってたのがそのままあるわけです。そして、そこに平井先生ご一家もお住まいをいただいていると。そういう状況でございますから、やはり老朽化しているし、平井先生としてはそれをそのまま残していきたいと、しかもそういう一等地でもございますし、それだけの施設でありますから、やっぱり相続税問題もありますし、そのままそのものをその地で公共のものとして引き継いでもらうというのがご遺族としても一番望まれてることじゃないかと。したがって、今も申し上げたように、そういう点では田郷議員のおっしゃることと同じような格好になろうかと思いますけれども、そのものを取り合いするという話ではない。むしろ、特徴のある乱歩さんの生誕の地にふさわしい一つのコンセプトを持った特徴のあるそうした文化施設づくりということが大事じゃないかと、こう思っております。 |
平成12・2000年第291回(9月)定例会。
P.94 ◎ 教育次長(岡山佳男君)
□それから、蔵書の購入予算についてでございますが、貴重な市民の共有財産である図書でございます。現在備品購入費で賄う新刊書あるいは乱歩関係を含みます郷土資料、あるいは視聴覚資料等をこの備品購入費で購入しているわけでございます。そのほかに消耗品費で賄っております新聞とか雑誌、いわゆる逐次刊行物でございますが、そういうものがありまして、今後も多様化、高度化する利用者の皆さんにおこたえすべく選書に努めまして、財政の許す限りにおきましてより多くの資料を購入できるよう努力してまいりたいと、このように考えておりますので、よろしくご理解を賜りたいと思います。 |
P.144 ◆ 議員(加藤富栄君)
□それから、最後の一つですが、33ページの移動美術館作品警備委託料というふうなことで8万4,000円出ているわけです。この移動美術館に関しまして、これは多分図書館の2階でやられるんだろうと思いますけれども、この点でですね、ちょっと総合計画の中に、実は私、第2回、第3回の文化振興審議会の委員も務めさせていただいたわけですが、先般第3回の折の答申も読み返してみました。随分とやはりこの答申の内容を生かしてきていただいているなという部分も感じております。能のにあう「まちの顔」づくりもそうでありますし、この中での美旗に設けられております能舞台に、橋懸りや舞台裏の楽屋も増設していこうというふうな方向も見えてきておるようでございますし、夏見廃寺跡や、美旗古墳群とか、その他乱歩、黒田庄等々のそういう歴史的な文化も未来につなげていこうというふうな、舞台づくりもしていこうというふうなことで、非常に結構なことだなというふうに思っているわけでございますけれども、市民ギャラリーですね、この市民ギャラリーについては全く、どうお考えになってくださってるのかについて見えてこない。これは教育委員会の方にもお尋ねしたいことですが、総合計画基本構想の中にも全くそういった面が見えてこない。あるいは私の読み方がまずいのかもしれないんですが、このおきつもビューパークや黒田庄農業公園や田園歴史ミュージアム構想の中にあるいはそういうものも入れていただいているのかというふうにも思うんですけれども、その古きよき歴史を生かしていくということは、本当に結構なことだと。それは名張にしかないものでございますので、それは結構なことかと思うわけですけれども、やはり10万都市を目指す名張市において、市民の現在あるいは未来にかけてのいろんな市民活動があるわけで、そういう固定的な発表の場、常設の場もない。それから、検証する場もないというふうなことをどうとらえてくださっているのかなというふうに思ってお尋ねする次第でございます。この点についてお考えをお聞かせ願いたいと。古い歴史と新しい文化が調和してこそ質の高い生活文化が創造されるんではなかろうかと思いますので、お尋ねしておきたい。 |
みごとなまでに不毛である。
犬が来た。きのう午後のことである。英国原産のウェルシュ・コーギー・ペンブローク、女の子である。小春と名づけた。
名張市
毎日新聞:放流:名張川漁協、アマゴとニジマスを400キロ あす漁解禁 /三重
毎日新聞:時間外救急:輪番制の後方病院、名張市要請で「宇陀市立」など了承 /三重
毎日新聞:ランドセルカバー:キラキラ1年生に、交通安全贈ります--名張ライオンズC /三重
伊勢新聞:さお釣りあす解禁 アマゴとニジマス放流 名張川漁協
伊賀市
朝日新聞:病める人の支えに
毎日新聞:こども劇団:小学生の全団員、大人役に挑む--「うてかえりこんぼ」あす公演 /三重
毎日新聞:伊賀市:旧阿山・名賀郡加え、市全域を景観計画区域に--9月に条例案提出 /三重
読売新聞:木のぬくもり家具に(愛知)
中日新聞:横光利一しのび愛好者がつどい あす、伊賀市中央公民館で
三重県
中日新聞:88自治体が赤字地方債 07年度、愛知県最多の359億円(政治)
毎日新聞:放流:名張川漁協、アマゴとニジマスを400キロ あす漁解禁 /三重
毎日新聞:時間外救急:輪番制の後方病院、名張市要請で「宇陀市立」など了承 /三重
毎日新聞:ランドセルカバー:キラキラ1年生に、交通安全贈ります--名張ライオンズC /三重
伊勢新聞:さお釣りあす解禁 アマゴとニジマス放流 名張川漁協
伊賀市
朝日新聞:病める人の支えに
毎日新聞:こども劇団:小学生の全団員、大人役に挑む--「うてかえりこんぼ」あす公演 /三重
毎日新聞:伊賀市:旧阿山・名賀郡加え、市全域を景観計画区域に--9月に条例案提出 /三重
読売新聞:木のぬくもり家具に(愛知)
中日新聞:横光利一しのび愛好者がつどい あす、伊賀市中央公民館で
三重県
中日新聞:88自治体が赤字地方債 07年度、愛知県最多の359億円(政治)
きのうのつづき。そろそろ飽きてきた。
名張市公式サイト:名張市議会会議録
これまでのところで判明したのは、むろん容易に予測できることではあったのだが、名張市議会における乱歩をめぐる質疑応答も、結局はハコモノ崇拝主義とイベント尊重思想というお役所における思考停止症候群の域を出るものではなかったということである。さらにいえば、市議会の議場も含めこの名張市というところでは、乱歩のことなど何も知らぬ人間が乱歩なんたら館がどうの乱歩かんたらイベントがこうのと、偉っそうにまあこのあんぽんたんが、わけもわからんくせにぎゃあぎゃあさえずりつづけてきたということである。そんなあきれた話がまかり通ってきたということである。ふつうならありえない話である。正気の沙汰ではすでにあるまい。
平成10・1998年第281回(6月)定例会。
市議会議員の質問。
ふるさと振興基金にかんする質問であったらしい。乱歩の名前はついでに出ただけ。
おなじく平成10・1998年の、今度は第283回(9月)定例会。
名張市の答弁。
ここにも乱歩の名前がついでに出ている。おなじ定例会の、つぎの答弁もそうである。
つづいて、平成11・1999年第285回(3月)定例会。
市立図書館のサービスにかんする質問に、教育委員会が答弁。
おなじく第285回定例会。教育委員会の答弁。
例によって例のごとく、どうということのない乱歩への言及である。
しかしこの当時、つまり平成11・1999年というのは、名張市立図書館が平成9・1997年に『乱歩文献データブック』を、その翌年に『江戸川乱歩執筆年譜』を刊行して、さらにその翌年にあたるのだが、そうした目録の出版によって、名張市が乱歩の生誕地としてそこそこ注目を集めていた時期でもあったのである。
ここで試みにGoogle検索。そうした目録がどのように受容されたのか、インターネット上でざっと眺めてみる。
Google:乱歩文献データブック 名張市立図書館
ググってみて驚いたことに、三件目にヒットしたのはYahoo!オークションのページであった。『乱歩文献データブック』が8750円で落札されているではないか。
Yahoo!オークション:【1円〜】江戸川乱歩『乱歩文献データブック』名張市立図書館
それにしても、えらい高値がついたものである。
七件目にヒットしたのは、ウェブサイト「宮澤の探偵小説頁」のページ。このサイトでは、名張市立図書館の江戸川乱歩リファレンスブックをすべてご紹介いただいているのだが、『乱歩文献データブック』のページがこれである。
宮澤の探偵小説頁:『乱歩文献データブック』
「名張市は江戸川乱歩生誕の地であり、その地の図書館の乱歩コーナーの展示はなかなか見事なものでした。だが、それを生誕百年の一過性のお祭りにすることなくこれだけのものに結実させたことには頭が下がります」「乱歩研究の第二弾第三弾も準備中ということなので今後もますます期待します」とまことにありがたいお言葉を頂戴しているのであるけれど、名張市民のあずかり知らぬところで、名張市立図書館は全国の乱歩関係者から、といってしまうのはあまりにもおおげさだが、その一部からはたしかに期待と信頼をお寄せいただいていたのである。あくまでも、その当時は、という話なのであるが。
名張市公式サイト:名張市議会会議録
これまでのところで判明したのは、むろん容易に予測できることではあったのだが、名張市議会における乱歩をめぐる質疑応答も、結局はハコモノ崇拝主義とイベント尊重思想というお役所における思考停止症候群の域を出るものではなかったということである。さらにいえば、市議会の議場も含めこの名張市というところでは、乱歩のことなど何も知らぬ人間が乱歩なんたら館がどうの乱歩かんたらイベントがこうのと、偉っそうにまあこのあんぽんたんが、わけもわからんくせにぎゃあぎゃあさえずりつづけてきたということである。そんなあきれた話がまかり通ってきたということである。ふつうならありえない話である。正気の沙汰ではすでにあるまい。
平成10・1998年第281回(6月)定例会。
市議会議員の質問。
P.130 ◆ 議員(柳生大輔君)
□それらについての本市における活用事例でありますが、その一つとして、平成3年度から平成6年度にかけて江戸川乱歩関連事業や名張薪能など、行政が主体となって行う事業に基金の運用益を活用してふるさとづくりを進めてまいりましたし、また一方、平成7年度にふるさと振興事業補助金を創設し、市民が主体的に企画、実施する事業を支援することにより、市民主体のふるさとづくりを推進していただいておるところであります。この補助対象事業としては、文化、芸術、スポーツ等の振興事業、あるいは都市環境づくり事業、あるいは交流コミュニティー推進事業であります。また、これらの補助対象事業費については、補助対象事業に関する諸経費のうち、直接その事業の実施に欠くことのできない経費、いわゆる企画及び実施にかかわる経費を補助対象とし、それ以外の団体等の組織運営、維持経費、通常の事業経費は補助対象外となっております。また、補助金額は事業内容を審査の上、補助対象事業費の2分の1以内で、補助事業1件につき50万円を上限として、予算の範囲内で補助金額が決定されております。 □……………… □本市においては、先ほども触れてまいりましたように、大変堅実なおかたい方法をとっておるわけであり、元金は触らず、元金保証、そしてその果実運用ということであり、1つは先ほども申しましたが、行政主体の江戸川乱歩関連事業と名張薪能など、それからもう一つは、市民主体のさまざまなふるさと振興事業の補助金の創設ということであります。 |
ふるさと振興基金にかんする質問であったらしい。乱歩の名前はついでに出ただけ。
おなじく平成10・1998年の、今度は第283回(9月)定例会。
名張市の答弁。
P.80 ◎ 市長(富永英輔君)
□したがって、私は昨年でしたか一昨年でしたか、ふるさと意識の醸成と、こういうことを実はまちづくりの一つの大事な要素であるということを申し上げたことがございますし、就任当初から私は、まちづくりの中で一番大事にしていこうと、これは名張にしかないものをまず大事にしようよと、こういうことを実は呼びかけながらまいったところであります。といいますのは、とにかく私たちのかけがえのないふるさと名張でございますから、そういう名張にありまして、私たち自身がこれからどういう町をつくっていくかと、このときに、やはり一番大事にしたいのは、ふるさと名張にしかないものをお互いに大事にしようよと。例えば、今回の台風7号の災害を受けましたけれども、あの赤目四十八滝、日本の滝100選にも選ばれた赤目四十八滝というような自然環境がございます。あるいは、美旗の古墳群がございます。夏見廃寺がございます。藤堂屋敷がございます。あるいは、能楽発祥の地でもあります。あるいは、江戸川乱歩の生まれた町でもあります。といったような自然や歴史や文化や、そういったものは、今申し上げたものは名張にしかないものでありますから、これを市民共通の資産としながらまちづくりをしていこうじゃないかということで、さまざまなこういう観点に照らしたソフト・ハードの事業を就任以来展開をさせていただいてきたわけであります。したがって、これこそ名張の誇り得る一つのものだと思っております。 |
ここにも乱歩の名前がついでに出ている。おなじ定例会の、つぎの答弁もそうである。
P.104 ◎ 市長(富永英輔君)
□そういう観点から考えますと、今日の市民の皆さん方の多様なニーズにおこたえしていくためには、本当に音楽専門のホールがどこかの町にある、それはみんなで利用しよう。また、美術に関心のある方々のための美術館のようなものがどこかの町にある、それをみんなで応用しよう。例えば、図書館を考えてまいりますと、伊賀地域では上野市と名張市にしか図書館はございませんから、それは他の町村の皆さん方も自由に利用できるようにしよう。あるいは上野の図書館は、芭蕉なら芭蕉で特徴を持たそうじゃないか。名張は江戸川乱歩であるとか、あるいは能楽とか、そういったことで特徴を持たそうじゃないか。それをまたみんなが活用し合う。そういう意味では、お互いにさまざまな機能、役割を分担し合いながら、地域住民の皆さん方の幅広い多様なニーズにこたえる仕事を進めることができるねと、そのためには広域連合という一つの公共団体をつくるということが大事なことだなと、こう思っているわけです。 |
つづいて、平成11・1999年第285回(3月)定例会。
市立図書館のサービスにかんする質問に、教育委員会が答弁。
P.40 ◎ 教育長(手島新蔵君)
□現在の蔵書状況につきましては、開架図書の冊数は約15万冊でございます。内訳としましては、開架図書12万冊、うち常時貸し出し3万冊、移動図書館やまなみ5,000冊、乱歩関係資料1万冊、郷土資料1万5,000冊、計15万冊、閉架書庫、いわゆる地下書庫には10万冊で、合計全体としまして25万冊でございます。この蔵書冊数につきましては、三重県では第4位ということで、県内の各市の中では4番目に位置するわけでございます。 |
おなじく第285回定例会。教育委員会の答弁。
P.196 ◎ 教育次長(岡山佳男君)
□図書館資料の購入につきましては、これもご承知いただいていると思いますが、備品購入費で購入する新刊書等と、それから消耗品で購入する逐次刊行物とか、あるは雑誌等、そういうものがあるわけでございます。現在は、もうこれも一般質問でもお答えしておりますが、開架図書といたしまして15万冊を擁しておりまして、その中で、いわゆるあの図書館の開架の書架には12万冊、それからやまなみ号に5,000冊、それから乱歩資料1万冊と郷土資料が約1.5万冊ということで 15万冊という構成になっております。それで、この図書資料の購入につきましては、減ったといえどもことし予算もついておりますので、市民の皆さんの要求にこたえられますように一生懸命選択等もいたしまして、資料収集と整備に努めさしていただきますとともに、新鮮で魅力ある蔵書づくりに励ましていただきまして市民の皆さんのお役に立ちたいと、また一層のサービスの増強も図らしていただきたいと、このように考えておりますので、ひとつよろしくご理解を賜りたいと思います。 |
例によって例のごとく、どうということのない乱歩への言及である。
しかしこの当時、つまり平成11・1999年というのは、名張市立図書館が平成9・1997年に『乱歩文献データブック』を、その翌年に『江戸川乱歩執筆年譜』を刊行して、さらにその翌年にあたるのだが、そうした目録の出版によって、名張市が乱歩の生誕地としてそこそこ注目を集めていた時期でもあったのである。
ここで試みにGoogle検索。そうした目録がどのように受容されたのか、インターネット上でざっと眺めてみる。
Google:乱歩文献データブック 名張市立図書館
ググってみて驚いたことに、三件目にヒットしたのはYahoo!オークションのページであった。『乱歩文献データブック』が8750円で落札されているではないか。
Yahoo!オークション:【1円〜】江戸川乱歩『乱歩文献データブック』名張市立図書館
それにしても、えらい高値がついたものである。
七件目にヒットしたのは、ウェブサイト「宮澤の探偵小説頁」のページ。このサイトでは、名張市立図書館の江戸川乱歩リファレンスブックをすべてご紹介いただいているのだが、『乱歩文献データブック』のページがこれである。
宮澤の探偵小説頁:『乱歩文献データブック』
「名張市は江戸川乱歩生誕の地であり、その地の図書館の乱歩コーナーの展示はなかなか見事なものでした。だが、それを生誕百年の一過性のお祭りにすることなくこれだけのものに結実させたことには頭が下がります」「乱歩研究の第二弾第三弾も準備中ということなので今後もますます期待します」とまことにありがたいお言葉を頂戴しているのであるけれど、名張市民のあずかり知らぬところで、名張市立図書館は全国の乱歩関係者から、といってしまうのはあまりにもおおげさだが、その一部からはたしかに期待と信頼をお寄せいただいていたのである。あくまでも、その当時は、という話なのであるが。
名張市
毎日新聞:名張市:子ども施策の組織一元化へ 縦割り廃し効果的に--来月、市が方針 /三重
毎日新聞:体験教室:石ころアートやMy箸づくり 赤目渓谷で、春休みに--名張 /三重
伊賀市
毎日新聞:生活習慣病:予防と改善、「特定健診」を解説 市民ら20人が参加--伊賀 /三重
毎日新聞:犯罪被害者:長男が交通事故死…鷲見さん、命の大切さ訴え--支援連絡協総会 /三重
三重県
朝日新聞:外国人5万人突破
毎日新聞:読書フェスティバル:あす最終イベント--四日市と名張で /三重
伊勢新聞:県民功労者 水谷元伊勢市長ら10人
毎日新聞:名張市:子ども施策の組織一元化へ 縦割り廃し効果的に--来月、市が方針 /三重
毎日新聞:体験教室:石ころアートやMy箸づくり 赤目渓谷で、春休みに--名張 /三重
伊賀市
毎日新聞:生活習慣病:予防と改善、「特定健診」を解説 市民ら20人が参加--伊賀 /三重
毎日新聞:犯罪被害者:長男が交通事故死…鷲見さん、命の大切さ訴え--支援連絡協総会 /三重
三重県
朝日新聞:外国人5万人突破
毎日新聞:読書フェスティバル:あす最終イベント--四日市と名張で /三重
伊勢新聞:県民功労者 水谷元伊勢市長ら10人