三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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名張市
産経新聞:夜空彩る光のオブジェ 比奈知ダムがライトアップ 31日まで
産経新聞:市議会に基本設計報告 名張市新消防庁舎 22年使用目指す
毎日新聞:事件・事故24時:詐欺容疑で四日市の男を逮捕 /三重
毎日新聞:寄付:江戸川乱歩の長男から、ふるさと納税で--名張 /三重
毎日新聞:コミュニティバス:ナッキー号、来年4月からリバーナを経由--名張 /三重
伊賀市
朝日新聞:忍者列車色鮮やかに 伊賀鉄道
朝日新聞:生活の情景歌う 合同短歌集出版
産経新聞:住民の要望を受け建設へ 伊賀線広小路駅の公衆トイレ
毎日新聞:忍者列車:デザインそのまま、塗装終え試運転 あすから営業運転--伊賀 /三重
毎日新聞:伊賀市元総務部長詐欺:市、404万円賠償求め提訴へ 元部長を相手取り /三重
毎日新聞:伊賀市議会:9月定例議会、2日から24日間 /三重
毎日新聞:伊賀市:5億3810万円を補正 9月議会に予算案提案 /三重
読売新聞:中小メーカー魅力知って 就活前に学生が見学ツアー
中日新聞:ものづくり魅力体感 大学生や高専生、伊賀の会社訪問
中日新聞:踊る・奏でる 市街に熱気 伊賀に6万5千人来場
産経新聞:夜空彩る光のオブジェ 比奈知ダムがライトアップ 31日まで
産経新聞:市議会に基本設計報告 名張市新消防庁舎 22年使用目指す
毎日新聞:事件・事故24時:詐欺容疑で四日市の男を逮捕 /三重
毎日新聞:寄付:江戸川乱歩の長男から、ふるさと納税で--名張 /三重
毎日新聞:コミュニティバス:ナッキー号、来年4月からリバーナを経由--名張 /三重
伊賀市
朝日新聞:忍者列車色鮮やかに 伊賀鉄道
朝日新聞:生活の情景歌う 合同短歌集出版
産経新聞:住民の要望を受け建設へ 伊賀線広小路駅の公衆トイレ
毎日新聞:忍者列車:デザインそのまま、塗装終え試運転 あすから営業運転--伊賀 /三重
毎日新聞:伊賀市元総務部長詐欺:市、404万円賠償求め提訴へ 元部長を相手取り /三重
毎日新聞:伊賀市議会:9月定例議会、2日から24日間 /三重
毎日新聞:伊賀市:5億3810万円を補正 9月議会に予算案提案 /三重
読売新聞:中小メーカー魅力知って 就活前に学生が見学ツアー
中日新聞:ものづくり魅力体感 大学生や高専生、伊賀の会社訪問
中日新聞:踊る・奏でる 市街に熱気 伊賀に6万5千人来場
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名張市
毎日新聞:奉納子ども相撲:五穀豊穣を願い--名張・國津神社 /三重
伊賀市
朝日新聞:サンバチーム華麗に踊った
中日新聞:サンバで幕開け 伊賀・夏のにぎわいフェスタ
伊勢新聞:伊賀にぎわいフェスタに6万5000人 サンバやフリマに沸く
建設業界ニュース中部版:【三重】伊賀市はリサイクルC本体工を9月発注へ
伊賀地域
毎日新聞:高校野球:秋季東海地区県大会地区予選 24日 /三重
毎日新聞:イベント:サンバで歓声、みこしで笑顔 夏休み終盤の日曜楽しむ--伊賀広域 /三重
毎日新聞:奉納子ども相撲:五穀豊穣を願い--名張・國津神社 /三重
伊賀市
朝日新聞:サンバチーム華麗に踊った
中日新聞:サンバで幕開け 伊賀・夏のにぎわいフェスタ
伊勢新聞:伊賀にぎわいフェスタに6万5000人 サンバやフリマに沸く
建設業界ニュース中部版:【三重】伊賀市はリサイクルC本体工を9月発注へ
伊賀地域
毎日新聞:高校野球:秋季東海地区県大会地区予選 24日 /三重
毎日新聞:イベント:サンバで歓声、みこしで笑顔 夏休み終盤の日曜楽しむ--伊賀広域 /三重
名張市
毎日新聞:卓球:伊藤和子杯中学生大会 5校116人が熱戦--名張 /三重
毎日新聞:夏祭り:ゆく夏を心に刻み 名張の各地区で夏祭りや体験イベント /三重
中日新聞:元世界王者・伊藤さんのプレー学ぶ 名張で中学生卓球大会
伊賀市
毎日新聞:事件・事故24時:伊賀の男を無免許容疑で逮捕 /三重
中日新聞:食乱・自給率と生産現場 第五部<2>国産小麦の盛衰 地産地消人気で脚光再び(暮らし)
伊賀地域
毎日新聞:高校野球:秋季東海地区県大会地区予選 23日 /三重
中日新聞:身近な問題を熱演 鈴鹿で県高校演劇が開幕
毎日新聞:卓球:伊藤和子杯中学生大会 5校116人が熱戦--名張 /三重
毎日新聞:夏祭り:ゆく夏を心に刻み 名張の各地区で夏祭りや体験イベント /三重
中日新聞:元世界王者・伊藤さんのプレー学ぶ 名張で中学生卓球大会
伊賀市
毎日新聞:事件・事故24時:伊賀の男を無免許容疑で逮捕 /三重
中日新聞:食乱・自給率と生産現場 第五部<2>国産小麦の盛衰 地産地消人気で脚光再び(暮らし)
伊賀地域
毎日新聞:高校野球:秋季東海地区県大会地区予選 23日 /三重
中日新聞:身近な問題を熱演 鈴鹿で県高校演劇が開幕
名張市
毎日新聞:名張市:公用車に掲示、広告募集 年間18万円収入目指す--10台分 /三重
毎日新聞:提訴:「家庭ごみ収集、有料化は違法」会社社長、手数料徴収中止求め--名張 /三重
毎日新聞:名張市:地震や大規模災害に備え、4団体1企業と協定へ /三重
伊勢新聞:障害者入院費助成廃止で緩和措置 月額上限3000円を支給 名張
伊賀市
朝日新聞:なでしこ、実った強化策 海外遠征や子育て支援も(北京五輪2008)
産経新聞:伊賀市が芭蕉翁記念館建設構想 総事業費約15億円
産経新聞:「議会解散し市長選と同日選に」 伊賀市の自治会が市議会に請願
毎日新聞:ボランティア養成講座:伊賀市社会福祉協議会、受講者募集--来月締め切り /三重
毎日新聞:滑落死:伊賀の男性、岐阜・北アルプスを縦走中 /三重
毎日新聞:真夏日:41日間で途切れる 78年とタイ記録--津 /三重
毎日新聞:伊賀市:市長、市議を同日選に 自治会連合会上野支部、市議会に請願審議へ /三重
毎日新聞:滑落死:三重・伊賀の会社員が縦走中 岐阜・北アルプス(事件・事故・裁判)
中日新聞:フリマに屋台、みんな集まれ あす伊賀で「にぎわいフェスタ」
伊勢新聞:伊賀市 市長選、市議選 同日選を 森岡議長に請願書
岐阜新聞:登山歴20年のベテラン、北アで滑落死(ヘッドライン)
毎日新聞:名張市:公用車に掲示、広告募集 年間18万円収入目指す--10台分 /三重
毎日新聞:提訴:「家庭ごみ収集、有料化は違法」会社社長、手数料徴収中止求め--名張 /三重
毎日新聞:名張市:地震や大規模災害に備え、4団体1企業と協定へ /三重
伊勢新聞:障害者入院費助成廃止で緩和措置 月額上限3000円を支給 名張
伊賀市
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産経新聞:伊賀市が芭蕉翁記念館建設構想 総事業費約15億円
産経新聞:「議会解散し市長選と同日選に」 伊賀市の自治会が市議会に請願
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毎日新聞:伊賀市:市長、市議を同日選に 自治会連合会上野支部、市議会に請願審議へ /三重
毎日新聞:滑落死:三重・伊賀の会社員が縦走中 岐阜・北アルプス(事件・事故・裁判)
中日新聞:フリマに屋台、みんな集まれ あす伊賀で「にぎわいフェスタ」
伊勢新聞:伊賀市 市長選、市議選 同日選を 森岡議長に請願書
岐阜新聞:登山歴20年のベテラン、北アで滑落死(ヘッドライン)
名張市
産経新聞:高校生38人が「ワンデーシェフ」 名張のやなせ宿で24日から
毎日新聞:無言の証人:三重の戦争遺跡/7 名張・近鉄赤目口駅 /三重
毎日新聞:寄贈:体育館に防災ガラス 旭硝子、名張小に目録贈呈 /三重
毎日新聞:移動展示:大型恐竜など70点、あすから公開--名張 /三重
伊勢新聞:恐竜骨格組み立て公開 名張で県立博物館 あすから移動展示
トラベルビジョン:ひこにゃん、トリピーら「ゆるキャラ」50体が鳥取砂丘に集結
伊賀市
朝日新聞:低調 ふるさと納税
産経新聞:来夏の高校総合文化祭PR、キャラバン隊が三重・伊賀市を訪問
産経新聞:北アで三重の男性滑落死(事件)
毎日新聞:事件・事故24時:伊賀でひき逃げ、男性重傷 /三重
毎日新聞:真夏日:ストップ 7月10日から42日間で--伊賀 /三重
伊賀地域
毎日新聞:キャンプ場特集:大自然の中で思い出作りを /三重
毎日新聞:全国高校文化祭:広報隊が協力要請 伊賀、名張両市役所を訪問 /三重
中日新聞:三重の文化力を全国へ 来夏の全国高総文祭をPR
産経新聞:高校生38人が「ワンデーシェフ」 名張のやなせ宿で24日から
毎日新聞:無言の証人:三重の戦争遺跡/7 名張・近鉄赤目口駅 /三重
毎日新聞:寄贈:体育館に防災ガラス 旭硝子、名張小に目録贈呈 /三重
毎日新聞:移動展示:大型恐竜など70点、あすから公開--名張 /三重
伊勢新聞:恐竜骨格組み立て公開 名張で県立博物館 あすから移動展示
トラベルビジョン:ひこにゃん、トリピーら「ゆるキャラ」50体が鳥取砂丘に集結
伊賀市
朝日新聞:低調 ふるさと納税
産経新聞:来夏の高校総合文化祭PR、キャラバン隊が三重・伊賀市を訪問
産経新聞:北アで三重の男性滑落死(事件)
毎日新聞:事件・事故24時:伊賀でひき逃げ、男性重傷 /三重
毎日新聞:真夏日:ストップ 7月10日から42日間で--伊賀 /三重
伊賀地域
毎日新聞:キャンプ場特集:大自然の中で思い出作りを /三重
毎日新聞:全国高校文化祭:広報隊が協力要請 伊賀、名張両市役所を訪問 /三重
中日新聞:三重の文化力を全国へ 来夏の全国高総文祭をPR
おさらいのまとめをしておく。
ちなみに記しておけば、ここでいうおさらいとは、過去の失敗をあげつらうことではない。過去の失敗を検証すれば、将来におなじ失敗をくり返すことはなくなるであろう。そのためのレッスンがおさらいである。こうしたおさらいの習慣は、なぜか名張市あたりでは見かけることがない。なんの反省もなく、なんの学習もなく、ひとつことが終わったらおつむはみごとに初期化されてしまって、新しいことがはじまればまた過去とおなじ失敗をくり返す。そんなシーンがやたらに多い。
たとえば名張まちなか再生委員会がそうである。発足以来、あの委員会は驚くほどいいかげんでおまぬけな歩みを重ねてきた。しかし、先日の役員会で示された規約改正案には、三年間の過去を教材にレッスンするといった視点や姿勢は皆無であった。なぜ自分たちはいいかげんでありおまぬけであったのか、それを検証しようとする意志や努力はかけらもみられなかった。無根拠な自己肯定があるばかりであった。だからまあ、あほと呼ばれるわけなのである。しかしそれにしても、あの規約改正案はこれからどうなるのか。さっぱり不明である。何をやっておるのだ名張まちなか再生委員会。どうしたどうした名張まちなか再生委員会。
そういえば、きょうはもう8月22日である。ちょうど一か月まえ、7月22日に開かれた歴史拠点整備プロジェクトの会議では、無駄に立派な公衆便所つきの名張地区第二公民館with小判鮫を知の殿堂に生まれ変わらせるやなせ宿連続講座やなせ塾について、8月23日に第三回を、30日に第四回を催すと決したものであったが、7月30日の役員会で話がこじれたそのあとはいったいどうなったのかな。ほんとならあしたが第三回のはずなのに、いったいどうなっているのかな。どうしたどうしたかんなくずの親分。プロジェクトのメンバーに何も報告しないというのでは、そんなもんリーダー失格ではないかいな。2ちゃんねる名張市政スレでトップやリーダーを論じるのもいいけれど、親分だってトップなのである。リーダーなのである。そのあたりの自覚がないようでは、ちょっと困ってしまうなあ。
さて、おさらいのまとめである。とどのつまり、決定的に欠けていたのは、行政における主体性の自覚である。行政が主体性を発揮する、ということがついになかった。名張まちなか再生プランには、細川邸を歴史資料館として整備するという構想が記されていた。名張まちなか再生委員会はその構想に変更を加えた。それは不当なことである。市民や市議会を無視したことである。その点を指摘した市民があったのである。市民は、名張まちなか再生委員会の委員長と名張市の建設部長に会い、行政が主体性を発揮するよう要請したのである。
それを受けて、名張市はどうすればよかったのか。簡単なことである。てまえどもは名張まちなか再生プランを策定いたしましたが、そこに記されていた細川邸を歴史資料館として整備するという構想は、これこれこういった理由から実現が不可能であることがわかりました。よって、これこれこういった施設として整備することにいたしました。そのように表明し、市議会に報告し、市民に説明すればよかったのである。細川邸を歴史資料館にするなどと、あほといえばあほ、まぬけといえばまぬけ、すかたんといえばすかたん、無茶苦茶なプランを策定してしまった不明を詫びておけばそれでよかったのである。
とはいうものの、これはあくまでも手続きの話である。名張市があまりにもルールや手続きを無視していた、という話である。名張市が市民の言を容れ、行政の主体性を発揮して歴史資料館構想に変更を加えたうえで、それをしかるべく報告説明してみたところで、プロセスこそまともなものになりはしても、できあがった結果に変わりはなかったことであろう。つまり、正当な手順を踏んで細川邸を整備したのであったとしても、なんのためのものか、だれのためのものか、さっぱりわからん施設となるしかなかったことであろう。あほでありまぬけでありすかたんであったのは、プロセスばかりではなく、細川邸整備の検討内容もまったくご同様だったであろうということである。じつに残念なことである。
しかし現実には、プロセスも結果も、ともに最悪と呼ぶしかない様相を呈してこんにちにいたっている。にもかかわらず、これまでのプロセスはこれでよかったのかどうかという検証にも、現実として迎えてしまったこの結果を今後どのように方向づければいいのかという検討にも、だれひとり手をつけようとはしない。名張市公式サイト「市長への手紙」を利用して確認してみても、過去のプロセスにはなんら問題はなかったという、まさに無根拠な自己肯定が返ってくるばかり。無根拠どころか、やなせ宿は歴史資料館を主用途として整備されました、などという事実の手ひどい歪曲のうえにしか成立しない自己肯定が返ってくるばかりなのである。
さて、名張市役所やなせ宿関係スタッフのみなさんや。歴史資料館を主用途として整備されたやなせ宿において、歴史資料の定義はどうなっておるのか、資料収集の方針はどうなっておるのか。そのあたりの回答の準備は進めてくれたのかな。結構結構。まことに結構。いくらあほらしくたってお仕事である。精励恪勤をお願いしておきたい。
ちなみに記しておけば、ここでいうおさらいとは、過去の失敗をあげつらうことではない。過去の失敗を検証すれば、将来におなじ失敗をくり返すことはなくなるであろう。そのためのレッスンがおさらいである。こうしたおさらいの習慣は、なぜか名張市あたりでは見かけることがない。なんの反省もなく、なんの学習もなく、ひとつことが終わったらおつむはみごとに初期化されてしまって、新しいことがはじまればまた過去とおなじ失敗をくり返す。そんなシーンがやたらに多い。
たとえば名張まちなか再生委員会がそうである。発足以来、あの委員会は驚くほどいいかげんでおまぬけな歩みを重ねてきた。しかし、先日の役員会で示された規約改正案には、三年間の過去を教材にレッスンするといった視点や姿勢は皆無であった。なぜ自分たちはいいかげんでありおまぬけであったのか、それを検証しようとする意志や努力はかけらもみられなかった。無根拠な自己肯定があるばかりであった。だからまあ、あほと呼ばれるわけなのである。しかしそれにしても、あの規約改正案はこれからどうなるのか。さっぱり不明である。何をやっておるのだ名張まちなか再生委員会。どうしたどうした名張まちなか再生委員会。
そういえば、きょうはもう8月22日である。ちょうど一か月まえ、7月22日に開かれた歴史拠点整備プロジェクトの会議では、無駄に立派な公衆便所つきの名張地区第二公民館with小判鮫を知の殿堂に生まれ変わらせるやなせ宿連続講座やなせ塾について、8月23日に第三回を、30日に第四回を催すと決したものであったが、7月30日の役員会で話がこじれたそのあとはいったいどうなったのかな。ほんとならあしたが第三回のはずなのに、いったいどうなっているのかな。どうしたどうしたかんなくずの親分。プロジェクトのメンバーに何も報告しないというのでは、そんなもんリーダー失格ではないかいな。2ちゃんねる名張市政スレでトップやリーダーを論じるのもいいけれど、親分だってトップなのである。リーダーなのである。そのあたりの自覚がないようでは、ちょっと困ってしまうなあ。
さて、おさらいのまとめである。とどのつまり、決定的に欠けていたのは、行政における主体性の自覚である。行政が主体性を発揮する、ということがついになかった。名張まちなか再生プランには、細川邸を歴史資料館として整備するという構想が記されていた。名張まちなか再生委員会はその構想に変更を加えた。それは不当なことである。市民や市議会を無視したことである。その点を指摘した市民があったのである。市民は、名張まちなか再生委員会の委員長と名張市の建設部長に会い、行政が主体性を発揮するよう要請したのである。
それを受けて、名張市はどうすればよかったのか。簡単なことである。てまえどもは名張まちなか再生プランを策定いたしましたが、そこに記されていた細川邸を歴史資料館として整備するという構想は、これこれこういった理由から実現が不可能であることがわかりました。よって、これこれこういった施設として整備することにいたしました。そのように表明し、市議会に報告し、市民に説明すればよかったのである。細川邸を歴史資料館にするなどと、あほといえばあほ、まぬけといえばまぬけ、すかたんといえばすかたん、無茶苦茶なプランを策定してしまった不明を詫びておけばそれでよかったのである。
とはいうものの、これはあくまでも手続きの話である。名張市があまりにもルールや手続きを無視していた、という話である。名張市が市民の言を容れ、行政の主体性を発揮して歴史資料館構想に変更を加えたうえで、それをしかるべく報告説明してみたところで、プロセスこそまともなものになりはしても、できあがった結果に変わりはなかったことであろう。つまり、正当な手順を踏んで細川邸を整備したのであったとしても、なんのためのものか、だれのためのものか、さっぱりわからん施設となるしかなかったことであろう。あほでありまぬけでありすかたんであったのは、プロセスばかりではなく、細川邸整備の検討内容もまったくご同様だったであろうということである。じつに残念なことである。
しかし現実には、プロセスも結果も、ともに最悪と呼ぶしかない様相を呈してこんにちにいたっている。にもかかわらず、これまでのプロセスはこれでよかったのかどうかという検証にも、現実として迎えてしまったこの結果を今後どのように方向づければいいのかという検討にも、だれひとり手をつけようとはしない。名張市公式サイト「市長への手紙」を利用して確認してみても、過去のプロセスにはなんら問題はなかったという、まさに無根拠な自己肯定が返ってくるばかり。無根拠どころか、やなせ宿は歴史資料館を主用途として整備されました、などという事実の手ひどい歪曲のうえにしか成立しない自己肯定が返ってくるばかりなのである。
さて、名張市役所やなせ宿関係スタッフのみなさんや。歴史資料館を主用途として整備されたやなせ宿において、歴史資料の定義はどうなっておるのか、資料収集の方針はどうなっておるのか。そのあたりの回答の準備は進めてくれたのかな。結構結構。まことに結構。いくらあほらしくたってお仕事である。精励恪勤をお願いしておきたい。
名張市
産経新聞:松明調進の道標4基 名張の市民団体が建立 三重
毎日新聞:火災発生件数:昨年1年、火災32件・死者1人--名張市消防本部まとめ /三重
毎日新聞:お水取り:松明調進の道に、道しるべ4基作る--春を呼ぶ会 /三重
伊賀市
産経新聞:「夏休み子ども洋上教室」伊賀北部子ども会連合会が結団式 三重
産経新聞:35人分の保育料を過少請求 三重・伊賀市青山支所
毎日新聞:特別展:藤堂高虎の肖像画、かぶとなど60点--24日まで県立美術館で /三重
毎日新聞:市民夏のにぎわいフェスタ:サンバパレードも企画--24日、伊賀 /三重
毎日新聞:化石展:信金で、服部川のワニの歯など約400点を展示--27日まで、伊賀 /三重
毎日新聞:伊賀鉄道:沿線の魅力、再発見 7駅で、31日までスタンプラリー /三重
毎日新聞:伊賀市:園児35人分の先月分保育料、少なく徴収 青山支所員、事務処理ミス /三重
読売新聞:伊賀の観光名所取材 高校生が新聞づくり学ぶ
中日新聞:「芭蕉さん」350人が大集合 伊賀の公民館ミニチュア展示
伊勢新聞:伊賀市 保育料を過少徴収 コンピューター操作ミス
伊賀地域
毎日新聞:高校野球:秋季東海地区県大会地区予選 20日 /三重
産経新聞:松明調進の道標4基 名張の市民団体が建立 三重
毎日新聞:火災発生件数:昨年1年、火災32件・死者1人--名張市消防本部まとめ /三重
毎日新聞:お水取り:松明調進の道に、道しるべ4基作る--春を呼ぶ会 /三重
伊賀市
産経新聞:「夏休み子ども洋上教室」伊賀北部子ども会連合会が結団式 三重
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伊勢新聞:伊賀市 保育料を過少徴収 コンピューター操作ミス
伊賀地域
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簡単に、おさらいをしておく。名張市公式サイト「市長への手紙」往復メールのおさらいである。
5月15日。往信第一信。件名「やなせ宿について」。
5月20日。往信第二信。件名「ふたたびやなせ宿について」。
しかし、うんともすんとも応答はなかった。「市長への手紙」のメールサーバーに不具合が生じていたらしい。7月11日、名張市企画財政部広報対話室からその旨を知らせるメールが届いた。件名は「『市長への手紙』返事の遅延について」。
7月18日。返信第一信。
7月21日。往信第三信。件名「みたびやなせ宿について」。
8月7日。返信第二信。
8月12日。往信第四信。件名「よたびやなせ宿について」。
8月19日。返信第三信。
さて、おさらいである。
返信第一信で明らかにされていたのは、名張まちなか再生プランには不備があったとする認識である。プランにあった細川邸を歴史資料館として整備するという構想を実現するには、新しく展示館を建設しなければならず、また管理体制などの課題も浮上してきたため、複合的な利用が可能な施設とすることにした。原文を引用して記すならば、「主用途としていた歴史的な資料の展示」は無理だと判断した。そういうことである。
それにたいし、細川邸を歴史資料館ではなく初瀬ものがたり交流館にするという名張まちなか再生委員会歴史拠点整備プロジェクトによる決定は、はたして正当なものなのかどうかと尋ねたところ、返信第二信には、旧細川邸は「主用途を歴史資料館として整備」したと記されていた。歴史資料館が初瀬ものがたり交流館となり、さらにやなせ宿となっても、プランに盛りこまれた施設整備の基本的な方向性には変更がなかった、との認識が述べられていた。
言を左右にする、とはこういう態度のことを指す。きのうは左といい、きょうは右という。返信第一信には、主用途を歴史資料館とすることは無理であったと述べ、返信第二信には、主用途を歴史資料館として整備したと述べる。こうした幼稚きわまりない矛盾撞着がどうして生じるのか。いうまでもない。歴史資料館がやなせ宿となってしまったのはプランの変更であると認めてしまえば、それはそのまま市民や市議会を無視したということになるからである。市議会のチェックや市民のパブリックコメントを経てなされた決定を、名張まちなか再生委員会はあっさりくつがえしてしまった。そんな横紙破りを正当なものと認めてしまうことになるからである。
いや、問題は名張まちなか再生委員会のレベルにはとどまらない。すべての責任者は名張市長である。名張まちなか再生プランもまた、名張地区既成市街地再生計画策定委員会が素案をまとめ、名張市長によって最終的に決定されたものである。歴史資料館からやなせ宿への変更も、その決定の最終責任者は名張市長にほかならない。名張まちなか再生委員会にはどんな権限も与えられてはいないのである。だから要するに、名張市長が正式に決定したプランに不備があったので、名張市長がそれに変更を加え、名張市長がやなせ宿として整備することを決定した、ということである。
ひとことでいえば、行政の主体性の問題である。名張まちなか再生委員会が細川邸を歴史資料館にしないと決めたとき、もう三年前のことなのであるが、委員会の事務局に足を運び、おまえらにそんな権限はないんだから、プランに変更を加えるのなら名張地区既成市街地再生計画策定委員会を再招集して練り直しさせろ、とごくまっとうな進言をしたのは当方である。事務局からは結局、それはできません、との回答があったので、だったら行政としての主体性を発揮してみろ、プランを最終的に決定したのは行政である、だったらプランの変更も行政の主体性のもとにいくらだって可能である、と市民の鑑のような進言をしたのも当方である。
その過程では、名張まちなか再生委員会の委員長、もっともこれは当時の委員長で、現在の小判鮫のご隠居のことなのであるが、その委員長にも、さらには当時の建設部長にもお目にかかり、ごくまっとうで市民の鑑のような進言をお聞きいただいたうえで、いわゆる善処というやつをお願いしたはずである。しかし、聞き届けられることはなかった。いっさいなかった。行政は平気な顔をして主体性を放棄しつづけた。その帰結がこれである。この蟻地獄である。のがれようのない蟻地獄である。もう少し謙虚に誠実に虚心坦懐に人の言に耳を傾けていさえすれば、ここまでのことにはならなんだものをなあ。
さて、やなせ宿は歴史資料館を主用途として整備されましたというのであれば、いったいどんな歴史資料が展示されているのかな、とただしてみたところ、きのう記したとおりの回答があった。またしても、ということは、桝田医院第二病棟跡地の江戸川乱歩生誕地碑広場案内板と同様の、ということなのだが、幼稚園児の切り貼り遊びというしかないような、眼についたものをあわててかき集めてきただけの展示物が示された。バッタモンである。どこが歴史資料か。もしも歴史資料の展示を主用途としているのであれば、やなせ宿においては当然、歴史資料の定義や資料収集の方針が明確にさだめられているはずである。そうでなければうそである。ひとつそのあたりのことを、例によって「市長への手紙」でお訊きしてみようかな。さあ、名張市役所やなせ宿関係スタッフのみなさんや、準備だ準備だ。回答の準備だ。
おさらいを終えて、あすにつづく。
5月15日。往信第一信。件名「やなせ宿について」。
先日、市街地整備室にメールで質問を送信したのですが、埒が明きそうもありませんのでこちらでお訊きします。質問はつぎのとおりです。
・名張まちなか再生プランで歴史資料館として整備されることになっていた細川邸が観光交流施設のやなせ宿に変更された理由は何か。 ご多用中恐縮ですが、よろしくお願いいたします。 |
5月20日。往信第二信。件名「ふたたびやなせ宿について」。
5月15日に、つぎの質問をお送りしました。
・名張まちなか再生プランで歴史資料館として整備されることになっていた細川邸が観光交流施設のやなせ宿に変更された理由は何か。 そもそも、お答えはいただけるのでしょうか。いただけないのでしょうか。とりいそぎその点を確認いたしたく思います。 (a)回答する (b)回答しない (a)か(b)かのいずれかでお答えをいただければと思います。ご多用中恐縮ですが、よろしくお願いいたします。 2008/05/20 |
しかし、うんともすんとも応答はなかった。「市長への手紙」のメールサーバーに不具合が生じていたらしい。7月11日、名張市企画財政部広報対話室からその旨を知らせるメールが届いた。件名は「『市長への手紙』返事の遅延について」。
中 相作 様
「市長への手紙」をお寄せいただきありがとうございます。 お寄せいただいたメールが、メールサーバの障害により、「市長への手紙」のメールアドレスに到着していないことが、7月9日判明いたしました。大変ご迷惑をおかけし、心からお詫び申し上げます。 現在、プロバイダから記録を取り寄せ、市長に回送中でございます。 返事につきましては、今しばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます。 今後は、このようなことが、起こらないように細心の注意を払ってまいりますので、よろしくお願い申し上げます。 |
7月18日。返信第一信。
中 相作 さま
□このたびは「市長への手紙」をお寄せいただき、ありがとうございました。 □メールサーバの障害により回答が遅くなり、お詫び申し上げます。 □名張まちなか再生プランでは、確かに歴史資料館として整備することについて述べております。 □その後、プランの具体化の為に設けられたまちなか再生委員会内の歴史プロジェクトで議論をするなかで、主用途としていた歴史的な資料の展示には新たに展示館の建設が必要になることや、管理体制等の課題が浮上してきたことなどもあり、歴史資料館と命名するよりも、プランでも述べているように多様な市民ニーズに応えるためにも物販や飲食なども含む、複合的な利用が可能な施設とすることとなり、既存建造物である町屋を活用した「初瀬ものがたり交流館」として、訪れた人への観光案内や、地域の人との交流を通じ、まちなかの情報発信拠点として施設活用を図り、もって既成市街地の魅力の創出に貢献していく施設として位置づけをしたものです。 今後、やなせ宿として多くの人が本施設を訪れ、まちなかの魅力を高める拠点施設になっていくことを目指すものです。 今後とも、貴重なご意見・ご提案をお寄せいただきますようお願いします。 平成20年7月18日 □名張市長 亀井利克 |
7月21日。往信第三信。件名「みたびやなせ宿について」。
ご回答ありがとうございました。重ねてお尋ねいたします。次の点にお答えいただければと存じます。
・名張まちなか再生委員会の歴史拠点整備プロジェクトによる変更、すなわち、細川邸を歴史資料館ではなく初瀬ものがたり交流館として整備するという決定は、正当なものと考えるかどうか。 この場合の「正当」は、あくまでも手続き上の問題であるとお考えください。名張まちなか再生プランは、名張地区既成市街地再生計画策定委員会によって素案がまとめられ、市議会重要施策調査特別委員会でその素案が審議されたあと、素案を公開して市民のパブリックコメントも募集したうえで、最終的に決定されたものです。名張まちなか再生委員会の歴史拠点整備プロジェクトは、プロジェクトだけの判断で、つまり、市議会や市民を無視して、プランに重大な変更を加えてしまいました。この変更、すなわち決定は、はたして正当なものであるのかどうか。その点をお訊きしております。 正当なものとお考えでしょうか。そうではないとお考えでしょうか。ご多用中恐縮ですが、よろしくご回答たまわりますようお願いいたします。 2008/07/21 |
8月7日。返信第二信。
中 相作 さま
このたびは「市長への手紙」をお寄せいただき、ありがとうございました。 「名張まちなか再生プラン」は平成16年6月から平成17年3月にかけて多くの市民の方々で議論され策定されました。 その中で旧細川邸は、旧家の風情を活かして母屋と蔵を改修し主用途を歴史資料館として整備し、また、来訪者の利便に配慮し駐車場、公衆トイレの整備、物販や飲食なども含む多様な市民のニーズに応えるための施設として整備してまいりました。 従いまして、初瀬ものがたり交流館として改修された「やなせ宿」でも名称は「資料館」から、より親しみのあるものへと変わっているものの、プランに盛り込まれた施設整備の基本的な方向について、変更したものではありません。 今後とも、貴重なご意見・ご提案をお寄せいただきますようお願いします。 平成20年 8月 7日 □名張市長 亀井利克 |
8月12日。往信第四信。件名「よたびやなせ宿について」。
ご回答ありがとうございました。重ねてお尋ねいたします。次の点にお答えいただければと存じます。
・名張まちなか再生プランにもとづき、「主用途を歴史資料館として整備」したというやなせ宿には、どのような歴史資料が展示されているのか。具体的な名称をあげてお示しいただきたい。 ご多用中恐縮ですが、よろしくご回答たまわりますようお願いいたします。 2008/08/12 |
8月19日。返信第三信。
中 相作 さま
このたびは「市長への手紙」をお寄せいただき、ありがとうございました。 □お尋ねのやなせ宿での歴史展示資料ですが、現時点では「名張城下絵図」の複写版や、新町区百年史部会編纂による初瀬街道・新町今昔町屋分布(明治〜大正〜昭和初期)、新町の歴史と文化と伝統の複写版などを展示しています。 □また、店の間、中蔵を利用し、生人形師亀本安八を紹介した新聞記事や資料、なつかしの名張と題して昭和初期の古地図や古写真なども展示しています。 □今後も施設の活用方法について、創意工夫し、様々な歴史、文化を紹介できる場としていきたいと考えておりますので、ご支援ご協力をお願い致します。 今後とも、貴重なご意見・ご提案をお寄せいただきますようお願いします。 平成20年 8月19日 □名張市長 亀井利克 |
さて、おさらいである。
返信第一信で明らかにされていたのは、名張まちなか再生プランには不備があったとする認識である。プランにあった細川邸を歴史資料館として整備するという構想を実現するには、新しく展示館を建設しなければならず、また管理体制などの課題も浮上してきたため、複合的な利用が可能な施設とすることにした。原文を引用して記すならば、「主用途としていた歴史的な資料の展示」は無理だと判断した。そういうことである。
それにたいし、細川邸を歴史資料館ではなく初瀬ものがたり交流館にするという名張まちなか再生委員会歴史拠点整備プロジェクトによる決定は、はたして正当なものなのかどうかと尋ねたところ、返信第二信には、旧細川邸は「主用途を歴史資料館として整備」したと記されていた。歴史資料館が初瀬ものがたり交流館となり、さらにやなせ宿となっても、プランに盛りこまれた施設整備の基本的な方向性には変更がなかった、との認識が述べられていた。
言を左右にする、とはこういう態度のことを指す。きのうは左といい、きょうは右という。返信第一信には、主用途を歴史資料館とすることは無理であったと述べ、返信第二信には、主用途を歴史資料館として整備したと述べる。こうした幼稚きわまりない矛盾撞着がどうして生じるのか。いうまでもない。歴史資料館がやなせ宿となってしまったのはプランの変更であると認めてしまえば、それはそのまま市民や市議会を無視したということになるからである。市議会のチェックや市民のパブリックコメントを経てなされた決定を、名張まちなか再生委員会はあっさりくつがえしてしまった。そんな横紙破りを正当なものと認めてしまうことになるからである。
いや、問題は名張まちなか再生委員会のレベルにはとどまらない。すべての責任者は名張市長である。名張まちなか再生プランもまた、名張地区既成市街地再生計画策定委員会が素案をまとめ、名張市長によって最終的に決定されたものである。歴史資料館からやなせ宿への変更も、その決定の最終責任者は名張市長にほかならない。名張まちなか再生委員会にはどんな権限も与えられてはいないのである。だから要するに、名張市長が正式に決定したプランに不備があったので、名張市長がそれに変更を加え、名張市長がやなせ宿として整備することを決定した、ということである。
ひとことでいえば、行政の主体性の問題である。名張まちなか再生委員会が細川邸を歴史資料館にしないと決めたとき、もう三年前のことなのであるが、委員会の事務局に足を運び、おまえらにそんな権限はないんだから、プランに変更を加えるのなら名張地区既成市街地再生計画策定委員会を再招集して練り直しさせろ、とごくまっとうな進言をしたのは当方である。事務局からは結局、それはできません、との回答があったので、だったら行政としての主体性を発揮してみろ、プランを最終的に決定したのは行政である、だったらプランの変更も行政の主体性のもとにいくらだって可能である、と市民の鑑のような進言をしたのも当方である。
その過程では、名張まちなか再生委員会の委員長、もっともこれは当時の委員長で、現在の小判鮫のご隠居のことなのであるが、その委員長にも、さらには当時の建設部長にもお目にかかり、ごくまっとうで市民の鑑のような進言をお聞きいただいたうえで、いわゆる善処というやつをお願いしたはずである。しかし、聞き届けられることはなかった。いっさいなかった。行政は平気な顔をして主体性を放棄しつづけた。その帰結がこれである。この蟻地獄である。のがれようのない蟻地獄である。もう少し謙虚に誠実に虚心坦懐に人の言に耳を傾けていさえすれば、ここまでのことにはならなんだものをなあ。
さて、やなせ宿は歴史資料館を主用途として整備されましたというのであれば、いったいどんな歴史資料が展示されているのかな、とただしてみたところ、きのう記したとおりの回答があった。またしても、ということは、桝田医院第二病棟跡地の江戸川乱歩生誕地碑広場案内板と同様の、ということなのだが、幼稚園児の切り貼り遊びというしかないような、眼についたものをあわててかき集めてきただけの展示物が示された。バッタモンである。どこが歴史資料か。もしも歴史資料の展示を主用途としているのであれば、やなせ宿においては当然、歴史資料の定義や資料収集の方針が明確にさだめられているはずである。そうでなければうそである。ひとつそのあたりのことを、例によって「市長への手紙」でお訊きしてみようかな。さあ、名張市役所やなせ宿関係スタッフのみなさんや、準備だ準備だ。回答の準備だ。
おさらいを終えて、あすにつづく。
名張市
朝日新聞:シェフは名張高生
産経新聞:障害者医療費補助削減問題 拡充求め市に協議要求 三重・名張
毎日新聞:名張トラッド:味に自信、日替わりランチ 名張高生、やなせ宿で“開店” /三重
毎日新聞:名張市の心身障害者医療費助成削減:「月3000円少なすぎる」連絡会が抗議 /三重
中日新聞:名張高生“シェフ”に挑戦 たい飯などランチ提供
伊賀市
朝日新聞:伊賀で俳句教室
産経新聞:俳句の日で小学生ら“吟行” 三重・伊賀「上野公園」
産経新聞:建て替えなら24年完成目指す 伊賀市庁舎建設検討委員会が初会合 三重
毎日新聞:大山田ふるさと夏まつり:初めてのカヌー、思う存分に満喫--伊賀 /三重
毎日新聞:夏休み俳句教室:小中学生60人、芭蕉さんに続こう--伊賀 /三重
毎日新聞:伊賀市役所:老朽市庁舎、建て替え1年かけ答申 検討委初会合 /三重
伊勢新聞:伊賀市庁舎の再建検討 本年度内に基本構想 検討委が初会合
伊勢新聞:5校の高校生記者が伊賀取材 手書き新聞に仕上げ
朝日新聞:シェフは名張高生
産経新聞:障害者医療費補助削減問題 拡充求め市に協議要求 三重・名張
毎日新聞:名張トラッド:味に自信、日替わりランチ 名張高生、やなせ宿で“開店” /三重
毎日新聞:名張市の心身障害者医療費助成削減:「月3000円少なすぎる」連絡会が抗議 /三重
中日新聞:名張高生“シェフ”に挑戦 たい飯などランチ提供
伊賀市
朝日新聞:伊賀で俳句教室
産経新聞:俳句の日で小学生ら“吟行” 三重・伊賀「上野公園」
産経新聞:建て替えなら24年完成目指す 伊賀市庁舎建設検討委員会が初会合 三重
毎日新聞:大山田ふるさと夏まつり:初めてのカヌー、思う存分に満喫--伊賀 /三重
毎日新聞:夏休み俳句教室:小中学生60人、芭蕉さんに続こう--伊賀 /三重
毎日新聞:伊賀市役所:老朽市庁舎、建て替え1年かけ答申 検討委初会合 /三重
伊勢新聞:伊賀市庁舎の再建検討 本年度内に基本構想 検討委が初会合
伊勢新聞:5校の高校生記者が伊賀取材 手書き新聞に仕上げ
きのう、名張市長からメールを頂戴した。名張市公式サイト「市長への手紙」に寄せた質問への回答である。
質問は、こうであった。
で、主用途を歴史資料館として整備したらしいやなせ宿には、こんな歴史資料が展示されているという。
・「名張城下絵図」の複写版
・新町区百年史部会編纂による初瀬街道・新町今昔町屋分布(明治〜大正〜昭和初期)
・新町の歴史と文化と伝統の複写版
・生人形師亀本安八を紹介した新聞記事や資料
・昭和初期の古地図や古写真
もはや正気の沙汰ではあるまい。猫の子一匹放し飼いにしただけで、これが動物園でございます、と強弁しているようなものである。どこに歴史資料があるというのか。バッタモンちょこちょこかき集めただけで、何が歴史資料の展示か。どこが主用途か。ここまで見苦しいいいわけ、いいのがれ、いいつくろいは、ちょっとやそっとでお目にかかれるものではあるまい。歴史を冒涜し、市民を愚弄するものでしかない。愚弄された市民としては、じつになさけなく、恥ずかしい。怒る気にすらならぬほどである。
やなせ宿は主用途を歴史資料館として整備された、などというのはとんでもないうそっぱちである。早い話、やなせ宿の公式サイトを閲覧するだけでそれがわかる。
名張市旧細川邸やなせ宿:やなせ宿とは
「やなせ宿へようこそ。」と題された館長メッセージには、こうある。
やなせ宿は、観光交流センターとして位置づけられたと書いてある。観光案内や住民交流のための施設であると書いてある。しかし、やなせ宿の主用途は歴史資料館である、とはどこにも書かれていない。まさか、「名張市の文化や伝統を紹介したり」というのが歴史資料館としての用途である、などとそこまで苦しい弁明がなされることはないであろうが、そもそもやなせ宿に行ったって名張市の文化や伝統なんてまるっきりわかりゃせんのだから、どっちにしたって歴史資料館として機能しているといえるわけがないのである。
名張市旧細川邸やなせ宿:施設案内
施設案内のページを確認しておく。こんな感じである。
・事務室 やなせ宿の予約受付等を行う事務室です。
・土間 食堂として使うことができます。
・店の間 展示等を行うことができます。
・中の間 展示・会議等を行うことができます。
・奥の間 展示等を行うことができます。
・物産棟(厨房・客席) 展示・会議等を行うことができます。
・渡り廊下 食事を行うことができます。
・中蔵(展示室) 展示を行うことができます。
・川蔵(アドバンスコープサテライトスタジオ) アドバンスコープ・FMなばりのサテライトスタジオです。
・駐車場 一般の駐車場として4台、身障者用駐車場が1台用意されています。
・トイレ棟 男性用・女性用・多機能トイレがあります。
どこが歴史資料館か。どこに歴史資料が展示されているというのか。店の間も中の間も奥の間も物産棟も中蔵も、展示スペースとしてご利用ください、という場でしかない。要するに、貸し館である。無駄に立派な公衆便所つきの名張地区第二公民館with小判鮫、というしかない施設なのである。
名張市旧細川邸やなせ宿:イベントカレンダー
主用途を歴史資料館として整備されたらしいやなせ宿で、いったい何が催されているのか。まずは、ご存じワンデイシェフである。どう考えても、歴史資料には無縁である。イベントはどうか。
・8月23日 キッズスクエア 夏休みの寺子屋 in やなせ宿
・8月24日 夏休み親子陶芸教室/名張川の鮎 in やなせ宿
どう考えても歴史資料には無縁である、などと確認するまでもない。やなせ宿を運営するまちなか運営協議会には、主用途が歴史資料館であるという認識などかけらもないことであろう。位置づけはあくまでも観光交流センターであり、実際は無駄に立派な公衆便所つきの名張地区第二公民館with小判鮫であり、実態は小判鮫軍団がいいように仕切って食堂化路線まっしぐら、といったところであろう。
もしもやなせ宿が主用途を歴史資料館として整備されたというのであれば、まちなか運営協議会による運営は整備の趣旨を完全に無視したものである。運営組織としてはまちがいなく失格である。とっととひっこめこら、てなもんなのである。しかし、まちなか運営協議会が地域社会の害虫であることは論をまたないのだが、この件にかぎっていうならば、こそこそ逃げ隠れする必要はないであろう。やなせ宿は観光交流施設として位置づけられている。やなせ宿整備に利用した国土交通省のまちづくり交付金も、たぶんそのような扱いになっているはずである。
そういった次第で、蟻地獄はつづくよ、どこまでも。
中 相作 さま
このたびは「市長への手紙」をお寄せいただき、ありがとうございました。 □お尋ねのやなせ宿での歴史展示資料ですが、現時点では「名張城下絵図」の複写版や、新町区百年史部会編纂による初瀬街道・新町今昔町屋分布(明治〜大正〜昭和初期)、新町の歴史と文化と伝統の複写版などを展示しています。 □また、店の間、中蔵を利用し、生人形師亀本安八を紹介した新聞記事や資料、なつかしの名張と題して昭和初期の古地図や古写真なども展示しています。 □今後も施設の活用方法について、創意工夫し、様々な歴史、文化を紹介できる場としていきたいと考えておりますので、ご支援ご協力をお願い致します。 今後とも、貴重なご意見・ご提案をお寄せいただきますようお願いします。 平成20年 8月19日 □名張市長 亀井利克 |
質問は、こうであった。
ご回答ありがとうございました。重ねてお尋ねいたします。次の点にお答えいただければと存じます。
・名張まちなか再生プランにもとづき、「主用途を歴史資料館として整備」したというやなせ宿には、どのような歴史資料が展示されているのか。具体的な名称をあげてお示しいただきたい。 ご多用中恐縮ですが、よろしくご回答たまわりますようお願いいたします。 2008/08/12 |
で、主用途を歴史資料館として整備したらしいやなせ宿には、こんな歴史資料が展示されているという。
・「名張城下絵図」の複写版
・新町区百年史部会編纂による初瀬街道・新町今昔町屋分布(明治〜大正〜昭和初期)
・新町の歴史と文化と伝統の複写版
・生人形師亀本安八を紹介した新聞記事や資料
・昭和初期の古地図や古写真
もはや正気の沙汰ではあるまい。猫の子一匹放し飼いにしただけで、これが動物園でございます、と強弁しているようなものである。どこに歴史資料があるというのか。バッタモンちょこちょこかき集めただけで、何が歴史資料の展示か。どこが主用途か。ここまで見苦しいいいわけ、いいのがれ、いいつくろいは、ちょっとやそっとでお目にかかれるものではあるまい。歴史を冒涜し、市民を愚弄するものでしかない。愚弄された市民としては、じつになさけなく、恥ずかしい。怒る気にすらならぬほどである。
やなせ宿は主用途を歴史資料館として整備された、などというのはとんでもないうそっぱちである。早い話、やなせ宿の公式サイトを閲覧するだけでそれがわかる。
名張市旧細川邸やなせ宿:やなせ宿とは
「やなせ宿へようこそ。」と題された館長メッセージには、こうある。
□この度、旧細川邸「やなせ宿」、初代館長に就任いたしました、辻本武久です。
多くの皆様のお力添えがあり、2008年6月7日に名張市新町にオープンしました「やなせ宿」は、名張地区既成市街地の再生を目指して、平成17年に官民協同組織が結成され、5つのプロジェクトチームを編成、そのうちの歴史拠点整備プロジェクトチームが「旧細川邸の利用について」今日まで協議を重ねてまいりました。その結果、第一号施設が観光交流センターとして位置づけされたこの「やなせ宿」です。 □この「やなせ宿」の目的は、地区を訪れる観光客の皆様方への観光案内、地域住民の交流のための施設です。観光客の皆様が随時利用でき、観光情報の提供や地場物産等の紹介を行うのはもちろん、名張市の文化や伝統を紹介したり、来館者の皆様がもう一度行きたいと思っていただけるような憩いのスペースを目指してまいりたいと思います。 |
やなせ宿は、観光交流センターとして位置づけられたと書いてある。観光案内や住民交流のための施設であると書いてある。しかし、やなせ宿の主用途は歴史資料館である、とはどこにも書かれていない。まさか、「名張市の文化や伝統を紹介したり」というのが歴史資料館としての用途である、などとそこまで苦しい弁明がなされることはないであろうが、そもそもやなせ宿に行ったって名張市の文化や伝統なんてまるっきりわかりゃせんのだから、どっちにしたって歴史資料館として機能しているといえるわけがないのである。
名張市旧細川邸やなせ宿:施設案内
施設案内のページを確認しておく。こんな感じである。
・事務室 やなせ宿の予約受付等を行う事務室です。
・土間 食堂として使うことができます。
・店の間 展示等を行うことができます。
・中の間 展示・会議等を行うことができます。
・奥の間 展示等を行うことができます。
・物産棟(厨房・客席) 展示・会議等を行うことができます。
・渡り廊下 食事を行うことができます。
・中蔵(展示室) 展示を行うことができます。
・川蔵(アドバンスコープサテライトスタジオ) アドバンスコープ・FMなばりのサテライトスタジオです。
・駐車場 一般の駐車場として4台、身障者用駐車場が1台用意されています。
・トイレ棟 男性用・女性用・多機能トイレがあります。
どこが歴史資料館か。どこに歴史資料が展示されているというのか。店の間も中の間も奥の間も物産棟も中蔵も、展示スペースとしてご利用ください、という場でしかない。要するに、貸し館である。無駄に立派な公衆便所つきの名張地区第二公民館with小判鮫、というしかない施設なのである。
名張市旧細川邸やなせ宿:イベントカレンダー
主用途を歴史資料館として整備されたらしいやなせ宿で、いったい何が催されているのか。まずは、ご存じワンデイシェフである。どう考えても、歴史資料には無縁である。イベントはどうか。
・8月23日 キッズスクエア 夏休みの寺子屋 in やなせ宿
・8月24日 夏休み親子陶芸教室/名張川の鮎 in やなせ宿
どう考えても歴史資料には無縁である、などと確認するまでもない。やなせ宿を運営するまちなか運営協議会には、主用途が歴史資料館であるという認識などかけらもないことであろう。位置づけはあくまでも観光交流センターであり、実際は無駄に立派な公衆便所つきの名張地区第二公民館with小判鮫であり、実態は小判鮫軍団がいいように仕切って食堂化路線まっしぐら、といったところであろう。
もしもやなせ宿が主用途を歴史資料館として整備されたというのであれば、まちなか運営協議会による運営は整備の趣旨を完全に無視したものである。運営組織としてはまちがいなく失格である。とっととひっこめこら、てなもんなのである。しかし、まちなか運営協議会が地域社会の害虫であることは論をまたないのだが、この件にかぎっていうならば、こそこそ逃げ隠れする必要はないであろう。やなせ宿は観光交流施設として位置づけられている。やなせ宿整備に利用した国土交通省のまちづくり交付金も、たぶんそのような扱いになっているはずである。
そういった次第で、蟻地獄はつづくよ、どこまでも。