三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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さて、どうであろうな。
きのうのエントリに記した件、というか、きのう名張市公式サイト「市長への手紙」を利用して質問した件であるが、あれはかなり大切なことである。
むろん、名張市が開き直ってしまって、
──名張市政はインチキどぇーす。
と世界に公表してしまうのであればともかく、たとえうわべだけでも、公正、公平、平等、みたいなものを重んじてまーす、なんて顔をしつづけるのであれば、きのうの件はすこぶる大切である。
なぜ大切かということは、きのうのエントリを一読するだけで、名張市役所のみなさんにもちゃーんと理解していただけるはずである。
はずではあるのだが、さて、どうであろうな。
早い話、ものの道理というやつをまるでわきまえていなかった名張まちなか再生委員会でさえ、そのあたりの大切さには気がついておったらしい。
おったらしい、というのは、おれが委員会に入る以前の話だから、伝聞でしかないのだが、ということである。
こんな話があったという。
まちなか運営協議会の件である。
新町の旧細川邸やなせ宿は、開設初年度は無競争でまちなか運営協議会が管理運営を手がけるが、二年度目からは指定管理者制度を導入する、ということになっておった。
指定管理者制度が採用されるということは、指定管理者の募集にあたって競争原理が働く、ということである。
だとすれば、まちなか運営協議会に市職員が加わっているのはまずいのではないか、という話になったらしい。
指定管理者を公募して、かりに三団体が名乗りをあげたとする。
指定管理者候補団体A……市民 市民 市民 市職員
指定管理者候補団体B……市民 市民 市民 市民
指定管理者候補団体C……市民 市民 市民 市民
こんなことになったら、ちょっとまずいんじゃね? という声が、再生委員会の内部からあがったという。
そりゃまずかろう。
だから、当初は加わる予定になっていたらしいのだが、まちなか運営協議会は市職員を抜きにして発足することになったと伝え聞く。
名張市名物、引く、というやつである。
名張市は名張まちなか再生委員会から引きます、みたいな感じで、名張市はまちなか運営協議会から引きます、ということになったわけである。
しかし、まちなか再生委員会から引く、というのは噴飯ものの決定であったけれど、まちなか運営協議会から引く、という名張市の判断は正当で適切なものであったと思う。
ただまあ、実際には、まちなか運営協議会はいまだ正式に発足しておらず、やなせ宿に指定管理者制度を導入するなんてのは名張市の大うそだった、ということも明らかになっておるわけであるから、名張市が珍しくもちゃんとした判断をくだしたというのに、なんとも残念な結果にはなってしまった。
残念な結果ではあったのだが、類似したケースにおける正当で適切な判断の前例ではあるわけだから、参考にしていただければ幸甚である。
さて、どうであろうな。
地域経営室にメールで送信した質問に回答があるかどうか、それはわからぬ。
ないかもしれぬ。
しかし、名張市公式サイト「市長への手紙」を利用した質問には、必ずお答えを頂戴できるはずである。
これな。
いつもお世話さまです。
市事業の民間委託についてお訊きしたいのですが、委託団体を公募する場合、その対象団体に市職員が加わっていることに問題はないのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
2010/10/21
かりに、問題がある、ということになったら、どうなるのか。
名張市職員は乱歩蔵びらきの会から引きます、ということにならざるを得ないであろうな。
そうは思わんか、名張市役所のみなさん。
とにかく名張市には、公正、公平、平等、みたいなものを重んじてもらいたいんだよな。
市民のひとりとして、それを切に願ってるわけなんだよな。
さて、どうであろうな。
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