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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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 ちゃんとしよう。
 
 ほんと。
 
 ちゃんとしような。
 
 お願いだからちゃんとしてくれ。
 
 ほんとにお願いだからちゃんとしておくれよ。
 
 しかし、いくらお願いしてみても、いっこうにちゃんとしてくれないのが名張市という自治体なのである。
 
 返答もしやがらんのな。
 
 10月13日付メールで、名張市企画財政部の地域経営室に質問を送信した。
 
 乱歩蔵びらきの会に十四問、地域経営室に二問、あわせて十六の質問を送ったのだが、うんともすんとも反応がない。
 
 むろん、きのうも記したとおり、乱歩蔵びらきの会にも地域経営室にも、どうしても答えにゃならんという義務はない。
 
 とはいえ、だんまりをつづけるのは、得策ではないと思うぞ。
 
 印象がよくない。
 
 それでなくても、印象はよくないのである。
 
 なんなんだまったく、市民の眼が届かないところでこそこそこそこそ癒着結託かましやがってよお、みたいな印象が、すでにあるわけ。
 
 小ずるいのう小ずるいのう、そこまで小ずるい真似してもかっこつけたいのかのう、という印象がすでにあるわけ。
 
 知らん顔つづけてるのは、ほんとに得策ではないと思うぞ。
 
 ところで、地域経営室への質問では、こんなことも尋ねた。
 
 (a)名張市が事業を民間団体に委託する場合、その団体に名張市の職員が加わっていることに問題はないのでしょうか。
 
 名張市がなんらかの事業を委託するための民間団体を公募し、かりにA、B、C、D、Eという五つの団体がそれに応じたとします。そのうちの団体Aには市職員が入会していますが、残り四団体には市職員は加わっていないと仮定してみてください。こんな図式になるわけです。
 
 団体A……市民 市民 市民 市民 市民 市職員
 
 団体B……市民 市民 市民 市民 市民 市民
 
 団体C……市民 市民 市民 市民 市民 市民
 
 団体D……市民 市民 市民 市民 市民 市民
 
 団体E……市民 市民 市民 市民 市民 市民
 
 募集する側の人間が、応募する側に加わっている。これは、公正や公平、あるいは平等といった観点から考えた場合、はたして適切なことなのでしょうか。ここにはなんの問題もないのでしょうか。李下の冠、瓜田の履、といった故事をもちだすつもりはありませんが、名張市にはこうした場合の指針やガイドラインといったものは存在していないのでしょうか。
 
 わからんか、という気がしてきた。
 
 わからんかもわからんな、と思われてきた。
 
 なんの問題もないのでしょうか、というのはいわゆる反語で、実際には問題がありまくりなのであるけれど、名張市役所のみなさんのなかには、なにが問題なんだかおわかりにならない人がいらっしゃるかもわからんな。
 
 そこで、念のために記しておく。
 
 上にあげた例を引き継いで説明すると、名張市がなんらかの事業を委託するために民間団体を公募し、五つの団体がそれに応じた、という場合、名張市は五つの団体のなかからひとつを選ばなければならないわけ。
 
 つまり、競争原理が働くわけ。
 
 で、公募する側の名張市としては、その競争が平等に進められるように努める義務があるわけね。
 
 たとえうわっつらだけのことだとしても、この募集は公正、公平、平等に進められますざんす、というふりをしなければならない。
 
 ところが、募集に応じたA、B、C、D、Eという五つの民間団体のうち、団体Aだけに名張市の職員が加わっている。
 
 市職員というのは、公募する側の人間であり、一般市民が知りえない行政内部の情報を容易に知りうる立場にあると目される人間であり、さらにいえば、当該事業担当部署の職員ではなくたって、その部署になんらかの働きかけができるかもしれないと目される人間でもある。
 
 要するに、市職員が入会してるというだけで、団体Aは競争においてものすごく有利にみえる、ということなわけ。
 
 団体Aに加わっている市職員が小ずるいことをしてもしなくても、彼が小ずるいことをして競争で優位に立てる立場の人間である、という状況があるだけで、競争の平等性はすでにして損なわれているわけである。
 
 募集する側の名張市役所の人間が、応募する側の民間団体に加わっている、なんてことじゃ問題がありまくりじゃねーかこら、さーあ、いったいどうよ、というのが質問(a)の趣旨であった。
 
 ただし、名張市の実態というのは、もっとひどい。
 
 ほんとにひどい。
 
 なにしろ、これである。
 
20100714aa.jpg
 
 名張市長名義の文書で、名張市は公正だの公平だの平等だの、そんなことばを思いっきり踏みにじっております、と表明しておるのである。
 
 たとえうわっつらだけにもせよ、この公募は公正、公平、平等なんざんす、というふりをしなければならぬところ、公募おっぱじめる前に官製談合でみんな決めてたんだよばーか、市民不在なんだよばーか、癒着結託最優先なんだよばーか、それが名張市ゆうとこどっせ、と表明しておるのである。
 
 つまりもう、名張市長おんみずから、
 
 ──名張市政はインチキどぇーす。
 
 と世界に発信してらっしゃるわけ。
 
 太字で強調。
 
 ──名張市政はインチキどぇーす。
 
 さらに赤字で。
 
 ──名張市政はインチキどぇーす。
 
 フォント大きくしてやろうかこら。
 
 ──名張市政はインチキどぇーす。
 
 あ。
 
 そうだ。
 
 名張市公式サイト「市長への手紙」を利用しようっと。
 
 というわけで、こんなことをお訊きした。
 
 いつもお世話さまです。
 
 市事業の民間委託についてお訊きしたいのですが、委託団体を公募する場合、その対象団体に市職員が加わっていることに問題はないのでしょうか。
 
 よろしくお願いいたします。
 
2010/10/21
 
 質問の趣旨は上に記したとおりであるから、「市長への手紙」担当職員のかたは当方の意をよくお汲み取りのうえ、勝手ながらしっかり考えたお答えを頂戴できれば幸甚である。
 
 頂戴する回答は、こうした場合の指針やガイドラインとなるはずのものであり、思いつきだの脊髄反射だのみたいなお答えでは、今後に禍根を残すことにもなりかねない、ということを申し添えておくからね。
 
 とにかく、ちゃんとしようね。
 
 ほんとに、ちゃんとしてよね。
 
 おらおらおらおら。
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