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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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 名張まちなか再生委員会の話題はひとまず終了し、つづいて漫才の件。
 
 名張市企画財政部の地域経営室に、ついさっき、こんなメールを送信した。
 
地域経営室御中
 
 こんにちは。名張市政が公正で公平でありますように、と日々念じている市民です。
 
 さて今般、信頼できる消息筋からもたらされた情報によりますと、本年3月21日に催されたミステリー講演会なぞがたりなばりの委託団体募集に不正があったようです。同事業は昨年度、はじめて民間団体に委託されることになり、公募の結果、乱歩蔵びらきの会が受託しました。公募期間は昨年11月15日から30日までとされていましたが、公募がはじまった時点ですでに、乱歩蔵びらきの会と市当局とのあいだで内密な調整が済まされていたと聞きおよびます。公募において保障されるべき公正や公平、あるいは平等といったものが最初から否定されていたことになります。
 
 とはいえ、これはにわかに信じがたい話ではあり、信頼できる消息筋からの情報だけを鵜呑みにするのはいかがなものかとも思われますので、乱歩蔵びらきの会からも事情をお聞きいたしたく、不正行為などにかんして確認するための質問をまとめてみました。つきましては、当該事業の担当部署である貴セクションから乱歩蔵びらきの会へ回答方のご手配をたまわりたく、勝手ながらお願いを申しあげる次第です。質問は下記のとおりです。文中、貴会とあるのは乱歩蔵びらきの会のことです。よろしくお願いいたします。
 
………………
 
 平成22・2010年3月21日に催された第19回ミステリー講演会なぞがたりなばりについてお訊きします。
 
 (1)講演会の有料入場者数は何人だったのでしょうか。
 
 (2)講演会のPRはどういう手段で進められたのでしょうか。
 
 (3)講演会入場券の予約は往復はがきで受け付けるとのことでしたが、前年度までのようにインターネットが利用できなかったのはなぜでしょうか。
 
 (4)委託団体の募集が開始されたのは昨年11月15日でしたが、貴会と市当局による調整がおこなわれたのはいつでしょうか。
 
 (5)調整の内容はどういったものだったのでしょうか。
 
 (6)調整は市当局から貴会に働きかけたものか、あるいは逆に貴会から市当局に働きかけたものか、いずれだったのでしょうか。
 
 (7)公募以前の段階、つまり一般の市民には情報がいっさい開示されていない段階で、市当局と特定の民間団体とが調整を進めるのは不正な行為である、という認識は貴会におありだったのでしょうか。
 
 (8)名張市公式サイトに掲載されている貴会の「なぞがたりなばり委託事業応募企画書」には、貴会の設立が平成17・2005年5月であると記されていますが、にもかかわらず「活動内容」には平成16・2004年度の事業が三件、列挙されています。これは明らかな虚偽記載であると判断されますが、虚偽記載であることをお認めになりますか。
 
 (9)同じく「活動内容」に「2009年 江戸川乱歩生誕地整備事業に参画 乱歩生誕地碑広場」とありますが、参画内容を具体的にお教えください。
 
 つづいて、名張市の主催、貴会の共催で平成20・2008年11月22日に催された第18回ミステリー講演会なぞがたりなばりについてお訊きいたします。
 
 (10)貴会がミステリー講演会なぞがたりなばりを共催するにいたった経緯をお教えください。
 
 (11)講演会に先がけてまちなかミニツアーが催されましたが、貴会はどうしてミニツアーの案内を担当なさらなかったのでしょうか。
 
 (12)もしもいま、まちなかミニツアーの案内を依頼されたとしたら、お引き受けになりますか。
 
 (13)貴会の平成20・2008年度通常総会はいつ開かれたのでしょうか。
 
 最後にもうひとつだけ、お訊きします。
 
 (14)私も貴会に入会したいのですが、入会の資格や手続き、活動内容、会費などについてお教えください。
 
 以上です。ご回答を頂戴できれば幸甚です。ご回答は当方のブログで公開いたしたいと考えておりますが、もしも差し支えがある場合には、その旨をお知らせいただければ非公開といたします。勝手なお願いで恐縮ですが、よろしくお願い申しあげます。
 
2010/10/13
 
………………
 
 乱歩蔵びらきの会への質問は以上です。
 
 ついでですから、貴セクションへの質問も以下に二点、あわせて記したいと思います。
 
 (a)名張市が事業を民間団体に委託する場合、その団体に名張市の職員が加わっていることに問題はないのでしょうか。
 
 名張市がなんらかの事業を委託するための民間団体を公募し、かりにA、B、C、D、Eという五つの団体がそれに応じたとします。そのうちの団体Aには市職員が入会していますが、残り四団体には市職員は加わっていないと仮定してみてください。こんな図式になるわけです。
 
 団体A……市民 市民 市民 市民 市民 市職員
 
 団体B……市民 市民 市民 市民 市民 市民
 
 団体C……市民 市民 市民 市民 市民 市民
 
 団体D……市民 市民 市民 市民 市民 市民
 
 団体E……市民 市民 市民 市民 市民 市民
 
 募集する側の人間が、応募する側に加わっている。これは、公正や公平、あるいは平等といった観点から考えた場合、はたして適切なことなのでしょうか。ここにはなんの問題もないのでしょうか。李下の冠、瓜田の履、といった故事をもちだすつもりはありませんが、名張市にはこうした場合の指針やガイドラインといったものは存在していないのでしょうか。
 
 (b)貴セクションにお訊きするのは筋違いかもしれませんが、名張市公式サイト「なぞがたりなばり」のページ(http://www.city.nabari.lg.jp/hp/menu000009200/hpg000009144.htm)にどうして第18回がみあたらないのでしょうか。
 
 以上二点、お忙しいところ恐縮ですが、お答えをいただければありがたく思います。
 
 それでは、名張市政が公正で公平でありますように、と念じつつ。
 
2010/10/13
 
 心配するな心配するな。
 
 冒頭にも記したとおり、これはあくまでも漫才がらみの件である。
 
 まだテロではない。
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