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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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理事会まだぁ〜?
 
理事会もうやんないの〜? インチキがばれたからって、理事会もうやんないつもりなの〜? いったいどうなってんの〜?

しかしなあ、それにしてもなあ、ものごとはちゃんと決めようね、こんなことではちゃんと決めたことにならないんだからね、ムラ社会じゃないんだからね、それくらいのことは理解できるよね、といってやったとたんにこれだもんなあ。たしかにまあ、いくらなんでもそれくらいのことは関係各位に理解していただけたはずではあり、だからこそ、なりふりかまわず、みさかいもなく、一気にはらほろひれはれ状態になってしまって、あすに予定されていた総会がいきなり8月に延期されるような事態に立ちいたってしまったわけなのではあるが、それにしたって困ったものだよなあ。ものごとを民主的にちゃんと決める、という名張小学校のよい子たちにだってふつうにできているはずのことが、名張まちなか再生委員会や名張市役所のわるい大人たちにはまるでできてないんだもんなあ。関係各位、小学校へ行き直すか? しかし、たとえ行き直したとしても、インチキをするようなわるい大人は学校から出ていけー、とかよい子たちにいわれてしまったらどうするよ。出ていけー、とかいわれるなんて、まるで阿久根市役所の自治労じゃねーか。関係各位もほんと、大変だよな。
 
さて、朝日新聞大阪本社版6月20日付オピニオン面に掲載された佐野眞一さんのインタビュー「売れ筋本ばかりの図書館はいらない」からの引用。

   
 「売れ筋本には、館内の活性化、知への入り口として一定の役割がある。だけど蓄積としての蔵書が充実していないと、図書館の強みである『閲覧』という機能が働かない。人気小説の隣に建築学の棚が現れたり、右に曲がると古代の植物の本の一群と出会ったりするのが図書館の面白さ。深度と網羅性を備えた知の迷宮を形づくる。新刊書店やブックオフのように『商品』だけが集まっている場所では『閲覧』はできない」
 ──蔵書を選ぶ図書館側も、その方が断然面白そうです。なぜ難しいのでしょう。
 「今の図書館では、予算削減や効率化が進み、利用者や貸出冊数など、見えやすい数値が指標になってしまいがち。知的な深さや広がりというものが評価されないようになってきた。仮に有能で意欲的な図書館員がいても、館員が選んだ図書を的確に評価する上司、運営者がどれだけいるか考えると、暗澹たるものがある。民間委託も増え、購入図書の基本ラインは、詳細なデータを持つ『図書館流通センター』(TRC)任せ、というところも増えているのではないでしょうか。彼らは、管理番号もふってくれ、カバーもつけてくれる」

日本には、図書館法という法律がある。
 
法庫:図書館法
 
 第三条は、こんなぐあいになっている。

   
(図書館奉仕)
第3条 図書館は、図書館奉仕のため、土地の事情及び一般公衆の希望に沿い、更に学校教育を援助し、及び家庭教育の向上に資することとなるように留意し、おおむね次に掲げる事項の実施に努めなければならない。
1.郷土資料、地方行政資料、美術品、レコード及びフィルムの収集にも十分留意して、図書、記録、視聴覚教育の資料その他必要な資料(電磁的記録(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によつては認識することができない方式で作られた記録をいう。)を含む。以下「図書館資料」という。)を収集し、一般公衆の利用に供すること。
2.図書館資料の分類排列を適切にし、及びその目録を整備すること。
3.図書館の職員が図書館資料について十分な知識を持ち、その利用のための相談に応ずるようにすること。

いまにはじまったことではないが、指定管理者制度が公共図書館のコンビニ化にいよいよ拍車をかけた結果、「土地の事情及び一般公衆の希望に沿い」とあるうちの「一般公衆の希望」だけに重きが置かれるようになり、つまり、佐野さんのことばでいえば「ポピュリズム」一辺倒になってしまって、「土地の事情」ってやつが等閑視されるようになった。地域性にもとづいた資料の収集がおろそかになってしまい、図書館それぞれの独自性や主体性が喪失されつつある。これが全国的な傾向ではないかと判断される。だから、よっぽどしっかりした人間がいないと、ということは、またしても佐野さんのことばでいえば「館員が選んだ図書を的確に評価する上司、運営者」みたいな存在がなければ、全国の図書館はコンビニ化の大波に呑まれてしまうしかないのである。まさに、「暗澹たるものがある」といわざるをえない。お先まっくら、というやつである。
 
でもって、だったら名張市はどうよ、という話になるわけなのであるが、これがまあ、自慢ではないけど、半端ではない。半端ないどころか、もしかしたら日本でもトップクラスかもしれんぞ。なにしろ、なんつったって、これだもんよ。

   
中 相作 さま
    
このたびは「市長への手紙」をお寄せいただき、ありがとうございました。
 
名張市立図書館が所蔵する江戸川乱歩関連資料を活用するための具体的な方針につきましては、現在のところございませんが、今後、図書館活動の一環として、江戸川乱歩に関連する図書や雑誌などの資料を、収集・保存に努めてまいりたいと考えています。
 
今後とも、貴重なご意見・ご提案をお寄せいただきますようお願いします。
 
平成20年10月 9日
 
 名張市長 亀井利克

日本図書館協会は、「図書館の自由に関する宣言」を採択している。
 
日本図書館協会:図書館の自由に関する宣言

こんなことが宣言されている。

   
第1 図書館は資料収集の自由を有する
 図書館は、国民の知る自由を保障する機関として、国民のあらゆる資料要求にこたえなければならない。
 図書館は、自らの責任において作成した収集方針にもとづき資料の選択および収集を行う。その際、
(1) 多様な、対立する意見のある問題については、それぞれの観点に立つ資料を幅広く収集する。
(2) 著者の思想的、宗教的、党派的立場にとらわれて、その著作を排除することはしない。
(3) 図書館員の個人的な関心や好みによって選択をしない。
(4) 個人・組織・団体からの圧力や干渉によって収集の自由を放棄したり、紛糾をおそれて自己規制したりはしない。
(5) 寄贈資料の受入にあたっても同様である。図書館の収集した資料がどのような思想や主張をもっていようとも、それを図書館および図書館員が支持することを意味するものではない。
 図書館は、成文化された収集方針を公開して、広く社会からの批判と協力を得るようにつとめる。

だからね、図書館がどんな資料を収集したっていいの。それは全然いいんだけどね、あくまでも「自らの責任において作成した収集方針にもとづき」っていう話なの。「資料を活用するための具体的な方針につきましては、現在のところございませんが」なんてこといってたら、笑われてしまうわけね。収集方針も明らかにせず、活用の方針もまったくの五里霧中、そんななさけない状態だというのに、えー、乱歩でございます乱歩でございます、名張は乱歩でございます、とか浮かれたようなこと口走ってんじゃねーぞこのすっとこどっこい、という話なのである。だからほんと、大丈夫か? ほんとに大丈夫なのか? こんなこといってて、ほんっと、大丈夫なのか?

   
中 相作 さま
    
このたびは「市長への手紙」をお寄せいただき、ありがとうございました。
 
名張市立図書館が所蔵する江戸川乱歩関連資料を活用するための具体的な方針につきましては、現在のところございませんが、今後、図書館活動の一環として、江戸川乱歩に関連する図書や雑誌などの資料を、収集・保存に努めてまいりたいと考えています。
 
今後とも、貴重なご意見・ご提案をお寄せいただきますようお願いします。
 
平成20年10月 9日
 
 名張市長 亀井利克

理事会まだぁ〜?
 
都合により、明朝の更新は休みとする。だから、あしたの分も書いとく。
 
理事会まだぁ〜?

やーい。ばーか。
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