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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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理事会まだぁ〜?
 
とか毎日おんなじことばかりいってると、自分がばかなのではないかと疑われてくる。しかし、いうまでもなく、ばかなのは名張まちなか再生委員会のほうである。なあばか、そうだろ。痛いところをちょこっと突っつかれたそれだけで、6月28日に予定されていた総会をろくな説明もなしにいきなり8月まで、それも日程を明示することなく適当に延期してこと足れりとしているなどというのは、ばか特有の過剰反応であるとしかいいようがないぞ。なあばか、そうだろ。もう理事会は開かず、したがって総会も開かず、後生じゃからどーかひとつ、名張まちなか再生委員会をこのまま静かに成仏させてやってくれんかね、と不正行為のもみ消しを進めたい向きも少なからずおありなのではあろうけれど、あいにくこちとら坊主でもなければおくりびとでもない。名張まちなか再生委員会をぶっ壊すのはわが悲願ではあるけれど、不正行為をうやむやにしたまま成仏されるのはもとより本意ではないのである。時機がいたれば頼まれなくたって派手にぶっ壊してあげるから、とにかく早いとこ理事会を開こうぜ。
 
さて、横道横道また横道、横道の連続ではあったが、朝日新聞大阪本社版6月20日付オピニオン面に掲載された佐野眞一さんのインタビュー「売れ筋本ばかりの図書館はいらない」の話題である。袖見出しには「深度と網羅性そなえた『知の迷路』、形づくって」とある。とりあえず引用。
 
   
 ──利用者が読みたい本が図書館にある。ダメですか。
 「利用者に言われた通りやってりゃいいの? そこは図書館の選択眼で取捨選択していいと思う。時には『そんな本くらい自分でお買いなさい』と言ってもらいたい。新着図書のコーナーをご覧なさい。今日出来の人気本がずらっと並び、まるでそこらの新刊書店です。しかも売れ筋の本ばかりを扱う非常にチープな書店の棚を思わせる。ポピュリズムの果ての、金太郎飴のような図書館のいかに多いことか。利用者にも『自分らの税金で運営しているのだから、読みたい本を要求して何が悪い』という態度の人がいますしね。図書館も判断停止しちゃってるんじゃないか」

自慢ではないけれど、判断停止や思考停止はお役所の専売特許である。名物である。近鉄大阪線名張駅西口、賛急屋謹製なばり饅頭みたいなものなのである。名張市役所に行ってみな。そこらの壁に「ものを考えることは罪悪である」とか大書した紙がでかでかと張り出されてるから、なんてことはさすがにないけれど、とにかくものを考えない。脊髄反射みたいなことしかできない。ちょっと痛いところを突っつかれただけで、あとさきのことはなにも考えず、脊髄反射のごときその場しのぎに終始してしまう。延期だ延期だ、総会は8月に延期だ、とその場しのぎを決め込みながら、さりとてなにをするというわけでもない。なんの方策もない。学校が火事になんねえかな、とはかないことを考える試験前の中学生みたいに、あーあ、名張市役所が火事になんねえかな、みたいなことをぼんやり考えるのが関の山なのであって、しかしおあいにく、たとえ火事になったって台風が来たって大型地震が発生したって、そんなものは不正行為をもみ消す役には立ってくれんと思うぞ。
 
それはそれとして、佐野さんのインタビューである。公共図書館が「そんな本くらい自分でお買いなさい」と市民に説教するというのは、さすがにできない相談であろう。それをやろうと思ったら、図書館側に半端でない理念や信念、知識や見識といったものが要求される。しかし、ない。ないない。そんなものはない。どこ探したってかけらもない。天下御免の判断停止である。常住坐臥の思考停止である。だから結局、「ポピュリズムの果ての、金太郎飴のような図書館」ばかりが日本全国津々浦々、どの土地に行ってもコンビニみたいに幅を利かせているということになるのであって、記事にはこんな懸念も記されている。
 
   
 今や6館に1館が業務を民間企業などに外部委託し、その流れは拡大している。「官から民へ」という小泉構造改革で、従来、公的団体に限っていた運営主体を、民間に開放した03年の指定管理者制度の導入がきっかけとなった。
 サービス向上が目的とされるが、現実にはコスト削減・効率化に重点が置かれることが多い。サービスを良くして利用者が増えると費用もかかるが、図書館法は対価請求を禁じるなどの問題もある。
 一方、蔵書管理のIT化が進み、蔵書選びから貸し出し管理まで、システムで売り込む民間企業が影響力を強めている。図書館の司書や文化人からは「蔵書の平板化、館の特色の喪失」を懸念する声も上がる。図書館と、地域社会や利用者の関係が改めて問われている。

理事会まだぁ〜?
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