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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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月日がたつのは早いもの、とはよくいった。忌野清志郎師匠の死去から、もう一か月以上がたつのである。ほんと、ばかなことばかりに時間を費やしてもおれんよなあ、とか思いつつ、思いつくままに「ガラクタ」という歌でも聴いていただこうか。清志郎が、

「僕に聞かせておくれ 君たちの悪いたくらみを
僕に見せておくれ 君たちの貪欲な黒い腹を
でも そんなに簡単にはいかないさ」

とか歌ってるぜ。


では、きのうのつづき。6月28日に予定されている名張まちなか再生委員会の総会において、これは絶対に審議されるべきだよなあ、これを審議しないようだったらインチキだよなあ、とおれが勝手に判断している案件を列記する。

(4)規約改正案を審議する。

規約改正案は、総会までにまとめられるはずである。しかし、完全な改正案を上程するのは、おそらく不可能である。なぜか。プロジェクトの再編が避けられない見通しとなったからである。伝え聞くところによれば、今回の規約改正はそもそも、決定過程の明確化を主眼としたものであった。つまり、委員会がものごとを決めてゆく手順が、あまりにもずさんでいいかげんであった、ということである。ちゃんと決めたはずのことがあっさりひっくり返されていたり、まだ決めてないはずのことがいつのまにか決定事項にされていたり、なんというのか、ごく一部の人間による恣意的な決定が堂々とまかり通っている、みたいなことが日常的にみられたから、規約の改正によって決定のためのルールを明確にする。それがいちばんのねらいであったという。

ところが、先述のごとく、プロジェクトチームの再編という問題が浮上してきた。不可避の課題となった。現在の規約では、第六章「再生整備プロジェクトチーム」にプロジェクトのあれこれが定められていて、ちょっと引用してみるとこんなあんばいである。

   
(再生整備プロジェクトチーム)
第31条 この委員会は、第2条の目的を達成するために、以下の再生整備プロジェクトチームを置く。又は、その他の再生整備プロジェクトチームを設置することができる。各再生整備プロジェクトチームは委員会の構成員をもって組織する。
(1)歴史拠点整備プロジェクトチーム
(2)水辺整備プロジェクトチーム
(3)交流拠点整備プロジェクトチーム
(4)生活拠点整備プロジェクトチーム
(5)歩行者空間整備プロジェクトチーム
(6)乱歩関連事業プロジェクトチーム

これらのプロジェクトチームは、六チームが六チームとも、解散の意向を表明している。6月5日の第四回理事会で、それが明らかにされた。理事会の資料から「プロジェクトの改廃」の項を引き写しておく。プロジェクトだけでなく委員会の解散にかんする記載もみられるが、これは先日も記したとおり、名張まちなか再生委員会を解散に追い込むための底の浅い小細工であるから、留意していただく必要はまったくない。

・歴史拠点整備プロジェクトチーム  委員会、PJ共一旦解
・水辺整備プロジェクトチーム    委員会、PJ共解
・交流拠点整備プロジェクトチーム  委員会存続、PJ一旦解見直し
・生活拠点整備プロジェクトチーム  委員会、PJ共解
・歩行者空間整備プロジェクトチーム PJ解
・乱歩関連事業プロジェクトチーム  PJ解

すべてのプロジェクトチームが、解散を指向している。これは無視できない。だから、委員会が今後の活動をつづけてゆくうえでどんなプロジェクトチームを新設すべきなのか、それを検討し、結論を出し、その結論を盛り込んだ規約改正案を総会に提出する、といった作業が必要になるわけだが、総会まであまり時間がないことから、とても不可能であると判断せざるをえない。それに、プロジェクトチームという制度そのものの見直しも、同時に進められるべきではないのか。たとえば、必要に応じてユニットを組む、といった発想があってもいいのではないかとおれは思う。だから、とりあえずは、こんなことにするしかないのではないか。

(5)委員会組織の改編を検討する内部組織の設置案を審議する。

つまり、6月28日の総会に提出する規約改正案では、プロジェクトチームにかんする条項は現行のままにしておき、新たに上記の内部組織を設置して、その検討結果を盛り込んだ規約改正案がまとまった段階で、臨時総会を招集してその規約改正案を審議する、ということである。ややこしいなあまったく。むろん、改編を検討する組織を新設することはせず、現在の規約改正委員会がひきつづき、委員から意見を求めながら組織の改編を検討する、ということでもかまわない。いずれにせよ、6月28日の総会の時点では、現在のプロジェクトチームがそのまま存続していることになるわけだから、むっつのチーム単位で事業計画が決定されなければならない。したがって、チームそれぞれの事業計画案は、面倒ではあっても事務局の手ででっちあげておいてもらう必要がある。まことにご苦労なことではあるが、どうせコンサルタントに丸投げなのであろう。よろしくお願いしておきたい。それともうひとつ、忘れてはならないことがある。

(6)まちなか運営協議会の発足を準備する内部組織の設置案を審議する。

名張まちなか再生委員会には、おととしの総会で設置案が承認されながら、以来ずーっとずーっとほったらかしにされてきたまちなか運営協議会を、早急に発足させる責務がある。だから、これもまたややこしい話ではあるのだが、順序だてて説明すると、まちなか運営協議会を発足させるための準備組織を発足させ、その準備組織に協議会の規約案などの検討を進めさせる。協議会の目的は、委員会のおととしの総会でつぎのとおり決定されているから、この二項が規約案の柱となる。

   
【目的】
1.まちなか運営協議会は、名張まちなか再生委員会の中心的立場にて事業の推進を図り、それぞれの専門プロジェクトを見守る中で、事業実施に対しての支援と提案と監査の役割を果たすものとする。
2.プロジェクト事業における拠点施設等整備後は、その管理運営に当たる。
1)細川邸(平成20年度完成予定)

まちなか運営協議会は「名張まちなか再生委員会の中心的立場」を担うのであるから、当然、委員会の規約にもその点が明記されなければならない。したがって、協議会の規約案がまとまった段階で委員会の臨時総会を開き、その規約案でOKだということになれば、こんどはその協議会の規約に整合させるべく、委員会の規約改正を進めなければならない。その規約改正案がまとまったら、また委員会の臨時総会を開き、その席で規約改正案がつつがなく承認されたら、その時点でようやく、まちなか運営協議会が名張まちなか再生委員会の中心的立場を担うということが正式に決定されるのである。どうだ。ものすっごく面倒だろう。ものすっごく面倒ではあるけれど、おれたちはずぶずぶなあなあのムラ社会に生きてるわけではないのだから、ものごとはルールにのっとって民主的に決めてゆかなければならない。その程度のことは、どんなガラクタにだってわかってるはずだけどなあ。

清志郎が「ガラクタ」のなかで歌ってるぜ。

「僕に聞かせておくれ 君たちの罪のカラクリを
僕を傷つけておくれ 君たちの卑劣なやり方で
でも そんなに簡単にはいかないさ
僕らは君たちとは違うよ
そんなに簡単には僕らをつぶせないさ」

とか歌ってるぜ。
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