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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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お察しのとおり、きのうは二日酔いであった。おとといの夜、無駄に立派な公衆便所つきの名張地区第二公民館を知の殿堂に生まれ変わらせるやなせ宿連続講座やなせ塾第二回終了後の懇親会で酒を飲み、そのあとは番じゃ屋敷にのたくり込み、すっかり酔っぱらっていたからよくおぼえてはいないのだが、いくたびもいくたびも、ほんとうにいくたびも、人の頭をわりばしで叩きつづけていたような記憶がある。しかもそれが、そこそこ偉いかたの頭であったような気がする。たぶん、ああいうことをしてはいけないのではないかと思う。

さて、地域社会の害虫である名張まちなか再生委員会の歴史拠点整備プロジェクトが罪ほろぼしの意味もこめて主催するやなせ塾、おかげさまで第一回と第二回を無事に終えることができた。わざわざお運びをいただいたみなさん、まったくの無償で塾を支えてくれたスタッフ各位、さらには、やなせ塾のことがなんとなく気になって、参加はしなかったけれど成功を祈っていた、とおっしゃるかたもあったのではないかと思われるのだが、それらすべてのみなさんに深甚なる謝意を表する次第である。

つづく第三回と第四回も必ず開催されるはずだが、日程は未定だという。そこでおととい、早くやれよな、と歴史拠点整備プロジェクトのかんなくずに釘を刺しておいた。かんなくずというのはプロジェクトのリーダーのあだ名である。まだ真新しいあだ名である。おとといのやなせ塾でついたばかりである。なにしろぺらぺらぺらぺら、火のついたかんなくずみたいにぺらぺらぺらぺらよくしゃべる男なので、講座のなかで命名してやった。かんなくずは結構、うれしげにみえた。気に入ってくれたのであろう。しかし、なにしろかんなくずである。いくら釘を刺してもいっこうに利かんのではないかという不安もあるのだが、当面は温かく見まもることとしたい。

二回の講座を終えて、やなせ宿活用の方向性のひとつがみえてきた。いつかもちらっと書いたとおり、やなせ宿に市長室をおく、というプランもある。これはほとんど緊急避難的な措置なのだが、とりあえず市長室を設置するのが面白いと思う。面白いというだけでなく、いまここに詳細は記さないけれど、いろいろな効果が見こめるのではないかと思う。しかし、無理である。で、新たな方向性として浮かんできたのが、やなせ宿を寄席にできぬものか、ということである。

やなせ宿寄席化計画。無駄に立派な公衆便所つきの名張地区第二公民館に、食堂化路線とならぶもうひとつの可能性がみえてきたように思う。やなせ宿は観光交流施設であり、集客施設ということになっている。むろん遠方から観光客を集客することができればいいのだが、はなから無理な相談であろう。ワンデイシェフに北海道から人が来る、なんてことはとても考えられぬ。つまり集客となれば、その対象エリアはまず名張まちなかである。となれば、名張のまちのおじいちゃんおばあちゃんである。やなせ宿を、おじいちゃんおばあちゃんににこにこしてもらえる場にできぬものか。

むろん、常打ちの小屋とするのは無理であろう。だからせいぜいが週に一回、土曜なら土曜の夜に足を運べば、やなせ宿の座敷には高座が設けられていて、なんだかばかみたいな男がうれしそうに面白いことをしゃべっている。ざぶとんにすわってみると、たしかに面白いし楽しいし、名張のまちもまだまだ捨てたものではないな、という気にもなってくる。やなせ宿にそうした場をつくる試みがあってもいいのではないか。やなせ宿寄席化計画である。

おとといの講座では、ふと思いついたので、寄席の名前も発表しておいた。大阪ではおととしの9月に天満天神繁昌亭という寄席がオープンし、これがなかなかの人気であると伝えられるので、こちらもそれにあやかり、そのむこうを張って、名張まちなか不景気亭、と称したい。なにしろ不景気である。繁昌などということばにはいっさい縁がない。名張まちなかはものすごく不景気である。名張市公認といっていいほどの不景気である。だからこそ、たとえ週に一度でもいいから、おじいちゃんおばあちゃんをはじめとした名張まちなかの住民、さらには名張市民、あるいは名張市外から駆けつけてくれる人もまじえて、みんなでにこにこしたいものだと思う。

現在のもくろみでは、当方が前座を二十分ほど務め、そのあとは、どなたでも結構である。高座にあがっていただいて、まあ一時間前後、好きなことをしゃべっていただく。むろん落語、講談、歌舞音曲、そのあたりの本格的な芸でもいいのだが、べつに笑いをとっていただく必要もない。しゃべりたいことをしゃべっていただけば、それでいいと思う。笑いのほうは三重県伊賀地域を代表するスタンダップコメディアン、すなわち当方が一手に引き受ける。

したがって、この名張まちなか不景気亭の試みは、絶讃大好評展開中のワンデイシェフにあやかり、そのむこうを張っていうなれば、ワンナイトエンタテイナーの場なのである。なかなか面白いのではないか。ただし、このワンナイトエンタテイナーには、コーヒーはつかない。

以上、やなせ塾第二回についてとりいそぎ記した。ほかに記すべきこともあるのだが、きのうもまた、とくにこれといった理由もないのだが、なんなんだこの暑さは、とか思いながらべろんべろんに酔っぱらってしまい、けさもけさとて二日酔いなので、これだけにとどめておく。しかし、いいかげんにせんといかんかもしれん。ばかみたいに酔っぱらって人の頭をわりばしで叩きつづけるような日常は、そろそろいいかげんにせんといかんのかもしれん。まあ面白いからいいのだけれど。

やなせ塾第二回のレポートは、こちらのプログでお読みいただける。

永遠のJガール:やなせ宿連続講座やなせ塾

これはいくらなんでもほめ過ぎのもちあげ過ぎというものであるが、さっそくコメントも投稿されていて、やなせ宿における「地域寄席in名張」に期待を寄せてくださっているかたのあるのがありがたい。しっかりやれよ、かんなくず。
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