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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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名張まちなか再生委員会の歴史拠点整備プロジェクトから、連続講座やなせ塾にかんする最新情報がメールでとどけられた。転載しておく。

   
「やなせ塾」開催のお知らせ

「やなせ宿」開設を記念して、名張のまちを知り、名張の未来を考える講座「やなせ塾」を連続シリーズで開催します。

第1週   歴史講演会
テーマ:「名張の歴史を知る(藤堂家と初瀬街道)」
目 的:現在の名張のまちを形成するに至る近世の歴史を知ることにより、なばりまちなかの原風景をイメージします。
講 師:中 相作 氏
日 時:平成20年6月28日(土曜日)
午後6時00分〜受付
午後6時30分〜午後9時00分まで
会 場:新町「やなせ宿」
参 加:当日受付。参加費無料
定 員:約40名
主 催:名張まちなか再生委員会
問い合わせ先:63−7746(名張市都市環境部市街地整備室)
 
第2週   文化講演会
テーマ:「江戸川乱歩を知る(乱歩の歩いた道)」
目 的:ふるさと発見を果たした乱歩にとって名張はどのように映っていたのか。名張の人々との関わりを通して乱歩の気持ちを読み解きます。
講 師:中 相作 氏
日 時:平成20年7月5日(土曜日)
午後6時00分〜受付
午後6時30分〜午後9時00分まで
会 場:新町「やなせ宿」
参 加:当日受付。参加費無料
定 員:約40名
主 催:名張まちなか再生委員会
問い合わせ先:63−7746(名張市都市環境部市街地整備室)
 
第3週   体験講座
テーマ:「おもてなしの研究」
 
第4週   討論会
テーマ:「まちなか再生とは何か」
 
第3週・第4週についての日程は未定です。詳細が決まり次第お知らせいたします。

第三週と第四週については、名張まちなか再生委員会の役員会で詳細が協議されるという。ただし、6月11日の会議で確認したところでは、役員会がいつ開かれるのか、皆目わからぬとのことであった。そんなこといってないで、早く役員会を開いてもらわんとな。四回ワンセットでなくちゃやだ、というのが当方の主張なのであるから、第三週と第四週が未定のまま第一週の講師をつとめるわけにはまいらぬ。その場合にはドタキャンとする。そうならぬよう、歴史拠点整備プロジェクトは債鬼のごとく役員会をせっついてくれることであろうな。

そういえば、6月1日の総会で、桝田医院第二病棟跡の案内板にみられる明らかな誤記は訂正できるか、とただしたところ、歩行者空間整備プロジェクトのチーフから、検討する、との回答があったのだが、その検討のためにも役員会が開かれねばならぬはずである。それにだいたい、総会が終わったらただちに規約や組織の見直しが進められるということであったではないか。なーにちんたらやってんだすっとこどっこい。

しかしまあ、連続講座やなせ塾をネタとして、歴史拠点整備プロジェクトvs役員会、という対立の構図を鮮明にすることができたみたいだから、これはこれでいいとするか。その対立が委員会の内部抗争に発展してくれれば、当方としてはいうことはない。なにしろ、組織をぶっ壊すことを目的として名張まちなか再生委員会に加わった身なのである。ぶっ壊すためならなんでもやってやる。とはいうものの、いまや委員会の実態は、なーんにもわけのわかってない連中が、ただの委員会ごっこをつづけてるだけ、といったものでしかない。だからもう、ぶっ壊れてるっちゃぶっ壊れてるわけなのであって、それをぶっ壊してやるぶっ壊してやるとぎゃあぎゃあ息まいてる人間なんて、いいだけばかっちゃばかなのである。

さて、6月11日に開かれた歴史拠点整備プロジェクトの会議である。総会で質問したものの、場のなりゆきのせいで尻切れとんぼに終わってしまった件があったので、会議の席で確認した。予算にかんする問題である。6月6日付エントリ「再生委員会総会三段論法誌」にも引いたが、総会資料にあった「平成20年度市事業予算」がこれである。

・城下川沿い道路整備………………………………2180万0000円
・太鼓門散策道整備…………………………………0640万0000円
・桝田医院第2病棟跡地乱歩生誕地碑広場整備…1430万0000円
・まちづくり活動推進事業…………………………0450万0000円

いっぽう、総会資料の「名張まちなか再生委員会討議概要」によれば、今年度、水辺整備プロジェクトが城下川沿い道路整備事業を、歩行者空間整備プロジェクトが太鼓門散策道整備事業を、乱歩関連事業検討委員会が乱歩生誕地碑広場整備事業を担当することになっている。しかし、それぞれの事業を実際に手がけるのは、いうまでもなく業者である。しかも、名張市の3月定例会において、予算はすでに承認されているのである。だったら今年度、このプロジェクトや委員会は何を討議するというのか。

そんな疑問もむろんあるのだが、会議で質問したのは、城下川がどうの太鼓門がこうのといったこれらの事業は、名張まちなか再生委員会の内部協議において必要性が認められ、それが名張市に提案され、名張市もまたその必要性を認めて事業化し、名張市議会によってその予算が承認されたものである、と理解していいのか、ということであった。まったくちがう、とのことであった。いずれも名張市が勝手に決めた事業であり、委員会はいっさい関知していない、とのことであった。それならば、乱歩生誕地碑広場整備事業とまったく同様の構図ではないか。こいつらいったい、何をしておるのだ。こんなインチキを前にして、どうして平然としておられるのか。どうして名張市の非を責めようとしないのか。なーに長いものに巻かれまくっておるのか。さっぱりわけがわからんではないか。

ついでに記しておくと、まちづくり活動推進事業という名目の予算がある。四百五十万円がまちづくり活動とやらを推進するためにつかわれるのである。これはなんだ、という話になった。名称から判断すれば、年度はじめにプールしておき、まちづくりとやらのための事業に必要に応じて配分される予算、といった印象があるが、そうではないのか、と質問した。事務局すなわち名張市からは、そうではない、との説明があった。何に使用するのかは、すでに決定されているという。

となると当然、じゃあ何よ? 何につかうのよ? ということになる。事務局の説明を総合して判断すると、つまりはこういうことらしい。名張市は国土交通省にたいして、頂戴いたしましたまちづくり交付金、てまえどもの市におきましてはこのようにつかいました、ありがたくつかわさせていただきました、とても有意義につかわさせていただきましたでございます、といった報告書のようなものを提出しなければならぬらしい。で、その報告書のようなものの作成は、いわゆるコンサルタントにアウトソーシングするのだそうである。コンサルタントに報告書のようなものをつくってもらうための予算、それが四百五十万円、それがまちづくり活動推進事業、ということになっているらしい。なんかもう、あきれてものもいえんような話ではないか。

したがって、連続講座やなせ塾に必要な経費は、むろん微々たるものではあるが、その全額をまちづくり活動推進事業の予算四百五十万円から引き出す、というのが歴史拠点整備プロジェクトの皮算用であったのだが、一円も引き出せないことになった。だからしかたがない。必要な経費はプロジェクトのメンバーが頭割りで負担することになった。つまり自腹である。いやー、こんなことになってほんとにすまんなあ、歴史拠点整備プロジェクトのみなさんや。
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やなせ宿の不便さとコンサルの暗躍についてひとこと
 ●市民様
 ご投稿ありがとうございます。
 「日時は決定ですか」との仰せですが、まだ半分しか決まっておりません。ということは、要するに、まったく決まっていないというのとおなじことです。このエントリには、
 「四回ワンセットでなくちゃやだ、というのが当方の主張なのであるから、第三週と第四週が未定のまま第一週の講師をつとめるわけにはまいらぬ。その場合にはドタキャンとする」
 と記してあるのですが、いささか理解しにくい文章であったかもしれません。第一週は6月28日に催されることになっているのですが、それはあくまでも、それまでに第三週と第四週の開催が確定した場合の話だ、ということです。かりに8月とか9月とかになったとしても、第三週と第四週が確実に開かれる、ということが決まっていないようだったら、第一週はドタキャンする、ということです。
 したがいまして、「3、4もできたらいいですね」とおっしゃっていただくのはありがたいのですが、私はそんな、ドラえもんでもあるまいし、できたらいいな、みたいな甘っちょろい考えでいるわけではありません。やれよこら、と名張まちなか再生委員会に迫っているわけです。やらなかったらどうなるかわかってんだろうな、と迫ってるわけです。迫られてる、ということが先方におわかりいただけているのかどうか、もうひとつよくわかんないのがつらいところなのですが、それはそれとして、とりあえず、このエントリにある当該の文章を太字にして強調することで、ご閲覧各位に少しでも文意を理解していただきやすくすることに努めてみました。いかがなものでしょうか。
 「やなせ宿でなぜするんですか」とのお尋ねにかんしましては、あちゃーッ、と申しますか、なんと申しますか、なんとも申せないと申しますか、なんだかもうすっかり腰が抜けてしまいまして、はらほろひれはれはらほろひれはれ、とお答えすることしかできないように思います。「不便です」とおっしゃるのは、不便であるのはよくないことだ、との価値観に立ってのご指摘なんでしょうけど、ちがう考えに立つことも可能である、ということはご理解いただけるでしょうか。私はなにしろ、現在ただいま、やなせ宿の一室に市長室を仮設してみたら面白いかなと考えているところなので、といっても、これはむろん私が名張市長であったならばという話でしかなく、ということは、実現性はまったくゼロの話なわけなのですが、それでもまあ、ご指摘のような不便さをいかにして克服するか、不便なのは悪いことであるという表面的で画一的で硬直した価値観をいかにして相対化するか、そういったことを考えている最中ではありますので、「やなせ宿でなぜするんですか」には正直、がくッ、腰が抜けてしまいました。これはもう、文章を太字にしたりなんやかんや、そんなことではまったく追いつかない問題であって、コミュニケーションの不可能性という深淵をのぞき見る思いである、とでも申しあげておきましょうか。ひとことでいえば、はらほろひれはれはらほろひれはれ。どうも申しわけありません。
 今後ともよろしくお願いいたします。

 ●最近委員になったtaka様
 ご投稿ありがとうございます。
 私もコンサルタントの介在は以前から知っておりましたが、昨年度までに二千万円分もの暗躍が展開されていたとは気がつきませんでした。考えてみれば、あの名張まちなか再生プランそのものも、ほんとのところはコンサルタントがまとめあげたものだと理解するべきなのかもしれません。むろん、名張地区既成市街地再生計画策定委員会がまとめたということにはなっていて、プランには、
 「名張地区既成市街地再生計画策定委員会(以下、「策定委員会」という)は、平成16年6月に、名張市長から『まちなか再生プラン』策定の依頼を受けました。 名張地区のまちづくりは、行政だけでなく、市民、事業者、行政など多様な主体の協働によって成果がえられるものと考えます。そのため、『まちなか再生プラン』の策定にあたっては、既存の行政計画のほか、地元のまちづくり組織や商工団体の構想を踏まえるとともに、多くの市民が計画策定に参画する必要があります。このような視点から、名張地区のまちづくり組織、商工団体や公募市民が参加するワークショップを開催し、『まちなか再生プラン』を検討し、策定するための素案の提案を求めました。ワークショップにおいては、タウンウォッチング等のフィールドワークを行いつつ、7回におよぶ熱心な議論及び5回のテーマ別に行った専門部会の討議を経て、素案が作成されました。また、素案策定の過程では、市民を対象としたアンケート調査が2回実施されました。策定委員会は、ワークショップの提案による中間案や素案をもとに、市民的、広域的な観点から、『まちの顔づくり』に向けて、名張地区の地域資源を最大限に活かす視点、まちづくり活動に広がりと継続性、実現性等を持たせる視点から検討を加え、本『まちなか再生プラン』の取りまとめを行いました」
 と記されてはいるのですが、ワークショップだのタウンウォッチングだのフィールドワークだの議論だの討論だの、そういったものが実際におこなわれたのはまちがいないことであるにしても、不幸せという名の猫のごとく委員会にぴったり寄り添い、最終的かつ実質的にプランを作成したのはやはりコンサルタントであったのかもしれません。もしかしたら例の一文、細川邸整備にかんする「なお、歴史資料館の管理運営は民間が担う公設民営方式とします」というきわめて虫のいい強要も、名張市の意を受けたコンサルタントによって書き加えられたものとみるべきでしょうか。
 しかしまあ、市民の眼がまったく届かないところで、コンサルタントがそこまで幅を利かせているということ、逆にいえば、名張市がそこまでコンサルタント頼みになっているということは、名張市がみずからの無能力や、市民との協働なるものの欺瞞性をよく認識していたということになるはずです。上に引いた文章には、
 「『まちなか再生プラン』の策定にあたっては、既存の行政計画のほか、地元のまちづくり組織や商工団体の構想を踏まえるとともに、多くの市民が計画策定に参画する必要があります」
 なんてご託もみられますけど、こんなものはまったくのうそっぱちであると、名張市はコンサルタントを暗躍させることでみずから証明してみせたわけです。とはいえ、そこらのうすらばか何十人と集めてみてもどないもならんというのは自明のことですが、コンサルタントに二千万円もの大枚を投じ、にもかかわらずあんなプランしか策定できず、細川邸整備がこんなざまに終わってしまったというのでは、はっきりいってしゃれになりません。しゃれにはなりませんが、いまさらどうにもなりません。ま、名張まちなか再生プランにかんする予算の流れをすべて公開し、不当な使途があればそれを素直に不当だと認めたうえで、以後気をつけますと市民に約束することからはじめるしかないのかな、というのは、これもまた私が名張市長であったならばという話でしかないのですが。
 「委員会はなぜ怒らないのか」という点にかんしましては、結局のところ、おなじ穴のむじなだから、ということではないでしょうか。なあなあずぶずぶで骨の髄まで癒着結託しているから、相手を怒ることは自分を怒ることになってしまう、といった事情があるのではないでしょうか。あるいは、自分たちの本来の立場が理解できていないから、自分たちと名張市との本来の関係性が理解できていないから、要するに主体性や自立性といったものがさっぱり理解できていないから、たんにばかだから、などなど、いくつか理由は考えられますが、要するに、他者をおもてだって批判するのはよくないことである、というムラ社会独特の了解事項が生きている、ということででもあるのでしょうか。人から批判されるのはいやである、だからこちらも正面から人を批判することはしない、ただし陰でこそこそ人の悪口をいうのは大好きである、みたいな田舎者が名張市あたりにはごろっちゃらしてますから、正当な批判の応酬こそがものごとを前に進めてゆくのである、といったあたりまえの理屈が理解されることは永遠に、いやいや、永遠にというのは悲観的に過ぎますけど、少なくとも当分のあいだは、ないのではないでしょうか。
 今後ともよろしくお願いいたします。
中 相作 URL 2008/06/18(Wed)09:31:42 編集
コンサルまるもうけ
コンサル費用は書類の作成その他で20年度に関して450万円ですが、すでに2,000万のお金が支払われているらしいです。市の担当部局はすべての計画をコンサルに丸投げして作らせ、まちなか再生委員会には何の権限も与えず責任だけを押しつけています。こんなことされて委員会はなぜ怒らないのか不思議で仕方ありません。
最近委員になったtaka 2008/06/17(Tue)13:44:28 編集
無題
ありがとうございます
日時は決定ですか
3、4もできたらいいですね
それと意義なんていう難しい話ではなく、やなせ宿でなぜするんですか、まちなか再生の中心かも知れませんが地区外から来る者には駐車場もなく、不便です。せめて藤堂邸ならすこしましですが。公民館でもいいのでは、素の
疑問です。よろしくお願いします
市民 2008/06/17(Tue)12:04:28 編集
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