三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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眼をそむけたら事実はみえないの巻
「第4 監査委員の判断」のうちの、「2.監査の結果理由」のつづきのつづき。
監査結果の通知書は、「この委員会を構成する多様な人材と行政が、共に携え検討を加えてきたことから、請求人の主張する市の意向がまったく反映されていないという主張には理由がないものと解するほかない」とかいってるわけである。
請求はあくまでも、具体的な事実に即しておこなわれている。
しかるに監査は、具体的な事実にいっさい眼をむけようとはしない。
名張市と名張まちなか再生委員会とは手を携えてきたわけですから、意向が反映されてないわけないんじゃないでしょっかー、といった具体性のかけらもない推断をならべてお茶をにごすばかりである。
この通知書の文章に即して述べるならば、「委員会を構成する多様な人材と行政が、共に携え検討を加えてきた」というまさしくその場、官と民とが「共に携え」てことにあたってきたまさしくその局面、それを問題にしているのがこの監査請求である。
そうした場、そうした局面、つまりは「多様な主体の協働」とやらにおいて、それぞれの主体はおたがいの主体性や自立性を認めあっているのか。おたがいを多様な主体の一員として尊重しあっているのか。それを問いかけているのがこの監査請求なのである。
答えは、すでに出ている。みてきたとおりだ。もう最悪なわけである。
つぎ、行きまーす。
いっといてやる。まちづくりなんて言葉を平気で口にできる人間はばかである。
それはそうだろう。指摘された事実から眼をそらしつづけてるんだから、いつまでたっても問題を認めることなんてできるわけがない。
それにしても、「請求者の主張する名張市と「三重大学」の受託研究契約については」ってところは、文章としておかしいぞ。「主張」ではなくて「指摘」とするか、でなければ「請求者が不当性を主張している」とでもしなければ、意味がとおらん。
さっきも「請求人の主張する市の意向がまったく反映されていないという主張」なんて不細工な表現があったけど、コピー&ペーストの素材がなくなったら、とたんに文章まておかしくなるのかよ。こんなことなら、監査結果通知書を事前に添削してやればよかったのかな。
こんなことを説明していただく必要は、まったくない。必要な説明はいっさいせず、よけいなことばかり書きならべているのは見苦しいかぎりだが、いいわけというのはそういうものなのである。
だーかーらー、こんなことよりほかに、もっと精査してきちんと説明しなければならんことがあるだろーが。
だというのに、なりふりかまわず得意技コピー&ペーストなんかくりだしてきちゃってまあ。
じゃ、必殺技のコピー&ペースト返しをお見舞いするぞ。
三重大学の報告書にはこう書かれてるわけである。「受託研究を申し込む際」のことよりも、ここにみえる「付託」や「了承」、つまり、受託研究の必要性が発生した時点のことを問題にしろよこら。
「享受」って言葉がひっかかる。日本国語大辞典には「多く精神的、物質的な利益を受け、それを味わい楽しむことにいう」と記されている。快楽を享受する、なんていうのが一般的な用法である。ほんと、添削してやりゃよかったな。
何が「つまり」なのかな。いよいよまともな文章ではなくなってきている。「主体的に発注行為に至った」というのはどういうことか。発注が主体的な行為であるのはあたりまえではないか。
つまり、名張まちなか再生プランの実践とやらを進めるために、いつかの時点で、当該研究行為の必要性が認識されたわけである。そして、必要性をめぐる判断がおこなわれ、必要であるという決定がくだされたわけである。発注行為はそうしたプロセスの帰結でしかない。
で、この一連のプロセスにおいて、名張市は、はたして、主体的に認識し、主体的に判断し、主体的に決定したのか。そんなことはまるでない。必殺技コピー&ペースト返しで引用した三重大学の報告書を読めば、文字どおり一目瞭然ではないか。
だからね、それが癒着だっつってるわけなの。
一連のプロセスを遡及してみるならば、発注のまえには決定があり、決定のまえには判断があり、判断のまえには認識があった。要するに、委託研究が必要だという認識ね。
で、この認識の前提として癒着があったんじゃねーのかよ、っつってるわけなの。まあ癒着体質むきだしの監査なんだから、癒着を「妥当なものと判断できる」のは、あたりまえっちゃあたりまえの話であるが。
それにしたってこら、「名張地区既成市街地の近年の経緯、実状について熟知しており、地域課題についても掌握している」とか、「学術的・専門的な知識を有している」とか、いい気になってでたらめかましてんじゃねーぞこら。
名張地区既成市街地再生計画策定委員会について述べたところを、参考資料「僕の住民監査請求」から引いておく。
平成18・2006年5月23日、名張まちなか再生プランのことで、名張市建設部の当時の部長ならびに名張まちなか再生委員会の当時の委員長と面談したおり、建設部長の口からは、工学部の教授に名張地区既成市街地再生計画策定委員会の委員長を依頼したのは適切なことではなかった、というニュアンスの発言が聞かれた。
もとより録音も筆録も残っていないが、名張市役所内部にもこうした認識が存在していることがわかり、それゆえ印象深く記憶している。うそだと思うんだったら、この正直者の建設部長に事情聴取かましてみろ。
どうしてこんなことを力説しなければならんのか。予算執行の手続きそのものには、誰も文句なんかいってねーだろーが。議会で可決されて正当に執行された予算ではあっても、よく考えてみたら正当じゃなかったみたいだからちょいと調べてくださいな、ってのが住民監査請求じゃねーか。
名張市の監査委員には、住民監査請求ってのがどんなものなんだか、よく理解できておらんようだな。勉強しなおしてこいこの役立たず。いやいや、ここまで徹底的に現実を直視しようとしないんだから、勉強したとて甲斐はあるまい。
つづきはあした。
「第4 監査委員の判断」のうちの、「2.監査の結果理由」のつづきのつづき。
監査結果の通知書は、「この委員会を構成する多様な人材と行政が、共に携え検討を加えてきたことから、請求人の主張する市の意向がまったく反映されていないという主張には理由がないものと解するほかない」とかいってるわけである。
請求はあくまでも、具体的な事実に即しておこなわれている。
しかるに監査は、具体的な事実にいっさい眼をむけようとはしない。
名張市と名張まちなか再生委員会とは手を携えてきたわけですから、意向が反映されてないわけないんじゃないでしょっかー、といった具体性のかけらもない推断をならべてお茶をにごすばかりである。
この通知書の文章に即して述べるならば、「委員会を構成する多様な人材と行政が、共に携え検討を加えてきた」というまさしくその場、官と民とが「共に携え」てことにあたってきたまさしくその局面、それを問題にしているのがこの監査請求である。
そうした場、そうした局面、つまりは「多様な主体の協働」とやらにおいて、それぞれの主体はおたがいの主体性や自立性を認めあっているのか。おたがいを多様な主体の一員として尊重しあっているのか。それを問いかけているのがこの監査請求なのである。
答えは、すでに出ている。みてきたとおりだ。もう最悪なわけである。
つぎ、行きまーす。
■(2)多様な主体の協働による「まちづくり」という視点は、国レベルであり、国土交通省の「まちづくり交付金交付要綱」においては、対象事業として「まちづくり活動推進事業」があり、その要件は「啓発・研修活動、専門家の派遣、情報収集・提供活動、社会実験等のまちづくり活動の推進に関する事業等に要する費用」とある。
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いっといてやる。まちづくりなんて言葉を平気で口にできる人間はばかである。
■請求者の主張する名張市と「三重大学」の受託研究契約については、この「まちづくり交付金」の対象事業として国の採択を受け、実施しているものであり、財源として国の交付金を充当するなど、名張市単独で事業を推進しているのではなく、国のサポートを得ながら、地域の多様な主体の協働によってまちづくり活動の推進を図るという点において、方向性やプロセスに問題があるとは認められない。
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それはそうだろう。指摘された事実から眼をそらしつづけてるんだから、いつまでたっても問題を認めることなんてできるわけがない。
それにしても、「請求者の主張する名張市と「三重大学」の受託研究契約については」ってところは、文章としておかしいぞ。「主張」ではなくて「指摘」とするか、でなければ「請求者が不当性を主張している」とでもしなければ、意味がとおらん。
さっきも「請求人の主張する市の意向がまったく反映されていないという主張」なんて不細工な表現があったけど、コピー&ペーストの素材がなくなったら、とたんに文章まておかしくなるのかよ。こんなことなら、監査結果通知書を事前に添削してやればよかったのかな。
■(3)名張市が「三重大学」に受託研究を申し込む際、次のとおり研究目的及び内容を示している。
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こんなことを説明していただく必要は、まったくない。必要な説明はいっさいせず、よけいなことばかり書きならべているのは見苦しいかぎりだが、いいわけというのはそういうものなのである。
■「本研究は、ワークショップ(NPOなばりマネジメント委員会など)の開催支援及び歴史的建造物(細川邸)改修にかかる基本設計業務とともに、当該建造物の管理主体となる「まちづくり組織(NPO等)」の運営モデルの開発、運営効果の測定など専門的・技術的な支援を目的とする。」
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だーかーらー、こんなことよりほかに、もっと精査してきちんと説明しなければならんことがあるだろーが。
だというのに、なりふりかまわず得意技コピー&ペーストなんかくりだしてきちゃってまあ。
じゃ、必殺技のコピー&ペースト返しをお見舞いするぞ。
■2003 年度(2004年度の誤り──引用者注)に策定された名張地区既成市街地再生計画「名張まちなか再生プラン」において、旧細川邸を改修し、歴史・交流拠点として整備することが提案されている。2005年(2006年の誤り──引用者注)6月のまちなか再生委員会総会においてNPOなばり実行委員会の設立が認められ、同役員会においてNPOなばり実行委員会に対して旧細川邸の運営および改修案を検討することが付託された。そして、NPOなばり実行委員会の世話人会において、NPOなばり実行委員会の代表者や名張市職員、市民から構成されるマネジメント委員会において具体的な改修計画案を検討することが了承された。
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三重大学の報告書にはこう書かれてるわけである。「受託研究を申し込む際」のことよりも、ここにみえる「付託」や「了承」、つまり、受託研究の必要性が発生した時点のことを問題にしろよこら。
■また当該大学の研究室に蓄積されたノウハウを享受し、指導を受けながら研究及び実践を推進していこうとする意向が「受託研究業務の概要」の中で示されている。
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「享受」って言葉がひっかかる。日本国語大辞典には「多く精神的、物質的な利益を受け、それを味わい楽しむことにいう」と記されている。快楽を享受する、なんていうのが一般的な用法である。ほんと、添削してやりゃよかったな。
■つまり「名張まちなか再生プラン」を実践するため、当該研究行為を契約事務に移行する目的で、事業を統括し、日常的に契約行為を行っている名張市が、主体的に発注行為に至ったことは、合理的且つ適正な判断といえる。
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何が「つまり」なのかな。いよいよまともな文章ではなくなってきている。「主体的に発注行為に至った」というのはどういうことか。発注が主体的な行為であるのはあたりまえではないか。
つまり、名張まちなか再生プランの実践とやらを進めるために、いつかの時点で、当該研究行為の必要性が認識されたわけである。そして、必要性をめぐる判断がおこなわれ、必要であるという決定がくだされたわけである。発注行為はそうしたプロセスの帰結でしかない。
で、この一連のプロセスにおいて、名張市は、はたして、主体的に認識し、主体的に判断し、主体的に決定したのか。そんなことはまるでない。必殺技コピー&ペースト返しで引用した三重大学の報告書を読めば、文字どおり一目瞭然ではないか。
■さらに、当該研究を名張市が「三重大学」との間で契約を締結しようとする理由において、当該大学の研究室に「名張地区既成市街地再生計画策定委員会委員長」及び「名張まちなか再生委員会副委員長」を歴任した教授が在籍し、名張地区既成市街地の近年の経緯、実状について熟知しており、地域課題についても掌握している研究機関であり、あわせて学術的・専門的な知識を有していることから、随意契約理由としている根拠も、妥当なものと判断できる。
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だからね、それが癒着だっつってるわけなの。
一連のプロセスを遡及してみるならば、発注のまえには決定があり、決定のまえには判断があり、判断のまえには認識があった。要するに、委託研究が必要だという認識ね。
で、この認識の前提として癒着があったんじゃねーのかよ、っつってるわけなの。まあ癒着体質むきだしの監査なんだから、癒着を「妥当なものと判断できる」のは、あたりまえっちゃあたりまえの話であるが。
それにしたってこら、「名張地区既成市街地の近年の経緯、実状について熟知しており、地域課題についても掌握している」とか、「学術的・専門的な知識を有している」とか、いい気になってでたらめかましてんじゃねーぞこら。
名張地区既成市街地再生計画策定委員会について述べたところを、参考資料「僕の住民監査請求」から引いておく。
「その委員会を結成するにあたってそこらのまちづくり推進協議会とか青年会議所とか老人クラブとかPTAとかから適当にメンバー集めてきてどないする」
「それはまあそうですけど」 「みんなで集まってご町内親睦カラオケ大会団体の部でもやるんですか」 「けど行政が委員会つくる場合はそうゆう人選が妥当なとこなんでしょうね」 「まったく妥当ではなかったということは委員会の策定した名張まちなか再生プランが雄弁に物語ってるわけですけど」 「そらプランには問題がありますけど」 「かりに百歩譲ってああゆう人選しかできなかったとしても道はあるんです」 「道といいますと」 「ちゃんとしたプランをつくる道です」 「どないしますねん」 「歴史資料館をつくるのであればその道の専門家に助言をお願いするべきです」 「それは必要でしょうね」 「そうしたら歴史資料館なんかつくれないゆうことがすぐにわかったはずです」 「それをしてなかったんですか」 「してなかったから歴史資料館つくれとか無茶苦茶なプランになったわけです」 「けどいちおう三重大学の先生にも加わっていただいてたわけですから」 「でも工学部の先生ですから」 「そうなんですか」 「これはパブリックコメントでも指摘したことなんですけど結局この話は最初に細川邸ありきゆう筋書きなんです」 「それで町屋改修の専門知識がある工学部の先生に委員になっていただいたと」 「委員ゆうか委員長をお願いしまして」 「それやったら改修そのものにかんしては大船に乗ったようなもんですけど」 「改修よりもまず細川邸をどんな方向で活用するのか。それが重要問題です」 「それを考えることができなかったと」 「細川邸は歴史資料館にでもしときましょかみたいな月並みきわまりない思いつきだけで話が終わってしまいました」 「それもまたすぐに変更されましたし」 |
平成18・2006年5月23日、名張まちなか再生プランのことで、名張市建設部の当時の部長ならびに名張まちなか再生委員会の当時の委員長と面談したおり、建設部長の口からは、工学部の教授に名張地区既成市街地再生計画策定委員会の委員長を依頼したのは適切なことではなかった、というニュアンスの発言が聞かれた。
もとより録音も筆録も残っていないが、名張市役所内部にもこうした認識が存在していることがわかり、それゆえ印象深く記憶している。うそだと思うんだったら、この正直者の建設部長に事情聴取かましてみろ。
■(4)当該受託研究に関しての予算措置は、平成18年6月補正予算において、「まちづくり活動推進事業」として1,500千円計上され、同6月定例会において議決を得た事業であり、当該契約の予算執行に係る事務処理については、名張市契約規則及び名張市会計規則等に基づき適正に処理されており、支出科目も使途に合致しており、正規の手続きを経た予算の支出行為である。したがって、何ら不当性や不当な支出の事実は認められない。
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どうしてこんなことを力説しなければならんのか。予算執行の手続きそのものには、誰も文句なんかいってねーだろーが。議会で可決されて正当に執行された予算ではあっても、よく考えてみたら正当じゃなかったみたいだからちょいと調べてくださいな、ってのが住民監査請求じゃねーか。
名張市の監査委員には、住民監査請求ってのがどんなものなんだか、よく理解できておらんようだな。勉強しなおしてこいこの役立たず。いやいや、ここまで徹底的に現実を直視しようとしないんだから、勉強したとて甲斐はあるまい。
つづきはあした。
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