三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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理事会まだぁ〜?
まだなのよなこれが。名張まちなか再生委員会の第五回理事会の案内が、まーだ届かんのよな。やっぱもう、開く気ないんじゃね? とか思っていたら、きのう、こんなコメントを頂戴した。
07月17日:もも引きは夏には暑いの巻 > 再生委員会の今後について
このコメントに転載されている文章は、いったいなんなんだろうね。7月2日に、名張まちなか再生委員会の事務局が発表した文書、ということらしいんだけど、なにを目的にしたものなのか、だれに向けたものなのか、なんとも不得要領である。なんとも不得要領ではあるけれど、これがほんとに事務局の手によって記されたものならば、事務局は明らかな越権行為に手を染めている、というしかない。つまり、事務局ってのは、あくまでも委員会の事務をつかさどるのが職掌なんだけど、この文書においては、行政サイドの判断や提案、あるいは意志といったものが表明されているわけさ。なんか、けったいなことだよな。なぜかというと、少なくともおれの知るかぎり、これまでの総会や理事会において、行政サイドの意志なんてものが明確に表明されたことは、ただのいちどもなかったんだもんな。だからこそ、おれは会議があるたんび、
──ケータイで市長を呼び出せ。
と吠えまくってたわけなのである。ただの事務局になにを質問したところで、行政サイドの意志を確認することはできない。どだい不可能である。だからこそ、自然な流れとして、
──とにかく市長を呼んでこい。
とか、
──市長呼んでこいよこら。
とか、そういう話になるしかなかったわけなのだが、この「事務局試案」とかいう文書では、行政サイドの判断や提案、あるいは意志といったものが、なぜか明らかにされているのである。どうした事務局、わるいものでも食ったのか? とよけいなことまで心配しつつ、せっかくの表明である。一寸刻み五分試し、とっくり拝見させてもらうぜ。
まず、最初の段落。
再生委員会の今後の方向としては、再生委員会を更生していく方向と、もうひとつは、まちづくり推進協議会で今後のまちづくりを荷ってもらう方向の2つが上げられると思います。
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これかよ。いきなりこれかよ。最初から大うそかよ。どうしてこんなとこに、なんの前ぶれもなく、間のわるい幽霊みたいにぬーっと名張地区まちづくり推進協議会の名前が出てくんだよ。「2つが上げられると思います」とか、そんなこと勝手に思ってんじゃねーよまったく。
第二段落。
再生委員会更生案としては、本年(H21)1月25日の規約改正臨時総会以後4回の理事会で議論してきた方向が概ねこの方向だったと思います。
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また大うそじゃねーか。大丈夫かほんとに。世間の一部には、名張市役所のみなさんは息をするようにうそをつく、という風説がないでもないのだが、あれはどうやらほんとだったみたいだな。それでも日本人かよ。赤き清き直き心を尊ぶ日本人の魂は、いったいどこへ行っちまったっていうんだよ。なにが「概ねこの方向」だよ。どんな方向だよ。四回にわたって開催された理事会の議事録を読んでみろ。たとえば第四回の理事会で、こんな方向とやらが出てきたっていうのか? うそばっかかましてんじゃねーよほんとに。
名張市公式サイト:名張まちなか再生委員会(理事会関係)
それはたしかに、こんなやりとりはあったぞ。
(A理事)
・プランに記述されているように、10年で計画を進めていくのですね?
(B副委員長)
・そうです。
(A理事)
・そうすると、再生委員会が解散の場合は、代替の新たな協働の組織ができるのでしょうか?
(B副委員長)
・もし、解散になれば、その方向は考えていかないといけません。
(A理事)
・解散の場合は、新たな同種の代替組織が発足するということでいいのですね。
(B副委員長)
・再生委員会が解散されたとすれば、まち協などの既存の組織や新たな組織を作って進めていくことも考えていかないといけません。
・あくまでも、解散になった場合のお話ですが。
(C理事)
・そのような筋書きが出来ているのでしょうか?
(B副委員長)
・筋書きなどございません。
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ちょっとわかりにくいかもしれないけど、この「B副委員長」というのは市職員のかたである。したがって、行政サイドの考えを表明する役割を担当していらっしゃる、ということになってはいるのだが、議事録を一読すればすぐに知れるとおり、そんなことはとてもとても、というのが実態である。だからこそ、
──ケータイで市長を呼び出せ。
とか、
──とにかく市長を呼んでこい。
とか、
──市長呼んでこいよこら。
とか、吠えまくるしかなくなってくる道理なのであるが、それはそれとして、議事録にみえる「A理事」というのがおれのことなのであって、名張市役所のみなさんや、おれの誘導尋問には気をつけたほうがいいと思うぞ、みたいなこともまあそれはそれとして、とにかく7月2日付文書にある「まちづくり推進協議会で今後のまちづくりを荷ってもらう方向」なんてのは大うそであって、これまでの理事会でそんなことが話し合われたことはまったくない。せいぜいが「まち協などの既存の組織」といった程度のことでしかなかったということは、これもまた議事録を一読すればすぐに知れるところの事実である。
第三段落。
4回重ねた理事会は、再生委員会そのものを問う議論や目的に言及する意見が多く、この委員会の更生議論には変わりないものの、いままでの執行部批判や市事務局への批判に終始する中で、理事会に対して厭世気分が蔓延し、再生委員会発足当初からの役員の中からは離脱する意向なども聞かれ、このままでは理事会そのものが、開けなくなる可能性もあり、再生委員会の構成母体を失うことにもなりかねない状態となっています。
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こんな幼稚なミスリードにひっかかるばかは、ざらに転がってはいないと思う。しかし、皆無ではあるまい。だから、一寸刻み五分試し、この段落のうそを暴いておくことにして、まず「4回重ねた理事会」はなんのためのものだったのかな。それ以前の臨時総会も含め、最大のテーマは規約の改正なわけなのね。さらにさかのぼれば去年6月の定期総会で、抜本的な規約改正を進めます、という方針が委員長から明らかにされたわけである。なぜ、改正が必要だったのか。規約に不備があったからである。その不備が、委員会の活動に直接的な支障を生じさせていたからである。だから、規約を改正するうえで、「再生委員会そのものを問う議論や目的に言及する意見」や「いままでの執行部批判や市事務局への批判」が出されるのは、ごくあたりまえのことなのである。
わかるか。わかるよな。おれのいってることは理解できるよな。つまり、名張まちなか再生委員会はこれまで、結構な無茶苦茶をやってきたのである。それゆえ、委員会の内部から、規約を改正して組織の立て直しを図ろう、という動きが出てきたのである。おれが委員会に加わる以前のことだから、細かいことまでは承知しておらんのだが、規約改正の背景には委員会が無茶苦茶だったという事実が存在しているはずなのである。そして、無茶苦茶だったからこそ、委員会のメンバーもずいぶん離れていった。去っていった。おれが加わるずっと以前から、「厭世」ということばをこんなふうに使用するのは明らかに誤用なのであるが、原文を尊重してあえてそのまま引用すると、委員会には「厭世気分が蔓延」していたのだし、「再生委員会発足当初からの役員の中からは離脱する意向」どころか、とっくの昔に離脱してしまった人たちだって、すでに少なからず存在していたのである。それはもう事務局のみなさんや、みなさんが人事異動で事務局担当になるずっと以前から、委員会に嫌気が差して辞めてしまった人なんてのはそこらにごろごろしておったのである。事務局職員たるもの、もう少し委員会の歴史をお勉強したほうがいいと思うぞ。
でもって、「理事会そのものが、開けなくなる可能性もあり」ってのは、いったいどんな根拠にもとづいた判断なのかな。可能性がどうのこうのとわけのわかんないこといってる暇があるのなら、人が毎日、理事会まだぁ〜? と首を長くして待っているのである。開けるか開けないか、実際に理事会を招集すればいいではないか。それで済む話ではないか。だというのに、可能性がどうの構成母体がこうの、意味不明なことぶつぶつぶーたれてんじゃねーよ。
第四段落。
もし、まち協や商議所等の組織母体が再生委員会から離脱していった場合、市として再生委員会に対してどう対応するかの問題が生じます。
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やっぱり、こういうことをほざくわけだよな。ほざくだろうと思ってたぜ。だから、7月10日付のエントリにも記しておいた。
07月10日:幕引きは市長にお願いの巻
な。お役所のみなさんのことである。「考えることといったら、あいもかわらぬ責任回避、名張商工会議所がどうの、名張地区まちづくり推進協議会がこうの、そんな名前をもちだして主体性をすっかり放棄してしまい、恥知らずなまでに責任を回避してしまう、みたいなことになるのは火をみるよりも明らかであろう」と記しておいた。名張市の主体性ってやつはどうなのかな。名張市の責任ってやつはどうなのかな。それを明確に示さなきゃまずいだろうがよ。だというのに、「まち協や商議所等の組織母体が再生委員会から離脱していった場合」とかよそさまに話を振ってしまうのは、どうにもいただけない手口だな。手口といえば、仮定の話で人を脅しにかかろうっていう安物のやくざみたいな手口も、おれはほんとに気に入らない。それにだいたい、そんなことしてみたって、この段落なんてもう、名張市の名物は丸投げでございます、といってるようにしかみえねーじゃねーか。しっかりしろよ唐変木。それにしても、「どう対応するかの問題が生じます」とはよくいってくれたよな。こら名張市、いままで名張まちなか再生委員会にどんな対応をしてきたのか、胸に手をあててじっくり考えてみたほうがいいんじゃねーか。
第五段落。
たぶん、市としては再生委員会解体という方向にならざるを得ないのではないかと思われます。
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ようやく本音が出てきた。しかし、事務局がこんな判断を示すのは、先述のとおり明らかな越権行為である。たかが事務局ではないか。分際ってものをわきまえろよな。名張まちなか再生委員会の事務を職掌とする事務局が、なにをどう勘違いしまくったら「市としては再生委員会解体という方向にならざるを得ない」などとほざけるというのか。ほざけるわけなどないのであるが、ここはひとつ、少しは事務局の肩をもってやることにして、というのも、おれはなにしろ事務局に酒をおごってもらったことがあるのだから、多少の肩なら喜んでもってやるつもりでいるわけである。で、ここで、「市としては」という文言に注意してみることにする。つまり、ここにおいては、事務局ではなく、名張市という自治体そのものの意志が明確に表明されている、と判断してやるわけなのである。要するに、事務局は丁稚のようなもので、事務局の意志を表明したわけではない。ただのパシリに過ぎない。パシリといってわるければ、メッセンジャーボーイなのである。ま、ボーイって柄でもないけどさ。きゃはは。
さて、こうなるとあれだな、ひとつ事務局のみなさんに確認しておかなきゃならんことが出てくる。だから質問するわけだけど、回答のほうはおれがまた事務局へ遊びに行ったとき頂戴できればいいからね。では、質問である。「再生委員会解体」という判断は、いうまでもなく、名張市長の判断なんだよな? そう思って、間違いないんだよな? それはまあ、そう考えるしかないわけであるが、いちおう念のために、お訊きしてみたわけである。さーて、ことここにいたったいまとなっては、名張市長がどんな幕引きをみせてくれるのか、興味はそこにしぼられてくる。楽しみだよなほんと。きゃはは。
理事会まだぁ〜?
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前近代的なムラ社会に私利私欲全開の蠅が飛びまわる
●天網恢恢様
ご投稿ありがとうございます。
仰せのとおり、いまやあっちこっち都合のわるいことが出まくりみたいな感じになっておりまして、みていて笑えるというか、なんかかわいそうな気もするというか、とにかくもう、道理も論理も関係なく、自分たちの勝手な都合をただわあわあと一方的にわめきまくるしかなくなっているというのが、「再生委員会の今後の方向について」とかいう怪文書に示されている名張まちなか再生委員会の、というよりは名張市の、まことに愚かしい内実です。
それからまた、私利私欲を全開にしたみなさんが夏場の蠅みたいにぶんぶんぶんぶん飛びまわっておりますのも、やはりお察しのとおりです。だーれも知らないあいだにお役所発注のお仕事を随意契約でちゃっかりとかっさらい、随契の越後屋、などと粋な二つ名で呼ばれている人もあれば、あ、そういうことだったら、わしもう辞めるからね、辞める辞める、ほんと、もう辞めちゃうんだから、みたいなことをおっしゃる人もあり、しかし、そういう人にかぎって、辞める辞めるといいながらなかなか辞めてくれなかったりもいたしますので、人間観察の材料には事欠くことがありません。
それにしてもひどいもので、いつだれが決めたことなのかがいっさい不明なまま、なぜかしらものごとが決定されてゆく、みたいなことが委員会の日常茶飯事であったらしく、そんなことではだめだろうと遅ればせながら規約改正に乗り出したところ、名張市長の号令一下、委員会解体作戦がスタートしてしまったという寸法です。名張市という地域社会の正体は、じつに前近代的なムラ社会なのであるというしかありません。
今後ともよろしくお願いいたします。
ご投稿ありがとうございます。
仰せのとおり、いまやあっちこっち都合のわるいことが出まくりみたいな感じになっておりまして、みていて笑えるというか、なんかかわいそうな気もするというか、とにかくもう、道理も論理も関係なく、自分たちの勝手な都合をただわあわあと一方的にわめきまくるしかなくなっているというのが、「再生委員会の今後の方向について」とかいう怪文書に示されている名張まちなか再生委員会の、というよりは名張市の、まことに愚かしい内実です。
それからまた、私利私欲を全開にしたみなさんが夏場の蠅みたいにぶんぶんぶんぶん飛びまわっておりますのも、やはりお察しのとおりです。だーれも知らないあいだにお役所発注のお仕事を随意契約でちゃっかりとかっさらい、随契の越後屋、などと粋な二つ名で呼ばれている人もあれば、あ、そういうことだったら、わしもう辞めるからね、辞める辞める、ほんと、もう辞めちゃうんだから、みたいなことをおっしゃる人もあり、しかし、そういう人にかぎって、辞める辞めるといいながらなかなか辞めてくれなかったりもいたしますので、人間観察の材料には事欠くことがありません。
それにしてもひどいもので、いつだれが決めたことなのかがいっさい不明なまま、なぜかしらものごとが決定されてゆく、みたいなことが委員会の日常茶飯事であったらしく、そんなことではだめだろうと遅ればせながら規約改正に乗り出したところ、名張市長の号令一下、委員会解体作戦がスタートしてしまったという寸法です。名張市という地域社会の正体は、じつに前近代的なムラ社会なのであるというしかありません。
今後ともよろしくお願いいたします。
無題
中先生 こんにちわ
非常に興味深く拝見しました
何か、構成組織のある団体が、自分に都合が悪くなったら、運営に圧力をかけるという典型のようですね
そういう場合は金銭欲や名誉欲がカラムのですが、なばりの再生委員会の場合はどうでしょうか。事務運営をつかさどる行政事務局には予算がありますよね。それをどう使うかは、表向きはおかざり官民共同委員会が決定した事にして予算事業が粛々と執行されます。なかには、役職を利用して、そのおこぼれを頂戴しよう、自分の事業の営利に使おうなんてさもしい輩がでてきます。そういう輩からはオレの言うことを聞かないのなら、構成組織から引き上げるぞなんて脅しが横行するのが常です。恣意的に内々でかってに決まっていくのです。名張は徹底情報公開なんて事言っときながら、前時代的な陰湿な町なのですね
非常に興味深く拝見しました
何か、構成組織のある団体が、自分に都合が悪くなったら、運営に圧力をかけるという典型のようですね
そういう場合は金銭欲や名誉欲がカラムのですが、なばりの再生委員会の場合はどうでしょうか。事務運営をつかさどる行政事務局には予算がありますよね。それをどう使うかは、表向きはおかざり官民共同委員会が決定した事にして予算事業が粛々と執行されます。なかには、役職を利用して、そのおこぼれを頂戴しよう、自分の事業の営利に使おうなんてさもしい輩がでてきます。そういう輩からはオレの言うことを聞かないのなら、構成組織から引き上げるぞなんて脅しが横行するのが常です。恣意的に内々でかってに決まっていくのです。名張は徹底情報公開なんて事言っときながら、前時代的な陰湿な町なのですね