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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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 理事会まだぁ〜?
 
 すまんな。ほんと、すまん。毎日毎日、おんなじことばっかいってて、ほんとにすまんなと思う。それにしても、7月もすでに15日である。だというのに、まだなのである。名張まちなか再生委員会の第五回理事会は、いったいいつ開かれるのであろうか。なんかもう、理事会なんかやだ、やだやだ、やだったらやだもーん、とか幼児性を丸出しにしてだだをこねてる向きがあるのかもしれんが、しっかりしろよなムラ社会。きれいに幕引きするにしても、わるだくみてんこ盛りで幕引きしようとしながらずるッとずっこけて失敗してしまうにしても、とにかく総会は開かなければならんのだし、そのためにはたとえ一回でもいいから、ちゃんと理事会を開会することが要求される。いくらムラ社会でも、その程度の理屈はふつうに通用するはずだがな。
 
 おはなしかわって、こちら7月11日朝の名古屋テレビ、「ウドちゃんの旅してゴメン」という番組で、名張市が紹介された。おれは視聴しなかったのだが、愛知県にお住まいのかたからメールでお知らせをいただいた。
 
 
 このページによれば、番組内でフルーツショップはしもと、北村酒造、上田屋、赤目四十八滝、対泉閣が紹介されたのだが、残念なことに、名張市が誇る観光交流拠点やなせ宿はスルーであったらしい。せっかくのチャンスであったというのに、テレビでやなせ宿をPRしてもらうことができなかった。しかし、江戸川乱歩生誕地碑広場は画面に登場したらしく、番組のことをお知らせくださったかたによれば、つくりかけの神社のようにみえた、とのことであった。さようであろうな。あやしげな神社のような、淫祠邪教の聖地のような、あそこはそんなスポットになってしまった。解散総選挙を目前にして、公明党とか幸福実現党とか、そのあたりの関係各位が必勝祈願の集団参拝にどっと訪れてくれるようなことがあれば、名張のまちも少しはにぎわうはずなのだが。
 
 それにしても、せっかくウド鈴木さんが「三重名張出身作家の江戸川乱歩あやかり名乗ったウド川散歩行き先推理楽しけり」と歌まで詠んでくれたというのに、あの広場だけが紹介されたというのでは、いささか寂しい話である。いまさらこんなこといってもあれだけど、やなせ宿はやはり乱歩と関連づけておくべきであった。そしたら、生誕地碑広場と抱き合わせでやなせ宿も紹介されたはずなのであるが、ま、死児のよわいを数えてみてもどうにもなるまい。とはいうものの、結局は、やっぱ、名張市はやなせ宿をどうする気? という話になるわけなのであって、ほんと、どうする気?
 
 むろん、いまさらどうにもならない、というのが正直なところであろう。そんなことはわかっている。だが、とにかくちゃんと考えてみる、ということはやっておいたほうがいいと思うぞ。なにしろ、ちゃんと考えるということが、全然できておらんのである。だから、ひとつのモデルケースであると考えればよろしい。わが名張市においては、ちゃんと考えてみなければならないことが、結構ある。つまり、合理的な根拠のない施策、というやつが、そこここに転がっておる。げんに、先日頂戴したコメントにも、それが列記されておった。
 
07月08日:幕引きは市長のお仕事の巻 > 無題
 
 要するに、「無意味の広報、無駄の保健室、無節操なまちづくり金、等々上げればきりがありません」という寸法である。いずれをとっても、合理的な根拠がきわめて薄弱である、という気がする。これはまずいぞ。というのも、名張市役所のみなさんは、おそらく、ちかい将来、こういった無根拠な施策を見直し、市政を立て直す作業に着手しなければならなくなるのではないか。たとえば、「無意味の広報」である。毎週発行される新聞折り込みの広報紙は、いまのままでいいのか、みたいなことを、かなり根っこのところから考え直さなければならなくなるはずである。もしも名張市という自治体に、多少なりともまともなところが残っているのであれば、広報紙も、まちの保健室も、まちづくり交付金も、ひとしく見直しの対象とし、立て直しの方途を探らなければならなくなる。そのはずである。
 
 だったら、そのためのウォーミングアップとして、すでにぐだぐだになってしまっているやなせ宿、取り返しのつかないことはもうしかたがないけれど、今後の活用策その他、まだ間に合うことの範囲内で、しっかり考えてみるということを、いちどやっておく必要があると思うけどな。とはいえ、無理であろうな。名張市役所では、というか、お役所というところでは、そんなことはできない相談なのであろうな。そんなことやろうと思ったら、たちまち無力感に打ちのめされてしまうのであろうな。きのうの長谷川穂積選手のボクシングみたいに、左ストレートから右フックへの流れるような連携がくり出されて、職員諸君はきれいに打ちのめされてしまうのであろうな。たぶん、意欲のある職員諸君ほど、無力感に打ちのめされてしまうのであろうな。お役所のなかでなにをやろうとしても、結局のところ、太宰治生誕百年を記念していうならば、
 
 ──甲斐ない努力の美しさ。
 
 みたいなことにしかならぬのであろうな。しかし、小説家ならば「美しさ」を拠りどころにすることもできるだろうけど、公務員はそんなわけにいかんしな。「甲斐ない努力」に終わっては、そもそも市民に顔向けができんしな。なんかもう、やんなってくるよな。ほんというと、おれももう、いやなのである。やなせ宿のことなんか、もう知らんもんね、と思っている。しかし、いまのやなせ宿は、いわば市政の象徴であり、同時に試金石でもあるはずである。やなせ宿にかんして、ちゃんと考える、ちゃんと決める、みたいなプロセスを遅ればせながら踏んでゆくことで、名張市の未来にもちっとは明るい展望が開かれるのではないかと思っている。いやまあ、そんなのは、しょせん夢物語でしかないのであるが。やれやれ。いやはや。めでたしめでたし。
 
 理事会まだぁ〜?
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きょうはなぜか大喜利みたいなことになってしまった
 ●人間猫様
 ご投稿ありがとうございます。
 昨今、あちらこちらでリーダーと呼ばれている人たちの言動が、なぜか似たり寄ったりになってきて、妙に通じ合い、響き合っている、という感じがいたします。そうした人たちがリーダーになりやすい土壌、というのが日本全国津々浦々に古くから存在していて、しかし、ここへ来て、そうした土壌にいささか変化が生じ、ために、旧来型のリーダーはそろそろ通用しなくなりつつある、といった現象が、少しずつ目につきはじめているのかもしれません。なんか、面白いことだと思います。
 今後ともよろしくお願いいたします。

 ●人間鼠様
 ご投稿ありがとうございます。
 では私も、僭越ながら、ざぶとん狙いで一席、ご機嫌をうかがうことにいたしまして、「一度でいいから見てみたい、○○が責任とるところ。歌丸です」みたいな感じでいかがでしょうか。「○○」には、どなたでも結構ですから、リーダーと呼ばれる人の人物名ないしは役職名をあてはめてお楽しみください。
 今後ともよろしくお願いいたします。

 ●市民様
 ご投稿ありがとうございます。
 お役所の人たちには、とにかく楽をしたがる、という習性があるみたいですから、なにごとによらず、御しやすい一部住民との馴れあいもたれ合いでことを運ぼうとするようです。ではここで、ふたたび一席、「官民の協働とかけて、ケーズデンキとヤマダ電機の値引き合戦と解きます。その心は、へたをすれば共倒れでしょう」みたいな感じでいかがでしょうか。もうひとつついでに、「共倒れのあとには疲弊した地域社会しか残されないでしょう」なんてのも行っときます。
 今後ともよろしくお願いいたします。
中 相作 URL 2009/07/17(Fri)10:35:18 編集
無題
組織の存在本来の意義や価値を考えた行動言動より、新聞に載ったり、表層的評価の賛辞に自己陶酔したり、その立場を利用しての私益に走る方のほうが役所は楽だという事かな
市長もその程度だからね そんな町でしょ 国も地方もリーダーしだい
市民 2009/07/17(Fri)05:33:55 編集
ごたごた解散
人間猫さん。うますぎです。
人間鼠 2009/07/17(Fri)00:21:04 編集
ごたごた解散
こんな人だとは思わなかった。なにを言っているのかよく分からない、決断できない、ぶれる。
この人が頭では戦えない。多くの人は潔くやめてその席をもっとまともな人に代わってもらいたいと思っている。少なくともはやく総会を開いて総括をしてもらいたい。ところがこの人は後のことなどなにも考えず解散だと言い放つ。人の忠告など聞くことはない。それは後ろに役所が付いているから、
役所にとってはこの程度の人間が扱いやすくて好都合なのである。

これってどこの話でしょうか?
人間猫 2009/07/16(Thu)15:12:38 編集
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