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三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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 理事会まだぁ〜?
 
 なんかもうくそ暑くってへばってるっつーのに、理事会まだぁ〜? とか間の抜けたこといってんじゃないよほんとに、とお思いの向きも多かろうと拝察する次第ではあるが、まだなのである。名張まちなか再生委員会の第五回理事会は、いまだ招集されないのである。一日も早く幕引きに持ち込みたい、というのが名張市の悲願であるはずなのだが、いったいなにをやっとるのか。
 
 ほんと、どうするよ名張市。なんどもいってるけど、これはもう、名張まちなか再生委員会の問題ではない。名張市の問題である。われわれ名張まちなか再生委員会は、もうすっきりとしたもんよ。7月の朝の田舎の空のようにすっきりとしている。8月の総会で、まちなか運営協議会は設置いたしません、と決議すればいいだけだもんな。ひるがえって、名張市はどうよ、というと、まちなか運営協議会を自称する詐欺師みたいな組織を相手に、やなせ宿の運営にかんする契約を結んでおる。二年つづけて結んでおる。しかし、いくらなんでもすでにご理解をたまわっているはずではあるけれど、そんな契約には合理的な根拠なんかまるでないのである。全然ない。死ぬほどない。死んだってない。いったん死んでまた生き返ってきたとしても、やっぱりない。だから、どうするよ名張市、という話なのである。
 
 どうするよ、というのは、結局のところ、やなせ宿をどうするよ、ということなのである。まちなか再生事業の幕は引いたとしても、やなせ宿は残る。船は出てゆく煙は残る、残る煙がしゃくのたね、なんちゃってな。ほんと、しゃくのたねであろうな。で、どうするよ、ということになると、名張市がいま望んでいるのは、やなせ宿の運営を名張地区まちづくり推進協議会に丸投げしてしまうことだと思われる。まちなか運営協議会とか称している組織は、名張地区まちづくり推進協議会のダミー組織にほかならない。だから、ダミーなんかではなくて名張地区まちづくり推進協議会がやなせ宿を管理運営する、ということにしたほうが、よほどすっきりするのはたしかである。すっきりして、どうなるか。
 
 事業の実態がはっきりする。いいだけ大風呂敷をおっぴろげ、名張地区既成市街地再生計画策定委員会だの名張まちなか再生委員会だの名張市名物なんちゃって委員会をふたつもつくって大騒ぎしてみたけれど、とどのつまり、まちなか再生事業はやなせ宿整備事業に矮小化されてしまっておしまいである、という実態がはっきりする。要するに、名張市は名張地区に無駄に立派な公衆便所つきの第二公民館をつくってやったんだよな、ということになる、というか、ことにしかならない。すると、ちょっとまずいことになるかもしれんな。名張地区以外の地区から、こんどはうちの番だよな、という声が出てくるかもしれんからな。名張地区に一億円ばらまいて第二公民館つくってやったんだから、今度はうちが税金ばらまいてもらう番だよな、という地区が出てくるかもしれんというわけなのだが、それはやっぱ、ちょっとまずいことだと思う。
 
 最初っからいってるように、やなせ宿は無駄に立派な公衆便所つきの名張地区第二公民館である、なんてことではまずいのである。あの施設は、血税一億円を注ぎこんでつくった市民の共有財産なのである。しかし、そんなふうに思ってる市民なんて、たぶんひとりもいやしないぜ。それ以前に、当の名張地区にだって、やなせ宿は名張地区住民の共有財産だと認識してる住民がいるかどうかとなると、かなりあやしいものだと思う。ほんと、なんであんなもの、つくってしまったんだろうね。これも以前からいってることだけど、やなせ宿ってのはまさしく、だれからも望まれることなく生まれてきた赤子のような施設なのである。太宰治生誕百年を記念していうならば、
 
 ──生れて、すみません。
 
 みたいな施設なのである。わかるか。生まれてすみません、だぞ。生まれたこと自体に、引け目を感じてんだぞ。ふびんな話じゃねーか。おなじすみませんでも、そこら歩ってる犬っころが、あ、道ばたにうんちしちゃった、どもさーせん、とかいってるのとは、天と地とほどわけが違う。魂の叫びのようなすみませんなのであって、こんなことになったのもすべて、なーんにも考えることなくやなせ宿整備に乗り出した名張市がわるいのである。その名張市がいま、なにを考えてるのかっつーと、わるかったことをちっとも反省しようとせず、というか、名張市には反省能力とか学習能力とかいうやつが全然ないようにみうけられるのだが、誤謬だらけだったこれまでのプロセスをまったく無批判に追認し、なんとかこのまま波風立てずに幕を引きたい、ということなのである。これはもう、そうに決まっておるのである。
 
 しかしなあ、強引な幕引きなんて、結局は傷口をより大きくする結果しか招かないと思うぞ。ほんと、どうするよ名張市。ここはひとつ、まわらない頭で幕引きのわるだくみなんかしてないで、まずは潔く、市民に詫びのひとつも入れたらどうよ。
 
 ──あほで、すみません。
 
 とかいってな。きゃはは。
 
 理事会まだぁ〜?
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