三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
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きのうのつづき。
さてこうなると、やなせ宿は名張市における決定的な失政のシンボルというにとどまらず、ここ数年で全国の自治体に蔓延した協働だの新しい時代の公だのといったお題目の不可能性をシンボライズする施設である、ということになるのかもしれない。
4月16日付読売新聞によれば、国土交通省のまちづくり交付金によるハコモノ整備は、昨年度までの四年間で六百件を超えるという。とはいえ、やなせ宿ほどおまぬけなプロセスをたどって整備された無用の長物は、ほかには例がないのではないか。そのプロセスを支えていたのが、いまや無効であることが全国的に証明されつつあるらしい協働なる理念であった。理念らしきものであった。理念らしいと目されていたところのものであった。
しかし実際には、お役所はいっさい何も考えず、ただ国の交付金をあさましく確保して、公設民営方式とかいう虫のいい前提を抜け目なく強要するばかり、あとはそこらのうすらばかを集めた委員会に施設にかんする具体的な検討をどーんと丸投げした。それだけであった。それが、やなせ宿整備における協働なるものの実態であった。正体であった。
で、それがまったく功を奏さなかったわけである。眼もあてられぬ失敗に終わったのである。うすらばかを何十人と集めてみたところで、ばかはどこまで行ってもばかなのである。というより、「馬鹿は百人集まると百倍馬鹿になる」という山本夏彦の至言を地で行ってしまうのである。そうであろうが名張まちなか再生委員会のうすらばかども。おまえらのことだぞこの低能。
したがって、いまや名張市に残された道は、やなせ宿整備の実態を正直に公開し、協働シンドロームの先兵としてお先走りを重ねた自治体が結局どんな末路をたどることになったのか、それを全国に発信することしかないのではないか。そうすることによってしか、名張市が天下に誇りたかったんだけど無残な結果になってしまったやなせ宿、その存在意義をみいだすことはできないのではないか。すなわち、全国の自治体にとってのいわゆる反面教師として、やなせ宿は名張市のシティセールスにおおいに活用されるべきではないかと愚考される次第である。
あだしごとはさておき、名張まちなか再生委員会歴史拠点整備プロジェクトの会議の件。協議事項のふたつめ「歴史・文化連続講座『やなせ塾』開催について」について、当日配布された資料の「開催要項」を引いておく。あくまでも案である。
四回連続の講座を開催する、ということでは合意をみた。ただし、いま引いたのはあくまでも案である。主催がどこになるのか、日程がいつになるのか、現時点では不明である。プロジェクトの主要スタッフが、とりまとめを進めているはずである。
当方としては、べつに異論もないのだが、四回ワンセットでなくちゃやだ、とは伝えておいた。当方が担当する第一週と第二週、これはいつでも開催できるだろう。だからといってこの二週だけ催して、あとの二週は中止する、なんてことでは困るのである。連続講座のメインはいうまでもなく第四週の座談会「まちなかのあすを語る」になるのだから、座談会に欠席者が出るのはしかたないにしても、あくまでも四回ワンセットの連続講座として開催してもらわなければ困るのである。そうでないならごねてやる。さて、どうなるのか。開催できるのか、できないのか。やなせ宿を会場とする連続講座やなせ塾にも、もしかしたら死亡フラグが立ってるのかな。
さてこうなると、やなせ宿は名張市における決定的な失政のシンボルというにとどまらず、ここ数年で全国の自治体に蔓延した協働だの新しい時代の公だのといったお題目の不可能性をシンボライズする施設である、ということになるのかもしれない。
4月16日付読売新聞によれば、国土交通省のまちづくり交付金によるハコモノ整備は、昨年度までの四年間で六百件を超えるという。とはいえ、やなせ宿ほどおまぬけなプロセスをたどって整備された無用の長物は、ほかには例がないのではないか。そのプロセスを支えていたのが、いまや無効であることが全国的に証明されつつあるらしい協働なる理念であった。理念らしきものであった。理念らしいと目されていたところのものであった。
しかし実際には、お役所はいっさい何も考えず、ただ国の交付金をあさましく確保して、公設民営方式とかいう虫のいい前提を抜け目なく強要するばかり、あとはそこらのうすらばかを集めた委員会に施設にかんする具体的な検討をどーんと丸投げした。それだけであった。それが、やなせ宿整備における協働なるものの実態であった。正体であった。
で、それがまったく功を奏さなかったわけである。眼もあてられぬ失敗に終わったのである。うすらばかを何十人と集めてみたところで、ばかはどこまで行ってもばかなのである。というより、「馬鹿は百人集まると百倍馬鹿になる」という山本夏彦の至言を地で行ってしまうのである。そうであろうが名張まちなか再生委員会のうすらばかども。おまえらのことだぞこの低能。
したがって、いまや名張市に残された道は、やなせ宿整備の実態を正直に公開し、協働シンドロームの先兵としてお先走りを重ねた自治体が結局どんな末路をたどることになったのか、それを全国に発信することしかないのではないか。そうすることによってしか、名張市が天下に誇りたかったんだけど無残な結果になってしまったやなせ宿、その存在意義をみいだすことはできないのではないか。すなわち、全国の自治体にとってのいわゆる反面教師として、やなせ宿は名張市のシティセールスにおおいに活用されるべきではないかと愚考される次第である。
あだしごとはさておき、名張まちなか再生委員会歴史拠点整備プロジェクトの会議の件。協議事項のふたつめ「歴史・文化連続講座『やなせ塾』開催について」について、当日配布された資料の「開催要項」を引いておく。あくまでも案である。
第1週
・テーマ 名張の歴史を知る ・サブテーマ 「藤堂家と初瀬街道」 ・開催目的 現在の名張のまちを形成するに至る近世の歴史を知ることにより、なばりまちなかの原風景をイメージする。 ・主催 名張まちなか再生委員会、名張市、名張市教育委員会 ・会場 旧細川邸「やなせ宿」 □ 6月21日午後6:00開場・6:30開始 ・形式 講演会 ・講師 中 相作氏 郷土史研究家 ・入場予定者数 30名 ・スケジュール 午後6:00 受付 □ 午後6:30 担当者あいさつ、趣旨説明他 □ 午後6:45 講演 □ 午後8:15 質疑応答 □ 午後8:50 主催者謝辞 □ 午後9:00 閉会 第2週 ・テーマ 江戸川乱歩を知る ・サブテーマ 「乱歩の歩いた道」 ・開催目的 乱歩が歩いたまち名張は乱歩自身にとってどう写っていたのか。名張の人々との関わりを通して乱歩の気持ちを読み解く。 ・主催 名張まちなか再生委員会、名張市、名張市教育委員会 ・会場 旧細川邸「やなせ宿」 □ 6月28日午後6:00開場・6:30開始 ・形式 講演会 ・講師 中 相作氏 江戸川乱歩研究家 ・入場予定者数 30名 ・スケジュール 午後6:00 受付 □ 午後6:30 担当者あいさつ、趣旨説明他 □ 午後6:45 講演 □ 午後8:15 質疑応答 □ 午後8:50 主催者謝辞 □ 午後9:00 閉会 第3週 ・テーマ 「やなせ宿」の可能性を考える ・サブテーマ 「おもてなしの研究」 ・開催目的 町家の持つ機能と美しさをフルに引き出し、夏の宵に心づくしのおもてなしを考えます。 ・主催 名張まちなか再生委員会、名張市、名張市教育委員会 ・会場 旧細川邸「やなせ宿」 □ 7月5日午後6:00開場・6:30開始 ・形式 体験講座 □ 心地よい音楽や、行燈の優しい光等、心癒される町家空間を体験します。 ・入場予定者数 50名 ・スケジュール 午後6:00 受付 □ 午後6:30 主催者あいさつ、趣旨説明他 □ 午後6:45 自由体験 □ 午後8:15 茶話会 □ 午後8:50 主催者謝辞 □ 午後9:00 閉会 第4週 ・テーマ まちなかのあすを語る ・サブテーマ 「まちなか再生とは」 ・開催目的 まちなか再生にとってほんとうに必要なものは何か? どうすれば再生するのか? 再生とは何か? 根本に立ち戻ってともに考える。 ・主催 名張まちなか再生委員会、名張市、名張市教育委員会 ・会場 旧細川邸「やなせ宿」 □ 7月12日午後6:00開場・6:30開始 ・形式 座談会 ・出席予定者 名張まちなか再生委員会・正副委員長 □ まちなか運営協議会・会長 □ 名張地区既成市街地再生計画策定委員会・委員長 □ 名張市長 □ 名張市環境部長 □ 名張市議会・議長 □ 名張市教育委員会・委員長 □ 名張商工会議所・会頭 ・入場予定者数 20名 ・スケジュール 午後6:00 受付 □ 午後6:30 主催者あいさつ、趣旨説明他 □ 午後6:45 討論会 □ 午後8:15 質疑応答 □ 午後8:50 主催者謝辞 □ 午後9:00 閉会 |
四回連続の講座を開催する、ということでは合意をみた。ただし、いま引いたのはあくまでも案である。主催がどこになるのか、日程がいつになるのか、現時点では不明である。プロジェクトの主要スタッフが、とりまとめを進めているはずである。
当方としては、べつに異論もないのだが、四回ワンセットでなくちゃやだ、とは伝えておいた。当方が担当する第一週と第二週、これはいつでも開催できるだろう。だからといってこの二週だけ催して、あとの二週は中止する、なんてことでは困るのである。連続講座のメインはいうまでもなく第四週の座談会「まちなかのあすを語る」になるのだから、座談会に欠席者が出るのはしかたないにしても、あくまでも四回ワンセットの連続講座として開催してもらわなければ困るのである。そうでないならごねてやる。さて、どうなるのか。開催できるのか、できないのか。やなせ宿を会場とする連続講座やなせ塾にも、もしかしたら死亡フラグが立ってるのかな。
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