三重県名張市のかつての中心地、旧名張町界隈とその周辺をめぐる雑多なアーカイブ。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
まず、名張まちなか再生委員会による5月28日付文書「第4回名張まちなか再生委員会総会の開催について」をごらんいただく。
30日付エントリ「超へんてこな命運である」にも引いておいたが、総会の議題はこう記されている。
つづいて、6月1日の名張まちなか再生委員会の総会で配付された資料から、「平成20年度名張まちなか再生委員会総会次第」のページ。
つまりはこんなあんばい。
事前の案内では議題のひとつとされていた「その他」が、総会当日になって消えてしまった。かわりに、「議事」とはべつのものとして、「その他」という項目が立てられている。「その他」の時間に何がおこなわれるのか、まったくもって予測不能の意味不明、さっぱりなんにもわかんない。
さっぱりなんにもわかんないのではあるけれど、それはそれとしてさてお立ち会い、要するにこれがインチキだというのである。これがペテンだというのである。姑息な詐術である。陋劣な奸計である。とはいうものの、それにまんまと一杯食わされてしまったのだから、どちらがばかなのかと問われればこちらがばかなのだと答えるしかない。すまんなあ。ばかでほんとにすまんなあ。それにしてもだぞ、こんな姑息陋劣な真似までして何かを手中にできたとしても、そんなことのいったいどこが面白いのか。そこに人生の何があるというのか。
いやいや、そんなことぼやいてみたところであとの祭りというやつなのだが、案内の時点では議題のひとつに「その他」があげられていたのだから、よし、この「その他」の時間に爆弾を落としてやろう、と考えてしまうのは当然のことであろう。あすはおれの番だ、そのときはきっと桜の花も満開だろう、などと考えながら、嬉々として爆弾の準備に勤しむのはあたりまえのことであろう。げんに当方、議題の「その他」で投下するべく爆弾を三発ほど用意してあった。それがことごとく無駄になってしまった。よく死んでくれた、そういってください、などといってられるような状況には全然ならなんだのである。
総会の現場で、いったいどんなことがくりひろげられたのか。議案三件が無事に承認されてしまうやいなや、待ってましたといわんばかりのフルスピードで、じつにそそくさとまるで追われてでもいるかのように、「5. 議事」は終了してしまった。あれ? 議案の四件目に「その他」があるんじゃねーの? とか遅ればせながらまぬけにうろたえ、総会資料をひっくり返して議案を確認してみても手遅れである。おーい、と呼ぼうにも、すでに船方さんの姿は見えない。この場合の船方さんというのは議長の比喩なのであるけれど、土手で呼ぶ声、聞こえぬか、と尋ねようにも、議長を担当してくださっていた委員のかたはすでに委員の席に着席していらっしゃるのである。
いまや総会はあわただしく「6. その他」に突入しており、役員が何かしゃべってるなと思っているうちにそれも終わって、気がついたら「7. 閉会」を迎えていたという寸法である。爆弾投下は不本意ながらはたすことができず、おれはまだきょうも生きのびている、だが、雨があがり、虹が橋をかけ、あかね色の夕焼け空がひろがるときに、俺はかならず行く、なんていってみたってどうにもならぬ。総会で爆弾を落とす機会は、じつにどうも一年を経過しなければめぐってこないということになってしまった。われながらばかである。どのようなご批判も謹んでお受けする所存である。
さてそれで、結末は以上のようなことであったとあらかじめお伝えしておいたそのうえで、6月1日に開かれた名張まちなか再生委員会の総会、来賓の挨拶が終わった時点から報告をつづけたい。来賓のみなさんが退席されたあとで、電報が披露された。衆議院議員おふたかた、参議院議員おひとかたから頂戴した電報である。司会者はこれを祝電と紹介していたが、なんだかおかしな話である。名張まちなか再生委員会の総会に送られてくる電報なのであるから、それはどう考えたって弔電でなければならぬ道理ではないか。そうであろうがそうであろうが。瀕死の人間に祝電なんか送ったら叱られてしまうに決まっておろうが。わっはっは。もちろんだーれも怒ってなんかいなかったけどな。わっはっは。わーっはっは。いやー、おかげさまで本日もなかなか快調なようである。この勢いで議事の報告に猛進する。
まず、「平成19年度事業報告について」から。
このページを一瞥するだけで、あれこれの疑念が首をもたげてくる。いちいち指摘することは控えておくが、ふと思いついたので、ここに報告されている「会議開催」の回数をひろってみる。
・名張まちなか再生委員会役員会…………………… 6回
・歴史拠点整備プロジェクト………………………… 1回
・水辺整備プロジェクト……………………………… 1回
・交流拠点整備プロジェクト………………………… 2回
・生活拠点整備プロジェクト………………………… 1回
・歩行者空間整備プロジェクト……………………… 2回
・まちなか運営協議会………………………………… 9回
・NPOなばり実行委員会…………………………… 6回
・乱歩関連施設整備事業検討委員会(仮称)……… 1回
いつつあるプロジェクトがいずれも、年に一回か二回しか会合を開いていない。名張まちなか再生委員会が実質的に機能不全をきたし、膠着状態におちいっていることは、この数字からも明らかであろう。すなわち瀕死なわけである。したがって、生活者がどうとか地域の課題がこうとか、名張の顔がどうとか都市内分権がこうとか、やなせ宿がどうとかまちづくりがこうとか、総会に来賓としておいでくださったみなさんがいくらうわっつらのきれいごとを小間物屋みたいに並べたててみてくれたところで、そんなものにはなんの意味もないのである。名張まちなか再生委員会はもう瀕死なのである。そんな実態をご存じなのかご存じではないのか、どっちにしたって歯の浮くようなおべんちゃらばかり口走ってとっとと逃げるみたいに帰ってしまうだけなのであればこら、来年からは来賓なんか呼んでやらんぞこら、来やがったら水ぶっかけるぞこら、と名張まちなか再生委員会の一員として六人の来賓のみなさんにお伝えしておきたいような気がする。
いやまあ、来賓のみなさんのことはどうだってかまわんのだが、ついでだからもうひとつ、「平成19年度市発注事業実績」も引き写しておこう。機能不全をきたし、膠着状態におちいっているこの組織は昨年度、名張市の税金をどんな名目でどれだけつかったのであろうか。
・公共サイン設置工事………………………………1080万1000円
・細川邸改修工事……………………………………8310万4000円
・桝田医院第2病棟解体除却工事…………………0451万1000円
・桝田医院第2病棟跡地乱歩生誕地碑広場設計…0168万9000円
・城下川沿い道路整備実施設計……………………0039万9000円
・太鼓門散策道測量設計業務………………………0062万9000円
・まちづくり活動推進事業…………………………0472万5000円
全部でいくらになったのか。算出してみる。
・合計…………………………………………… 1億0585万8000円
瀕死の委員会にしては、なかなか豪勢なものである。
どうも切れ切れになって恐縮ではあるが、あすにつづく。
30日付エントリ「超へんてこな命運である」にも引いておいたが、総会の議題はこう記されている。
■議題: ・平成19年度事業経過報告について
□ ・役員改選について □ ・平成20年度事業計画(案)について □ ・その他 |
つづいて、6月1日の名張まちなか再生委員会の総会で配付された資料から、「平成20年度名張まちなか再生委員会総会次第」のページ。
つまりはこんなあんばい。
1. 開会
2. 委員長あいさつ 3. 来賓あいさつ 4. 議長選出 5. 議事 □ 議案第1号 平成19年度事業報告について □ 議案第2号 役員改選(案)について □ 議案第3号 平成20年度事業計画(案)について 6. その他 7. 閉会 |
事前の案内では議題のひとつとされていた「その他」が、総会当日になって消えてしまった。かわりに、「議事」とはべつのものとして、「その他」という項目が立てられている。「その他」の時間に何がおこなわれるのか、まったくもって予測不能の意味不明、さっぱりなんにもわかんない。
さっぱりなんにもわかんないのではあるけれど、それはそれとしてさてお立ち会い、要するにこれがインチキだというのである。これがペテンだというのである。姑息な詐術である。陋劣な奸計である。とはいうものの、それにまんまと一杯食わされてしまったのだから、どちらがばかなのかと問われればこちらがばかなのだと答えるしかない。すまんなあ。ばかでほんとにすまんなあ。それにしてもだぞ、こんな姑息陋劣な真似までして何かを手中にできたとしても、そんなことのいったいどこが面白いのか。そこに人生の何があるというのか。
いやいや、そんなことぼやいてみたところであとの祭りというやつなのだが、案内の時点では議題のひとつに「その他」があげられていたのだから、よし、この「その他」の時間に爆弾を落としてやろう、と考えてしまうのは当然のことであろう。あすはおれの番だ、そのときはきっと桜の花も満開だろう、などと考えながら、嬉々として爆弾の準備に勤しむのはあたりまえのことであろう。げんに当方、議題の「その他」で投下するべく爆弾を三発ほど用意してあった。それがことごとく無駄になってしまった。よく死んでくれた、そういってください、などといってられるような状況には全然ならなんだのである。
総会の現場で、いったいどんなことがくりひろげられたのか。議案三件が無事に承認されてしまうやいなや、待ってましたといわんばかりのフルスピードで、じつにそそくさとまるで追われてでもいるかのように、「5. 議事」は終了してしまった。あれ? 議案の四件目に「その他」があるんじゃねーの? とか遅ればせながらまぬけにうろたえ、総会資料をひっくり返して議案を確認してみても手遅れである。おーい、と呼ぼうにも、すでに船方さんの姿は見えない。この場合の船方さんというのは議長の比喩なのであるけれど、土手で呼ぶ声、聞こえぬか、と尋ねようにも、議長を担当してくださっていた委員のかたはすでに委員の席に着席していらっしゃるのである。
いまや総会はあわただしく「6. その他」に突入しており、役員が何かしゃべってるなと思っているうちにそれも終わって、気がついたら「7. 閉会」を迎えていたという寸法である。爆弾投下は不本意ながらはたすことができず、おれはまだきょうも生きのびている、だが、雨があがり、虹が橋をかけ、あかね色の夕焼け空がひろがるときに、俺はかならず行く、なんていってみたってどうにもならぬ。総会で爆弾を落とす機会は、じつにどうも一年を経過しなければめぐってこないということになってしまった。われながらばかである。どのようなご批判も謹んでお受けする所存である。
さてそれで、結末は以上のようなことであったとあらかじめお伝えしておいたそのうえで、6月1日に開かれた名張まちなか再生委員会の総会、来賓の挨拶が終わった時点から報告をつづけたい。来賓のみなさんが退席されたあとで、電報が披露された。衆議院議員おふたかた、参議院議員おひとかたから頂戴した電報である。司会者はこれを祝電と紹介していたが、なんだかおかしな話である。名張まちなか再生委員会の総会に送られてくる電報なのであるから、それはどう考えたって弔電でなければならぬ道理ではないか。そうであろうがそうであろうが。瀕死の人間に祝電なんか送ったら叱られてしまうに決まっておろうが。わっはっは。もちろんだーれも怒ってなんかいなかったけどな。わっはっは。わーっはっは。いやー、おかげさまで本日もなかなか快調なようである。この勢いで議事の報告に猛進する。
まず、「平成19年度事業報告について」から。
このページを一瞥するだけで、あれこれの疑念が首をもたげてくる。いちいち指摘することは控えておくが、ふと思いついたので、ここに報告されている「会議開催」の回数をひろってみる。
・名張まちなか再生委員会役員会…………………… 6回
・歴史拠点整備プロジェクト………………………… 1回
・水辺整備プロジェクト……………………………… 1回
・交流拠点整備プロジェクト………………………… 2回
・生活拠点整備プロジェクト………………………… 1回
・歩行者空間整備プロジェクト……………………… 2回
・まちなか運営協議会………………………………… 9回
・NPOなばり実行委員会…………………………… 6回
・乱歩関連施設整備事業検討委員会(仮称)……… 1回
いつつあるプロジェクトがいずれも、年に一回か二回しか会合を開いていない。名張まちなか再生委員会が実質的に機能不全をきたし、膠着状態におちいっていることは、この数字からも明らかであろう。すなわち瀕死なわけである。したがって、生活者がどうとか地域の課題がこうとか、名張の顔がどうとか都市内分権がこうとか、やなせ宿がどうとかまちづくりがこうとか、総会に来賓としておいでくださったみなさんがいくらうわっつらのきれいごとを小間物屋みたいに並べたててみてくれたところで、そんなものにはなんの意味もないのである。名張まちなか再生委員会はもう瀕死なのである。そんな実態をご存じなのかご存じではないのか、どっちにしたって歯の浮くようなおべんちゃらばかり口走ってとっとと逃げるみたいに帰ってしまうだけなのであればこら、来年からは来賓なんか呼んでやらんぞこら、来やがったら水ぶっかけるぞこら、と名張まちなか再生委員会の一員として六人の来賓のみなさんにお伝えしておきたいような気がする。
いやまあ、来賓のみなさんのことはどうだってかまわんのだが、ついでだからもうひとつ、「平成19年度市発注事業実績」も引き写しておこう。機能不全をきたし、膠着状態におちいっているこの組織は昨年度、名張市の税金をどんな名目でどれだけつかったのであろうか。
・公共サイン設置工事………………………………1080万1000円
・細川邸改修工事……………………………………8310万4000円
・桝田医院第2病棟解体除却工事…………………0451万1000円
・桝田医院第2病棟跡地乱歩生誕地碑広場設計…0168万9000円
・城下川沿い道路整備実施設計……………………0039万9000円
・太鼓門散策道測量設計業務………………………0062万9000円
・まちづくり活動推進事業…………………………0472万5000円
全部でいくらになったのか。算出してみる。
・合計…………………………………………… 1億0585万8000円
瀕死の委員会にしては、なかなか豪勢なものである。
どうも切れ切れになって恐縮ではあるが、あすにつづく。
PR
この記事にコメントする